Sho : I will play for my country at Thomas cup

sho for Thomas
Sho SASAKI will be the vanguard of Japan at Thomas cup since Kento MOMOTA was suspended

来月15日に開幕が迫った男女別の国・地域別対抗戦トマス・ユーバー杯。2年前の前回大会では、初優勝の快挙を成し遂げた日本男子だが、違法賭博への関与でエースの桃田賢斗選手が出場できなくなり、連覇はおろか、4大会連続のメダル確保さえ厳しい状況だ。そんな中、リオデジャネイロ五輪への出場を逃せば引退することを示唆しているベテラン佐々木翔選手が 、五輪レース終了後ほどなくして行われるトマス杯に、レースの結果にかかわらず、必要とされるのであれば国のために出場する意思を確認した

佐々木選手はシンガポールオープンスーパーシリーズ(SS)の会場で BadPaL の取材に応じ、「まだ五輪レースを戦っている最中」と断った上で、4年前のロンドンに次いで2大会連続となる五輪に出場できなければ引退する可能性を否定しなかった。しかし、レースが終了する5月1日から2週間後の同月15日に中国・昆山で始まるトマス杯への出場意欲を問うと、違法賭博問題の発覚により日本チームが突然直面した窮状も鑑み、「選ばれれば、国のために出る」ときっぱり言い切った

佐々木選手は、2月のトマス杯アジア予選インド・ハイデラバード大会でも、五輪レース終盤の大事な時期、ディフェンディングチャンピオンとして既に本戦出場が確定している予選に出る必要があるのかとの BadPaL の問いに、「五輪レース中でも団体戦は外せない。チームに貢献することだけを考えている」とためらいなく回答。国の代表として戦う団体戦に、特別な思いを抱いていることを示していた

今回、実際に出場を果たせば、33歳の佐々木選手にとって、◆2006年東京大会(ベスト8※第2シングルス)◆08年ジャカルタ大会(ベスト8※第2シングルス)◆10年クアラルンプール大会(銅メダル※第2シングルス)◆12年中国・武漢大会(銅メダル※第1シングルス)◆14年ニューデリー大会(優勝※主に第3シングルス)――に続く、6大会目にして最後のトマス杯となる

Takuma for Thomas
World no.46 Takuma UEDA will be the second man

代表チームの大変な状況を憂えているもう一人が、やはり前回優勝メンバーの上田拓馬選手。昨年後半、腰のケガで試合に出場できず、不本意な形で五輪レースから脱落。今年に入り体調は回復したものの、シンガポールでは、五輪出場という目標を失いモチベーションを保つのが難しいと認めた。ただ、「日本のバドミントン界が厳しい状況に置かれ、自分たちが頑張らなければという気持ちが出てきている。トマス杯などに気持ちを切り替えていきたい」と BadPaL に語った

日本男子は今回の違法賭博問題発覚で、エースの桃田選手だけでなく、コーチ陣が第3シングルスとしての活躍を期待しアジア予選で起用し続けた西本拳太選手も出場できない。一部関係者の間では、前回大会優勝の立役者、田児賢一選手がトマス杯本戦までに調子を戻してくることを期待する声もあったが、その可能性も消滅した

日本バドミントン協会が派遣を決めたトマス・ユーバー杯メンバー(男女各10人)は以下の通り

◆男子

【シングルス】 佐々木翔(世界20位)、上田拓馬(世界46位)、坂井一将(世界109位)、武下利一(世界114位)

【ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界7位)、園田啓悟・嘉村健士(世界17位)、小林優吾・保木卓朗(世界43位)

◆女子

【シングルス】 奥原希望(世界4位)、山口茜(世界11位)、佐藤冴香(世界14位)、大堀彩(世界44位)

【ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)、福万尚子・與猶くるみ(世界9位)、松尾静香・内藤真実(世界10位)

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