Last Day of FINALS : Ayaka/Misaki grab year-end title as SS No.1

SS Final champ
The moment Misaki / Ayaka became SS FINALS champion in DUBAI

スーパーシリーズ(SS)ファイナル決勝、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組が、ロンドン五輪と2014年世界選手権の金メダリスト、中国ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン組を破って、日本選手初のSSファイナル優勝を成し遂げた

2013年のシンガポール、14年はオーストラリア、香港と、上位大会SSの決勝で過去3度対戦し、いずれも苦杯をなめさせられてきた強豪の中国ペアを、この日は完全に凌駕した。固いレシーブで相手の攻撃をことごとく弾き返すと同時に、大きく振り動かして相手の体制を崩した上での攻撃への切り替えも機能した。第1、2ゲームともに追い上げられる場面はあったが、試合後、中国ペアに「こちらのミスが多かったわけではない。何が悪かったのか試合を検証しなければ」と言わせるほど、最後まで試合をコントロールしての快勝だった

Misaki-Ayaka(F)
Hard to break Japanese defense even for World No.1 Chinese

高橋・松友組は試合後、これまで何度も敗れている中国ペアに「決勝でストレート勝ちできるとは信じられない」としながら、目標としてきた大会の1つであるSSファイナルで優勝できてうれしいと感想を述べた

海外が舞台のSSではこれまで、決勝には進むが一度も優勝できていないが、今大会では勝てた。BadPaL が違いは何かと尋ねると、高橋選手は「(決勝で敗れたSSでは)勝ちたいという気持ちが強すぎた。今回は今年最後の試合で、2人のプレーをしっかり出して悔いの残らないようにしよう、という気持ちで臨んだのがよかったと思う」と説明した。松友選手は、準決勝に続いて、試合中に相手のポジションなどが冷静に見えていたのも、そうした姿勢が気持ちの余裕を生んだおかげでは、と付け加えた

ただ第1ゲームを17-17から4連続得点を決め先取し、続く第2ゲーム序盤に4-0とリードした場面では、「勝ちを意識してしまった」(松友)と苦笑い。その後、すぐに追いつかれたが、「気持ちが切り替えられたので、結果的には追いつかれてよかったと思う」と述べた。一方、リードを広げて迎えた第2ゲーム最終盤は、土壇場で逆転される可能性もある「怖い部分」を意識しながらも、絶対勝つという気持ちで臨んだという

SS champ
Next target is another SS title, then World c’ships and Olympic

SS12大会を終え、今シーズンをSSランク1位で終えた高橋・松友組は、SS以外の大会のポイントを含めた世界ランクでも、10月30日~11月26日に初めて1位に立った。この点について、1年を通じてコンスタントに好成績を残した結果が評価されたとの見方を示しながらも、五輪や世界選手権など大きな大会で勝っておらず、「少し恥ずかしい」と話していた2人。今回、シーズンの締めくくりにSSファイナルのタイトルを手にしたことで気持ちは変わったか尋ねると、「まだまだ。自分たちなんかでごめんなさい、という感じ」と自嘲気味に答えた

高橋・松友組に次に目指すところを聞いたところ、「来年5月からスタートする五輪レースの前に、もう1つSSのタイトルを取りたい」と答えた。来シーズンはSSの年間スケジュールが変更され、例年1月に開催されていたマレーシアオープンSSプレミアと韓国オープンSSが、それぞれ4月と9月に先送りされることが決まっている。そのため、レースの前に行われるのは◆全英オープンSSプレミア(3月3~8日)◆インドオープンSS(3月24~29日)◆マレーシアオープンSSプレミア(3月31日~4月5日)◆シンガポールオープンSS(4月7~12日)――の4大会。2人は中でも「全英オープンで勝ちたい」と意欲を示した

TAI TzuYing
TAI TzuYing reached the pinnacle 2014 from the 1st runner-up 2013

女子ダブルス以外の種目では、女子シングルスで台湾タイ・ツーイン選手が、準決勝で山口茜選手の挑戦を退けた韓国ソン・ジヒョン選手に快勝し、昨年の準優勝から一歩進んで、台湾選手として全種目を通じて初めてSSファイナルの頂点に立った。世界ランク9位のタイ選手はこの大会、一次リーグ通過が決まった後の試合で山口選手(世界17位)に敗れたものの、タイのラッチャノク・インタノン選手(世界6位)、中国ワン・イーハン選手(世界3位)、インドのサイナ・ネワル選手(世界4位)、韓国ソン・ジヒョン選手(世界5位)と、格上を連破しての堂々の優勝となった。タイ選手は、11月の香港オープンSSに続いて、今シーズン2勝目

MD final
LEE YongDae / YOO YeonSeong of Korea proved who is World No.1

男子は、シングルスでSSランク1位の中国チェン・ロン選手が、デンマークのハンス・クリスチャン・ビティングス選手を寄せ付けず、2012年に続く2度目のタイトルを手にした。ダブルスでは前日、早川賢一・遠藤大由組に逆転勝ちした中国ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ組が、世界ランク1位の韓国イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン組から第1ゲームを先取し、第2ゲームも19-19まで追い詰めるが、決め切れずに逆転負け。この種目、中国勢による初優勝を逃した。イ・ヨンデ選手は、チョン・ジェソン元選手とのペアで勝利した2009年に続き2度目の優勝

混合ダブルスは、女子ダブルスに続いてこの日2度目の決勝のコートに立ったツァオ・ユンレイ選手がツァン・ナン選手と組む世界ランク1位の中国ペアが同国対決を制し、2010年と11年に手にしていたタイトルを3年ぶりに取り戻した

決勝の結果

【男子シングルス】 チェン・ロン(中国、A1位)〈21-16,21-10〉ハンス・クリスチャン・ビティングス(デンマーク、A2位)

【女子シングルス】 ソン・ジヒョン(韓国、A2位)〈17-21,12-21〉タイ・ツーイン(台湾、B2位)

【男子ダブルス】 ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(中国、A1位)〈21-19,19-21,16-21〉イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国、A2位)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(A1位)〈21-17,21-14〉ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、B1位)

【混合ダブルス】 ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、A1位)〈21-15,21-12〉リュウ・チェン/バオ・イーシン(中国、B1位)

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s