Akane loses in the final but earns valuable experience

Akane-Saina

Non-Chinese,Akane and Saina, occupied WS podium at China Open for the first time ~photo courtesy of Edwin LEUNG

チャイナオープンSSプレミア決勝、山口茜選手は、初めてのSSプレミア決勝の舞台で、インドのサイナ・ネワル選手と初対戦したが、ストレートで敗れ準優勝に終わった。ただ世界のトップ選手だけが集う上位大会SSプレミアで、参戦1年目にして決勝までたどりついたのは快挙。この後、中国をはじめとする対戦相手国のマークが一層きつくなってくるのは否めないが、17歳の若さで今年、5大会すべて一巡できたことも、経験値の観点から、来年以降の躍進につながる期待がある

1991年にチャイナオープンが始まって以来、初めて中国選手不在の決勝となった女子シングルス、第1ゲームは序盤より、実力・実績ともに上のネワル選手に主導権を握られ、山口選手はいいところを見せられないまま12-21で落とす。第2ゲームに入ると、山口選手が積極的に仕掛けていき前半を11-9とリードして折り返す。その後も、粘り強いプレーと正確なショットで長いラリーを制するなど持ち味を発揮して、終盤まで競り合う。そして18-19から2連続得点で先にゲームポイントをつかむ。しかし次の1点を、相手のディセプションを加えたサービスリターン1本であっさり奪われると流れはサイナ選手へ。最後は、山口選手がコート奥を狙って返したサービスリターンがエンドラインを越えてアウトとなり、SSプレミアタイトル初挑戦はあっけない形で幕切れとなった

山口選手は、五輪と世界選手権に次ぐ格付けの国際大会SSプレミアに今年から参戦した。1戦目のマレーシアオープン(1月)では予選2試合に勝利して本戦に上がり、1回戦で当時世界チャンピオンのラッチャノク・インタノン選手(タイ)、2回戦で日本チャンピオンの三谷美菜津選手を連破して、いきなりベスト8の好成績を収めた。

しかし2戦目の全英オープン(3月)は、優勝したアジアジュニア選手権の直後で、初めての欧州遠征による疲れもあり、予選1試合目で敗退。3戦目のインドネシアオープン(6月)は予選こそ突破したものの、1回戦で最初の対戦で勝利したラッチャノク・インタノン選手にリベンジを許してしまい、2大会続けて本戦勝ちなしに終わった

ただ4戦目のデンマークオープン(10月)では、予選2試合に続いて、ドローに恵まれた部分はあるにせよ、本戦1回戦にもようやく勝利でき率直に喜んだ。そして5戦目の今回、予選からの繰り上がりで本戦に進み、2回戦で世界2位の中国ワン・シーシャン選手、準々決勝で同じく中国の若手成長株、世界19位のスン・ユ選手、準決勝で過去2戦2敗だった世界8位の韓国ベ・ヨンジュ選手と、難しい格上ばかりと当たりながらすべてストレート勝ちで決勝進出を果たしたことは評価に値する

加えて、SSプレミア準優勝という今大会の結果を踏まえ、山口選手は、通常のSS優勝(9,200点)を上回るランキングポイント9,350点を獲得。これが上乗せされることで累積ポイントは40,905点となり、20日に更新される世界ランキングは現在の35位から大きく上昇する。日本勢の中でも、今別府香里選手と廣瀬栄理子選手を抜いて、3位に浮上する見込みだ

男子シングルスでは、この大会、過去5回(2003,04,08,09,11年)優勝している中国リン・ダン選手の6回目の優勝を疑うものは少なかった。しかし、失うものなく試合に臨んだインドのキダンビ・スリカンス選手が第1ゲームをリード。リン・ダン選手が後半追い上げ19-17と逆転しても集中力を欠くことなく、ここから4連続得点を決めこのゲームを先取する。第2ゲームに入ってもリン・ダン選手に主導権を渡さず、2点以上点差が開かぬこう着状態のまま試合は後半へ。そして17-16と1点リードした場面から、スリカンス選手が3連続得点を決め4つのマッチポイントをつかむと、リン・ダン選手は1つ凌ぐのが精いっぱい。インドの21歳が初めてのSSプレミア決勝で、五輪2大会連続金メダリストをストレートで倒し優勝する快挙を達成した

スリカンス選手は試合後、世界バドミントン連盟(BWF)に対し、決勝であこがれのリンダン選手を倒す夢が実現した喜びを示し、ゆっくりとした球回しを心掛けたことを明かした。一方、リン・ダン選手は、自国開催の大会で負けたのは残念としながらも、前月デンマークオープンで痛めた膝が十分回復しておらず、むしろ決勝まで勝ち上がることができたことに一定の評価を下した

男子ダブルスは、世界ランク1位の韓国イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン組に、世界9位の中国ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ組が挑んだ。中国ペアは、準々決勝の平田典靖・橋本博且組戦での薄氷の勝利を勢いにかえて決勝まで勝ち進んできたが、ストレートで敗れ、韓国エースペアのチャイナオープン2連覇を阻止することはできなかった

中国の新旧世界チャンピオン対決となった女子ダブルスは、2013年世界選手権を制したユー・ヤン/ワン・シャオリ組が、今年の覇者ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン組をファイナルゲーム22-20で振り切り、大会史上初の4連覇を達成した。同時に、年5回開催されるSSプレミアで、3月の全英オープン、10月のデンマークオープンに続く今季3勝目をあげた

混合ダブルス世界1位の中国ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ組の決勝の相手は、これが今年4大会目の出場となる韓国ユ・ヨンソン/オム・ヘウォン組。予選からの勝ち上がりながら、準々決勝で世界2位の中国シュー・チェン/マー・ジン組を破るなど実力のあるペアで、第1ゲームを23-25で奪われる。しかし全種目を通じて唯一、「世界選手権のタイトルを持つ世界1位」である中国ペアが実力を発揮し、第2、第3ゲームを取り返して、今季SSプレミア初勝利とともに自国開催の大会で2011年に続く2回目の優勝を成し遂げた

決勝の結果

【男子シングルス】 リン・ダン(中国、世界14位)〈19-21,17-21〉キダンビ・スリカンス(インド、世界16位)

【女子シングルス】 サイナ・ネワル(インド、世界5位)〈21-12,22-20〉山口茜(世界35位※予選繰り上がり)

【男子ダブルス】 イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国、世界1位)〈21-14,21-15〉ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(中国、世界9位)

【女子ダブルス】 ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界5位)〈21-16,19-21,22-20〉ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界4位)

【混合ダブルス】 ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)〈23-25,21-14,21-18〉ユ・ヨンソン/オム・ヘウォン(韓国、世界104位※予選勝ち上がり)

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