
ベトナムオープングランプリ(GP)が、9月1~7日にベトナム・ホーチミンで行われ、奥原希望選手と大堀彩選手が女子シングルスの表彰台に立った
この種目、日本勢の中でそれぞれ9番手、13番手につける2人だが、ともにGPでは既に2度優勝している。今回、3つ目のGPタイトルを手にしたのは、初戦から1ゲームも落とさずに勝ち上がった奥原選手。決勝でも大堀選手をストレートで下し、7月のロシアオープンGP準決勝での敗戦のリベンジを果たした
2012年世界ジュニアチャンピオンの奥原選手は、12年カナダオープンGP、14年ニュージーランドオープンGPを制した。一方、2013年アジアジュニアチャンピオンの大堀選手は、13年と14年にロシアオープンGPを連覇している
世界ランク(9月4日付)で見た日本の女子シングルス選手の順列は、◆三谷美菜津(世界13位、A代表)◆高橋沙也加(同14位、A代表)◆廣瀬恵理子(18位、A代表)◆佐藤冴香(48位)◆橋本由衣(51位、B代表)◆今別府香里(56位、B代表)◆伊東可奈(68位)◆山口茜(71位、A代表)◆奥原希望(80位、B代表)◆楠瀬由佳(92位)◆打田しづか(96位、B代表)◆峰歩美(106位)◆大堀彩(122位、B代表)――

一方、男子ダブルスでは数野健太・山田和司組が決勝に進んだが、インドネシアのベテランと若手のペア、ヘンドラ・アプリダ・グナワン/アンドレイ・アディスティア組を相手に先にマッチポイントを握りながら逆転負け。7月のロシアオープンに続くGP2勝目を逃した。逆にインドネシアペアは、7月の台湾オープンGPゴールドに続き国際大会2連勝
なお今大会では、2日目に試合会場の天井が崩落。けが人はなかったものの、会場と試合スケジュールの変更を余儀なくされた。しかし、準々決勝まで選手が1日2試合をこなすなどした結果、準決勝と決勝は当初予定通りに行われた
決勝の結果
【男子シングルス】 ディオニシウス・ハヨム・ルンバカ(インドネシア、世界25位)〈18-21,21-15,21-18〉H.S.プラノイ(インド、世界50位)
【女子シングルス】 奥原希望(世界80位)〈21-15,21-11〉大堀彩(世界122位)
【男子ダブルス】 ヘンドラ・アプリダ・グナワン/アンドレイ・アディスティア(インドネシア、世界64位)〈15-21,23-21,21-17〉数野健太・山田和司(世界75位)
【女子ダブルス】 マレサ・デア・ジオバ二/ロシタ・エカ・プトリ・サリ(インドネシア、世界222位)〈21-19,15-21,21-10〉マハデウィ・イスティラニ・二・ケトゥット/ゲビー・リスティヤニ・イマワン(インドネシア、世界227位)
【混合ダブルス】 ムハンマド・リジャル/ビタ・マリッサ(インドネシア、世界27位)〈21-18,21-10〉イルファン・ファディラー/ウェ二・アングライニ(インドネシア、世界44位)