
世界バドミントン連盟(BWF)が昨年末に発表していた、テニスの審判補助システム「ホークアイ」に相当する、カメラの再生映像を使ったラインジャッジの確認システムが、マレーシアオープンSSの開催期間中、試合会場のプトラ・スタジアムで試験導入された
「Extra Eyes」と称するこのシステムは、コート脇に設置された複数の小型カメラでシャトルをとらえ、その再生映像から線審による判断が難しい微妙なインまたはアウトを、選手のアピールに基づき判定するもの
今回の試験は、マレーシアオープンSSに出場した選手の多くが気付いていない中、ひっそりと実施された。ラインに対し平行に近い形で飛んでくるシャトルの判定は鮮明だったが、ラインに対し直角に近い形で着地するシャトルの判定には、まだ改善の余地があるようだ
ただ、BWFは試験結果をおおむね良好に受け止めているようで、同じ会場で5月に開催される男女混合国・地域別対抗戦スディルマン杯での導入を目指す意向を示している