Ayaka/Misaki becomes the finalist of Malaysia Open SS

Challenging to the first tile of SS
Challenge to the first title of SuperSeries

マレーシアオープンSS準決勝、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組は、準々決勝で前田美順・垣岩令佳組を倒して勝ち上がってきたシンガポールのオリンピック代表、シンタ・ムリア・サリ/ヤオ・レイ組にストレート勝ち。昨年10月のデンマークオープンSSプレミアに続いて、上位大会でファイナリストの座をつかみとり、初のSSタイトル載冠に向け、挑戦権を得た

高橋・松友組は第1ゲーム序盤、6連続得点でリードを奪うと、試合を優位に進める。19-15となったところからシンガポールペアが粘りを見せて追いつき、20-20までもつれるが、続く2点を取り振り切った。第2ゲームに入ると完全に日本ペアのペースで、16-6と大きくリード。ところが、ここからじりじりと点差を詰められ、「あたふたしてしまった」と試合後明かした高橋選手のミスもあり、18-14まで迫られる。しかし、「第1ゲームを取っていて、まだ点差もある」と気持ちを切り替えた途端、連続得点が決まり、21-14で勝利を手にした

準々決勝で突然、緊張に襲われた松友選手は試合後、BadPaL に対し、「今回は緊張することなく試合に臨めた」と笑顔で語った上で、試合前にコーチと話し合ったサリ選手に球を集める戦略が奏功したと説明した。決勝で対戦する、ロンドン五輪金メダルのティエン・チン選手と、2011年ジャパンオープンSSで初優勝したバオ・イーシン選手が組む中国ペアについては、「ペアとしてのプレーはまだ見たことがないが、2人の特徴から、バオ選手が前衛につきティエン選手が後ろから強打するイメージ」と述べ、粘り強いレシーブからチャンスを見出したいと決勝に向けた意気込みを語った

KUNCORO knows how to win better than TAGO does
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男子シングルスの田児賢一選手は、インドネシアの実力者で、昨年、ケガからの本格復帰を果たし、最近世界ランク1ケタ台に入ってきたソニー・ドゥイ・クンチョロ選手と対戦。「いつも以上に吹いていた」という風に苦しみ、風上のコートに入るとシャトルコントロールに苦しみバックアウトを連発。第1ゲームを12-21で落とし、第2ゲームも16-19と追い詰められる。しかしここからスピードを上げて連続得点を決め21-19と逆転に成功し、ファイナルゲームに持ち込んだ。ファイナル序盤、速いプレーのまま突き放しにかかるが、試合巧者のクンチョロ選手に交わされ、前半を5-11で折り返す。エンドが変わって風下側に入ると、積極的にラリーを仕掛けて追撃。15-15で追いつくと、主導権を奪い返し19-17までリードを広げる。しかしここで、「焦ってしまい、それまで大きく展開していたのを低くしてしまった」(田児選手)ところをクンチョロ選手に捕まり、19-20と土壇場で逆転されてしまう。あきらめない田児選手はマッチポイントを2度凌いだが、3度目は、試合巧者らしいクンチョロ選手の相手の裏をかくプレーに反応できず、昨年に続く決勝進出を目前にして涙を飲んだ

田児選手は BadPaL の取材に応じ、「第2ゲームを取り返し、ファイナルゲーム19-17まで持ち込めたのは良かったが、ああいう場面で自分をコントロールできなかったのが悔しい」と試合直後の感想を語った。また、「ソニー(クンチョロ選手)の方が勝ち方を知っていた。シャトルコントロールが上手かった」と相手の強さを認めた上で、「全盛期のソニーならああいう風に足が止まることはなかった。今の彼だから競ることができた。そういう基準でとらえたい」と、結果を謙虚に受け止めていた

一方のクンチョロ選手は BadPaL に対し、田児選手について、「前回(2009年スディルマン杯)対戦した時に比べ、技術的な進歩とともに、自信を持って試合に臨んできていた」と述べ、成長を認めた

このほかの試合では、地元マレーシア期待のリー・チョンウェイ選手が、デンマークのヤン・ヨルゲンセン選手に勝ち、前人未到の大会通算9勝目に王手をかけた。また男子ダブルスの韓国イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン組はあすの決勝で、昨年12月から続く国際大会5連続優勝に挑む

準決勝の結果は以下の通り

【男子シングルス】 リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)〈21-13,17-21,21-12〉ヤン・ヨルゲンセン(デンマーク、世界15位)、ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア、世界5位)〈21-12,19-21,23-21〉対田児賢一(世界8位)

【女子シングルス】 サイナ・ネワル(インド、世界2位)〈20-22,14-21〉タイ・ツーイン(台湾、世界12位)、ベ・ヨンジュ(韓国、世界15位)〈15-21,18-21〉ヤオ・シュエ(中国、世界151位※予選勝ち上がり)

【男子ダブルス】 イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界6位)〈21-11,21-15〉リム・キムワー/ゴー・ウェイシェム(マレーシア、世界30位)、ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界66位)〈21-12,21-11〉チャイ・ビアオ/リュウ・シャオロン(中国)

【女子ダブルス】 ティエン・チン/バオ・イーシン(中国、世界141位)〈21-13,21-17〉ビタ・マリッサ/アプリルサシ・プトリ・レジャルサル・バリエラ(インドネシア、世界171位)、高橋礼華・松友美佐紀(世界6位)〈22-20,21-14〉シンタ・ムリア・サリ/ヤオ・レイ(シンガポール、世界13位)

【混合ダブルス】 チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界3位)〈12-21,21-18,21-16〉ロベルト・マティウシアク/ナディエズダ・ジーバ(ポーランド、世界8位)、ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティナ・ペダーセン(デンマーク、世界6位)〈21-14,21-17〉プラビーン・ジョーダン/ビタ・マリッサ(インドネシア、世界326位)

 

決勝の組み合わせ

【男子シングルス】 リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)対ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア、世界5位)

【女子シングルス】 タイ・ツーイン(台湾、世界12位)対ヤオ・シュエ(中国、世界151位※予選勝ち上がり)

【男子ダブルス】 イ・ヨンデ/コ・ソンヒョン(韓国、世界6位)対ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界66位)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界6位)対ティエン・チン/バオ・イーシン(中国、世界141位)

【混合ダブルス】 チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、世界3位)対ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/クリスティナ・ペダーセン(デンマーク、世界6位)

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