韓国オープンSSプレミア決勝、世界ランク1位のリー・チョンウェイ選手(マレーシア)と世界選手権覇者のリン・ダン選手(中国)の今年最初の対戦は、フルゲームの末にリー選手に軍配が上がった


昨年の決勝と同じ顔合わせとなったこの試合、第1ゲームは前半こそ競り合いになるも、その後はリン選手が余裕すら感じさせるプレーで攻守にリー選手を圧倒。リー選手は打開策を見出せないまま12-21で敗れた
第2ゲーム序盤はリン選手のペースで進むが、リー選手が追い付き、11-10と逆転してインターバルに入る。後半は一進一退となり18-18まで進むが、ここからリン選手のミスが3つ続き、リー選手がこのゲームを21-18で取る
ファイナルゲームは、リー選手のクロスショットやフェイントなどの攻撃が決まりだし、11-8で折り返す。リン選手も離されまいとついていくが、明らかにミスが目立つようになり、点差は徐々に開き、最後はリー選手がスマッシュを決め21-14で勝利。昨年の雪辱を果たした
リー選手は昨年、リン選手に1勝4敗と大きく負け越したが、オリンピックイヤーの今年は幸先良く先勝した
男子ダブルスでは地元韓国のエース、チョン・ジェソン/イ・ヨンデ組の3連覇に期待がかかったが、世界1位の中国カイ・ユン/フー・ハイファン組が阻んだ
韓国選手はお家芸とも言えるダブルス3種目で決勝に進んだが、いずれも中国ペアに敗れ、自国でのタイトル獲得は果たせなかった
各種目決勝の結果
【男子シングルス】 リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)〈12-21,21-18,21-14〉リン・ダン(中国、世界2位)
【女子シングルス】 ワン・シーシャン(中国、世界3位)〈21-12,21-17〉ジアン・ヤンジャオ(中国、世界6位)
【男子ダブルス】 カイ・ユン/フー・ハイファン(中国、世界1位)〈18-21,21-17,21-19〉チョン・ジェソン/イ・ヨンデ(韓国、世界2位)
【女子ダブルス】 ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界2位)〈21-18,21-13〉キム・ミンジュン/ハ・ジュンユン(韓国、世界4位)
【混合ダブルス】 シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界2位)〈21-12,19-21,21-10〉イ・ヨンデ/ハ・ジュンユン(韓国、世界12位)