韓国オープンＳＳプレミア準決勝、ペア結成以来、最強を誇ってきた女子ダブルス世界ランク１位の中国ユー・ヤン／ワン・シャオリ組が、約１年ぶりに外国ペアに敗れた
快挙を成し遂げたのは地元韓国のエースペア、キム・ミンジュン／ハ・ジュンユン組（世界４位）。互いに１ゲームずつを取り合って迎えたファイナルゲーム、会場を埋めた地元観衆の大声援に後押しされ、11-11から一気に加速。20-13とマッチポイントを握る。ここから中国ペアが４連続得点で追い上げるが、反撃もここまで。韓国ペアが21-17で決勝進出を決めた
ユー／ワン組は2010年の世界選手権後からペアを組みはじめ、初戦となった同年９月のチャイナマスターズＳＳと続くジャパオープンＳＳで２週連続優勝を果たす。しかし12月のチャイナオープンＳＳ１回戦でマレーシアのチン・イエイフイ／ゴー・リュウイン組相手に第１ゲーム途中で棄権により敗退した。それでも同年最後の香港オープンＳＳは再び優勝で締めくくった
11年に入ると、１月のマレーシアオープンＳＳ決勝で中国ツァオ・ユンレイ／ティエン・チン組にフルゲームの末に敗れたのと、９月のチャイナマスターズＳＳ決勝で中国タン・ジンフア／フアン・シア組を相手に第１ゲーム終了時点で途中棄権した以外は、出場した大会すべてで優勝。昨年末時点のランキングポイントが、全種目の選手の中で唯一、10万ポイントを超える圧倒的な強さを見せていた
男子シングルスでは、日本から唯一、準決勝に勝ち残った佐々木翔選手が、中国リン・ダン選手に挑んだが、16-21,14-21で跳ね返され、決勝進出はならなかった。これで両選手の通算対戦成績は、佐々木選手の１勝７敗となった
各種目準決勝の結果
【男子シングルス】 リー・チョンウェイ（マレーシア、世界１位）〈21-8,21-13〉ドゥ・ペンユ（中国、世界11位）、リン・ダン（中国、世界２位）〈21-16,21-14〉佐々木翔（世界６位）
【女子シングルス】 ワン・イーハン（中国、世界１位）〈13-21,19-21〉ジアン・ヤンジャオ（中国、世界６位）、ワン・シーシャン（中国、世界３位）〈21-15,21-16〉ベ・ヨンジュ（韓国、世界14位）
【男子ダブルス】 カイ・ユン／フー・ハイファン（中国、世界１位）〈21-13,21-14〉コ・ソンヒョン／ユ・ヨンソン（韓国、世界４位）、チョン・ジェソン／イ・ヨンデ（韓国、世界２位）〈21-15,27-25〉キム・ギジョン／キム・サラン（韓国、世界34位）
【女子ダブルス】 ユー・ヤン／ワン・シャオリ（中国、世界１位）〈21-12,15-21,17-21〉キム・ミンジュン／ハ・ジュンユン（韓国、世界４位）、ツァオ・ユンレイ／ティエン・チン（中国、世界２位）〈24-26,21-5,21-13〉キム・ハナ／ジュン・キュンユン（韓国、世界11位）
【混合ダブルス】 シュー・チェン／マー・ジン（中国、世界２位）〈21-17,21-8〉ヨアキム・フィッシャー・ニールセン／クリスティナ・ ペダーセン（デンマーク、世界３位）、イ・ヨンデ／ハ・ジュンユン（韓国、世界12位）〈21-18,21-15〉アレクサンドロ・ニコラエンコ／バレリ・ソロキナ（ロシア、世界 24位）
決勝の組み合わせは以下の通り。男子シングルスは昨年のこの大会の再現、リー・チョンウェイ選手対リン・ダン選手となった。男子ダブルスでは、地元期待のチョン・ジェソン／イ・ヨンデ組が大会３連覇を狙う
【男子シングルス】 リー・チョンウェイ（マレーシア、世界１位）対リン・ダン（中国、世界２位）
【女子シングルス】 ワン・シーシャン（中国、世界３位）対ジアン・ヤンジャオ（中国、世界６位）
【男子ダブルス】 カイ・ユン／フー・ハイファン（中国、世界１位）対チョン・ジェソン／イ・ヨンデ（韓国、世界２位）
【女子ダブルス】 ツァオ・ユンレイ／ティエン・チン（中国、世界２位）対キム・ミンジュン／ハ・ジュンユン（韓国、世界４位）
【混合ダブルス】 シュー・チェン／マー・ジン（中国、世界２位）対イ・ヨンデ／ハ・ジュンユン（韓国、世界12位）
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