世界選手権3日目、各種目2回戦を終えベスト16が出揃い、日本勢はシングルス2人、ダブルス8組が勝ち残った。このうち女子ダブルスは次のラウンドで、日本選手同士の対決(末綱・前田組対高橋・松友組)がある

10日に出場した日本選手の中では、男子シングルスの佐々木翔選手と混合ダブルスの池田信太郎・潮田玲子組が危なげなく勝利した

女子シングルスの佐藤冴香選手は、ドイツ選手を相手に第1ゲームこそ競り合うも、続く第2ゲームは一方的に得点を重ねてストレート勝ち。日本の女子シングルス陣で唯一、3回戦(ベスト16)に駒を進めた
男子ダブルスの平田典靖・橋本博且組は、オランダペアから第1ゲームを21-14で奪った後、第2ゲームを18-21で取り返されタイに持ち込まれる。ファイナルゲームでも1点を争う攻防が続くが、平田・橋本組が12-12から一気に抜け出し、21-12で勝ちをつかみ取った
女子ダブルスの藤井瑞希・垣岩令佳組は元世界ランク1位のチン・イエイフイ/ウォン・ペイティ組(マレーシア)と対戦。第1ゲームを22-16で先取するも、第2ゲームはもたつき、22-24で落とす。ファイナルゲームでも、相手に先にマッチポイントを握られ追い詰められるが、ここから開き直り、22-20で辛くも勝利を収めた。これで日本の女子ダブルス陣は、エントリーした4ペアすべてがベスト16に入った
ベスト16入りを果たした日本選手は以下の通り
【男子シングルス】 佐々木翔
【女子シングルス】 佐藤冴香
【男子ダブルス】 平田典靖・橋本博且組、佐藤翔治・川前直樹組、早川賢一・遠藤大由組
【女子ダブルス】 末綱聡子・前田美順組、藤井瑞希・垣岩令佳組、松尾静香・内藤真実組、高橋礼華・松友美佐紀組
【混合ダブルス】 池田信太郎・潮田玲子組
なおこの日は、男子シングルスの第4シード、昨年の世界選手権で銀メダルを獲得したインドネシアのタウフィック・ヒダヤット選手がシンガポールのウォン・ジリアン・デレク選手にストレートで敗れる波乱があった。男子シングルスのシード選手の中ではこれまでに、中国のチェン・ロン選手(第5シード)や田児賢一選手(第15シード)が1回戦で姿を消している