2016 Finalists reunite in 2020 Semifinals

全英オープン(SUPER1000)準々決勝、男子シングルスを除く4種目で、4年前の優勝者が勝ち上がり、準決勝に顔を連ねた

これらは、◆女子シングルス:奥原希望◆男子ダブルス:ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ◆女子ダブルス:高橋礼華・松友美佐紀◆混合ダブルス:プラビーン・ジョーダン(※パートナーは当時と異なる)――

2016 WD champion Ayaka/Misaki @archives

このうち高橋・松友は、連覇を狙う第1シードのチェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国)と対戦。第1ゲーム先取後、第2ゲームはマッチポイント(20-19)をつかみながら逆転されるが、崩れることなく、ファイナルゲーム後半、8連続得点を決め勝利。2017年以降、勝ち負けを繰り返してきている現世界1位のライバルに、前回、昨年9月中国オープン(SUPER1000)決勝での敗戦の借りをきっちり返した

女子ダブルスではほかに、18年準優勝、19年ベスト4の福島由紀・廣田彩花が韓国1番手のキム・ソヨン/コン・ヒヨンをストレートで破って、3年連続のベスト4入り。準決勝で高橋・松友と対戦する

奥原は、現世界女王プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド)を相手に、オープニングゲームを一方的な展開で落とすも、続く2ゲームを奪い返して逆転勝ち。前回、昨年8月の世界選手権決勝で大敗を喫した世界トップの1人を、同じく大舞台の位置付けにある全英オープンで攻略してみせた

2016 MD Runner-up Hiroyuki ENDO @archives

また、2016年ファイナリストの1人、遠藤大由(※当時のパートナーは早川賢一)も渡辺勇大とのペアで、連覇のかかるヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサンを18年12月ワールドツアーファイナルで挙げた初勝利以来、1年3カ月ぶりに破り、勝ち上がった。準決勝では、遠藤が16年の決勝で敗れた相手、イワノフ/ソゾノフと、バーミンガムでは4年ぶりに対峙する

一方、2019年の女子ダブルス準優勝、永原和可那・松本麻佑と、女子シングルスベスト4の山口茜は、中国2番手リ・インフェイ/ドゥ・ユエ、リオ五輪金メダリストのカロリナ・マリン(スペイン)にそれぞれ敗れ、昨年の成績に届かずベスト8で今年の全英を終えた

日本勢不在の2種目を見ると、混合ダブルスで、前日の第1シード、ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオンに続いて、この日は第2シードのワン・イーリュ/ホワン・ドンピンが、プラビーン・ジョーダン/メラティ・ダエバ・オクタビアンティ(インドネシア)に逆転負けを喫し、敗退。優勝の行方は混とんとしてきた

そんな中、2回戦で渡辺勇大・東野有紗を破った開催国イングランドのマーカス・エリス/ローレン・スミスが、世界ランク上位のタン・チュンマン/ツェ・インシュー(香港)に第2ゲーム、3つのマッチポイント(17-20)を握られる絶対的不利な状況をひっくり返して逆転勝ち。勢いに乗ってきている

男子シングルスでは、全英オープン初出場のリー・ヅージア(マレーシア)が、2013年と15年優勝のチェン・ロン(中国)にストレート勝ち。ノーシードから4強の一角を占めた

準々決勝の結果

【男子シングルス】

チョウ・ティエンチェン(台湾、第1シード)<21-11,21-12>ワン・ツーウェイ(台湾)

アナース・アントンセン(デンマーク、第5シード)<21-10,21-13>ラスムス・ゲムケ(デンマーク)

チェン・ロン(中国、第3シード)<12-21,18-21>リー・ヅージア(マレーシア)

ビクター・アクセルセン(デンマーク、第2シード)<21-15,21-7>シー・ユーチ(中国、第7シード)

【女子シングルス】

チェン・ユーフェイ(中国、第1シード)<17-21,21-15,21-17>ラッチャノク・インタノン(タイ、第5シード)

奥原希望(第4シード)<12-21,21-15,21-13>プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第6シード)

山口茜(第3シード)<15-21,12-21>カロリナ・マリン(スペイン、第8シード)

タイ・ツーイン(台湾、第2シード)<21-9,21-11>ポーンパウィー・チョチュウォン(タイ)

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)<21-17,21-19>アーロン・チア/ソー・ウーイイク(マレーシア、第8シード)

リー・ヤン/ワン・チリン(台湾、第7シード)<18-21,21-18,21-14>リュウ・チェン/ホワン・カイシアン(中国)

クリス・ラングリッジ/マーカス・エリス(イングランド)<18-21,21-11,8-21>ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ(ロシア)

ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、第2シード)<19-21,18-21>遠藤大由・渡辺勇大(第6シード)

【女子ダブルス】

チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)<12-21,22-20,12-21>高橋礼華・松友美佐紀(第7シード)

福島由紀・廣田彩花(第3シード)<21-17,23-21>キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国、第5シード)

シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、第4シード)<21-17,21-23,21-11>チャン・イエナ/キム・ヘリン(韓国)

永原和可那・松本麻佑(第2シード)<21-14,18-21,13-21>リ・インフェイ/ドゥ・ユエ(中国、第6シード)

【混合ダブルス】

ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国、第6シード)<21-16,21-19>ロビン・タベリング/セリーナ・ピーク(オランダ)

デチャポン・プアバラヌクロー/サプシリー・テラッタナチャイ(タイ、第3シード)<21-17,21-11>ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第8シード)

タン・チュンマン/ツェ・インシュー(香港)<26-24,20-22,11-21>マーカス・エリス/ローレン・スミス(イングランド)

ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)<21-15,19-21,19-21>プラビーン・ジョーダン/メラティ・ダエバ・オクタビアンティ(インドネシア、第5シード)

準決勝の対戦カード

【男子シングルス】

チョウ・ティエンチェン(台湾、第1シード)対アナース・アントンセン(デンマーク、第5シード)

ビクター・アクセルセン(デンマーク、第2シード)対リー・ヅージア(マレーシア)

【女子シングルス】

チェン・ユーフェイ(中国、第1シード)対奥原希望(第4シード)

タイ・ツーイン(台湾、第2シード)対カロリナ・マリン(スペイン、第8シード)

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)対リー・ヤン/ワン・チリン(台湾、第7シード)

遠藤大由・渡辺勇大(第6シード)対ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ(ロシア)

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第3シード)対高橋礼華・松友美佐紀(第7シード)

シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、第4シード)対リ・インフェイ/ドゥ・ユエ(中国、第6シード)

【混合ダブルス】

デチャポン・プアバラヌクロー/サプシリー・テラッタナチャイ(タイ、第3シード)対ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国、第6シード)

プラビーン・ジョーダン/メラティ・ダエバ・オクタビアンティ(インドネシア、第5シード)対マーカス・エリス/ローレン・スミス(イングランド)

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