Two out of Three Japanese make finals in Bangkok

タイマスターズ(SUPER300)準決勝、日本選手は勝ち残り3人のうち、山口茜西本拳太が決勝に進んだ

山口の相手は、カロリナ・マリン。今シーズンの開幕戦、前々週のマレーシアマスターズ(SUPER500)でオープニングゲームで、わずか4点しか取れず圧倒されていただけに、出だしが注目された

前半は互いに点を取り合う展開で9-9まで進むが、ここからマリンが8連続得点。前回ほどの点差はつかなかったが14-21で落とし、相手に主導権をつかまれる

続く第2ゲーム、序盤こそリードを許すが、ほどなく追いつき、逆転にも成功して19-13と優位に立つ。ところがここから、それまで攻めてきてくれたマリンがクリアなどを打ち混ぜてきたのに対応できず、7連続失点で19-20とマッチポイントを握られてしまう。一転して敗戦目前に追い詰められた山口だが、この窮地に踏んばり、気持ちを切らさず攻めて23-21。ゲームカウントを1対1のタイに戻す

ファイナルゲームは、絶好の勝機を逸し心身ともに下げ基調になったマリンを山口が終始リード。16-9から終盤2点差(20-18)まで追い上げられながらも、勝利。ワールドツアーでは昨年7月のジャパンオープン(SUPER750)以来となる、決勝進出を決めた

山口は BadPaL に対し、この試合の自らのパフォーマンスを、「相手は3連戦の疲れもありスピードが落ちていたと思うが、(自分も)最近の中では動きが良かった。相手を見てプレーができ、速いラリーの中でも無理せず落ち着いてついていけた」と評した

前回4点に抑えられた第1ゲームの入りについて問うと、スロースタートにならないように「アップの段階から、意識していつもよりしっかり準備した。動けていた」と答えた

決勝でも、「結果を気にせず、自分のプレーを出す」ことに専念するとした

男子シングルスの西本は、世界ジュニア3連覇の偉業を遂げた開催国タイの18歳、クンラウット・ウィティサンとの初対戦に臨んだ

第1ゲーム、20-13で足踏み。5連続失点で2点差まで詰められる場面はあったが、これ以外は危なげなく試合をコントロールして、次世代の挑戦を退けた

西本は試合後、BadPaL の取材に応じ、「(若手に)負けられない気持ちを持ちつつも、力のある選手。年齢に関係なく警戒して試合に入った」とコメントした

7歳下の世界ジュニア3年連続王者、クンラウットについては、「巧みな技やスピード、1発のスマッシュもある」と評する一方で、ロビングやクリアなどにこの先、改善の余地ありと指摘。その上で、「男子シングルスはバドミントンの花形。盛り上げるためにも、若手に対しては壁になっていきたい」と述べた

男子シングルス準決勝もうひと試合は、ウン・カロン(香港)がシー・ユーチ(中国)を破って決勝に進んだ

西本に、同じ25歳のウン・カロンと対峙する決勝に向けた意気込みを聞くと、タイトルは正直欲しい、と認めつつ、そこは意識せず。「過去の対戦成績(5勝1敗)に関係なく、明日は明日で。『肉弾戦』に持ち込めれば」と答えた。西本がワールドツアーで決勝を戦うのは、昨年3月のドイツオープン(SUPER300)以来10か月ぶり。この時は、準決勝で第2シードのチョウ・ティエンチェン(台湾)に勝ち、決勝で第1シードの桃田賢斗に敗れた

大堀彩は、昨年2戦2敗と連敗した韓国の17歳アン・セヨンから初勝利を狙った

しかし、第2シードのラッチャノク・インタノンを破った準々決勝に比べ動きが重く、主導権を奪えそうでなかなか奪えない。さらに、ラリーと配球で相手を崩しながら、甘くなった返球をネットにかけるミスも散発し、流れを呼び込めないままストレート負け。3度目の正直は果たせず、ベスト4で大会を終えた

大織は敗戦後、BadPaL に対し、3連戦の疲労があるのは否定しないが、朝起きた時はそうでもなく、「きょう1試合だけ」と集中していた。しかし、「いざコートに入ると、昨日までと違い体力的にきつかった」と率直に明かした。また、チャンス球を決め切れなかった場面は、「勝ちたい気持ちが強く、精神的な焦りがあった」と認めた

ただ、いずれもプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド)に負け、10連敗となり、「どうしたら勝てるのか」と苦しい気持ちを吐露していた前2週の大会マレーシアマスターズとインドネシアマスターズに比べると、今大会では手応えも感じられた様子。年始より続いた代表合宿とワールドツアー3連戦のスケジュールを消化し、この後、少し休んで、4月まで続く五輪レースに当面は集中して挑む意向を示した

男子ダブルスは、前日の準々決勝で日本のA代表2ペアを破ったマレーシアと中国のノーシードペアが勝ち残った

とりわけ中国のリュウ・チェン/ホワン・カイシアンは、第4シードのゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン(マレーシア)をストレートで破り、勢いを見せた

女子ダブルスでは第1シード、中国1番手のチェン・チンチェン/ジア・イーファンが、韓国2番手キム・ソヨン/コン・ヒヨンにフルゲームの末、勝利

いずれも志田千陽・松山奈未相手に不覚を取り2回戦負けに終わった前2週の悔しい思いをバネに、今シーズン初優勝をかけ、決勝で韓国4番手チョン・ギョンウン/ペク・ハナと対峙する

混合ダブルスでは、イングランドのマーカス・エリス/ローレン・スミスが奮起。第3シードのマレーシアペア、ゴー・スーンフアト/シェボン・ジェミー・ライにファイナルゲーム24-22で競り勝ち、全種目を通じヨーロッパ勢で唯一、最終日に残った

 

準決勝の結果

【男子シングルス】

西本拳太<21-18,21-13>クンラウット・ウィティサン(タイ)

シー・ユーチ(中国、第2シード)<18-21,19-21>ウン・カロン(香港、第3シード)

【女子シングルス】

山口茜(第1シード)<14-21,23-21,21-18>カロリナ・マリン(スペイン、第4シード)

アン・セヨン(韓国、第3シード)<21-17,21-14>大堀彩

【男子ダブルス】

テオ・イーイ/オン・ユーシン(マレーシア)<21-17,21-14>リー・ジェフエイ/ヤン・ポシュアン(台湾)

ゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン(マレーシア、第4シード)<15-21,11-21>リュウ・チェン/ホワン・カイシアン(中国)

【女子ダブルス】

チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)<21-13,19-21,21-16>キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国、第3シード)

チャン・イエナ/キム・ヘリン(韓国)<16-21,19-21>チョン・ギョンウン/ペク・ハナ(韓国)

【混合ダブルス】

ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第4シード)<21-19,21-23,21-17>タン・キアンメン/ライ・ペイジン(マレーシア、第8シード)

ゴー・スーンフアト/シェボン・ジェミー・ライ(マレーシア、第3シード)<21-19,19-21,22-24>マーカス・エリス/ローレン・スミス(イングランド、第6シード)

 

決勝の対戦カード

【男子シングルス】ウン・カロン(香港、第3シード)対西本拳太

【女子シングルス】山口茜(第1シード)対アン・セヨン(韓国、第3シード)

【男子ダブルス】テオ・イーイ/オン・ユーシン(マレーシア)対リュウ・チェン/ホワン・カイシアン(中国)

【女子ダブルス】チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)対チョン・ギョンウン/ペク・ハナ(韓国)

【混合ダブルス】ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第4シード)対マーカス・エリス/ローレン・スミス(イングランド、第6シード)

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