Ayaka/Misaki misses 3rd Indonesia Masters’ title in a row

今シーズンのワールドツアー2戦目、インドネシアマスターズ(SUPER500)が14~19日、ジャカルタで開催された。日本勢は、大会2連覇中の高橋礼華・松友美佐紀が唯一、準決勝まで進んだが敗れ、タイトルなしに終わった

2020年開幕戦、マレーシアマスターズのメンバーから、桃田賢一と園田啓悟・嘉村健士が出場取りやめ。新たに、出遅れた松本麻佑と小林優吾を加えて乗り込んだアジアツアー2週目だった

しかし、ベスト8に残れたのは、高橋・松友のほか、前週のマレーシアに続いて2回戦で第1シードのチェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国)を破った志田千陽・松山奈未。それに、2回戦で世界チャンピオンのプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド)から4年4か月ぶりに白星を挙げた高橋沙也加の、合わせて5人のみ

上位進出が期待された日本のシード選手、山口茜、奥原希望、永原和可那・松本麻佑、福島由紀・廣田彩花は、そろって2回戦で姿を消した

Ayaka TAKAHASHI / Misaki MATSUTOMO ~photo courtesy of SportsPix360

高橋・松友は、実力がほぼ互角のシン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国)に競り勝ち、唯一、準々決勝を突破したが、続く準決勝、今大会2回戦で第2シードの福島・廣田を逆転で破る(18-21,23-21,21-10)など、勢いに乗るサラ・チューセン/マイケン・フォーゴール(デンマーク)に敗戦。第1、2ゲームともに前半リードしながら逆転され、終盤20-20で追いつくも勝利の流れを呼び込めず、2018、19年に続く3連覇挑戦の機会を逸した

高橋・松友は前週のマレーシアマスターズでも、準々決勝、ファイナルゲーム16-20から追いつきながら、続く2点を失い20-22で敗れていた

日本勢不在となった決勝は、開催国インドネシアが男女ダブルスと男子シングルスの計3種目を制した。とりわけ、男子ダブルスのマルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョは大会3連覇を達成。一方、敗れた同じインドネシアのヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサンはこれで、ギデオン/スカムルジョに2018年以降10連敗となった

Maiken, Sara, Apriyani and Greysia ~photo courtesy of SportsPix360

女子ダブルスは、準決勝で高橋・松友を破って勝ち上がったチューセン/フォーゴール(デンマーク)を、グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユがファイナルゲーム23-21で振り切り、初優勝を遂げた

男子シングルスでは、アンソニー・シニスカ・ギンティンが、昨年決勝で桃田を破って優勝したアナース・アントンセン(デンマーク)の2連覇を阻む逆転勝ちで、2年ぶりに自国開催大会のタイトルを取り戻した

昨年末のワールドツアーファイナル、今年初めのマレーシアマスターズに続き、中国2ペアによる同一カードによる決勝となった混合ダブルスは、第1シードのツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオンがストレートで勝ち、こちらも3連覇を決めた

一方、女子シングルスでは、昨年の決勝(対サイナ・ネワル)でひざの靭帯を損傷し、途中棄権を余儀なくされたカロリナ・マリン(スペイン)が同じ試合会場での復活優勝を狙った。しかし、ラッチャノク・インタノン(タイ)に敗れ、2年連続の準優勝に終わった

インタノンは、昨年3月インドオープン(SUPER500)以来のワールドツアー優勝。なお、前週優勝の世界1位チェン・ユーフェイ(中国)は1回戦(対リネ・ケアースフェルト)敗退。同2位のタイ・ツーイン(台湾)はこの大会、エントリーしていない

準決勝の結果

【男子シングルス】

ビクター・アクセルセン(デンマーク、第5シード)<20-22,11-21>アンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア、第7シード)

アナース・アントンセン(デンマーク、第4シード)<21-9,21-14>リー・チュクイウ(香港)

【女子シングルス】

ホー・ビンジャオ(中国、第6シード)<11-21,19-21>カロリナ・マリン(スペイン)

ラッチャノク・インタノン(タイ、第4シード)<21-12,23-21>ワン・ジューイ(中国)

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)<21-19,21-19>アーロン・チア/ソー・ウーイイク(マレーシア)

ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、第2シード)<21-12,18-21,21-17>ムハンマド・リアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア、第5シード)

【女子ダブルス】

キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国、第5シード)<19-21,15-21>グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第8シード)

高橋礼華・松友美佐紀(第4シード)<20-22,20-22>サラ・チューセン/マイケン・フォーゴール(デンマーク)

【混合ダブルス】

ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)<21-19,21-16>トム・ジケル/デルフィーヌ・ドルリュー(フランス)

ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)<21-15,21-15>タン・キアンメン/ライ・ペイジン(マレーシア)

決勝の結果

【男子シングルス】アナース・アントンセン(デンマーク、第4シード)<21-17,15-21,9-21>アンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア、第7シード)

【女子シングルス】ラッチャノク・インタノン(タイ、第4シード)<21-19,11-21,21-18>カロリナ・マリン(スペイン)

【男子ダブルス】マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)<21-15,21-16>ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、第2シード)

【女子ダブルス】グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第8シード)<18-21,21-11,23-21>サラ・チューセン/マイケン・フォーゴール(デンマーク)

【混合ダブルス】ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)<21-9,21-9>ワンイーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s