Kento completes his collection of SUPER1000 trophies

中国オープン(SUPER1000)決勝、桃田賢斗は大会初優勝を遂げ、世界バドミントン連盟(BWF)が昨年からスタートさせたワールドツアーの上位に位置する「SUPER1000」の3大会すべてを制した

2年連続で同一カードとなった男子シングルス決勝、連覇を狙うディフェンディンチャンピオンのアンソニー・シニスカ・ギンティンが、まずオープニングゲームを取る。続く第2ゲームは、昨年準優勝に終わった桃田が奪い返し、試合はふりだしに

Indonesia OP, All England and now China OP ~photo courtesy of SportsPix360

ファイナルゲームは桃田が優位に進め前半を11-8、後半はさらに点差を広げて19-15とし、勝利目前に迫る。しかしここからギンティンに追い上げを許し、並ばれてしまう

流れは相手側に傾きかけていたが、桃田は次のワンプレー、勢いに乗り決めにかかってきたギンティンの攻撃を凌いでミスを引き出し、マッチポイントを握ることに成功する。最後はギンティンがサーブレシーブをネットにかけて、この日最長、1時間半に及んだ試合に終止符が打たれた

桃田は、昨年決勝でストレート負けしていた借りを返し、この大会初優勝。直近の出場3大会連続優勝を含む、ドイツオープン、全英オープン、シンガポールオープン、アジア選手権、ジャパンオープン、世界選手権に次ぐ今シーズン7勝目を挙げた。同時に、BWFが2018年、それまでのスーパーシリーズに代えて導入したワールドツアーで、世界ランク上位選手の出場を義務付けた「SUPER1000」3大会、◆インドネシアオープン(18年優勝)◆全英オープン(19年優勝)◆中国オープン(19年優勝)――を、すべて制覇した

ちなみに、ひとつ下の同じく上位選手の出場が義務化された「SUPER750」は、これまでに5大会中3大会(ジャパンオープン、デンマークオープン、中国・福州オープン)で優勝。いまだタイトルを獲れていないのは、マレーシアオープンとフレンチオープンの2つとなっている

これに対し、ファイナルゲーム19-19まで迫りながら連覇を逃したギンティンは試合後、桃田を破るために取り組むべき優先課題のひとつとして、「ミスを減らすこと」を挙げた

Ayaka / Misaki,one of 2 defending champions who lost in the final ~photo courtesy of SportsPix360

ギンティン同様、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀も大会2連覇を目指したが、昨年末のワールドツアーファイナル以来の対戦となった中国のチェン・チンチェン/ジア・イーファンにストレートで敗れ果たせず、昨年よりひとつ結果を落とした

ただこの大会では、◆オーストラリアオープン(対福島由紀・廣田彩花)◆インドネシアオープン(対福島・廣田)◆ジャパンオープン(対永原和可那・松本麻佑)◆タイオープン(対米元小春・田中志穂)――と、6月以降、国際大会で負けが続いていた「同国対決」に勝利する成果を得た

一方、自国開催の上位大会で2年ぶり2度目の優勝を遂げたチェン・チンチェン/ジア・イーファンは、3月の全英オープンに次ぐ今シーズン2つ目の「SUPER1000」のタイトル獲得となった

Carolina is back in Septemebr ~photo courtesy of BWF (BadmintonPhoto)

ディフェンディングチャンピオンが敗れたこれら2種目とは対照的に、女子シングルスと混合ダブルスでは、カロリナ・マリン(スペイン)、ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国)がともに、ファイナルゲームまでもつれる試合に競り勝ち、連覇を達成した

Carolina got serious injury on her right knee last January @archives

このうちマリンは、1月27日、インドネシアマスターズ決勝でサイナ・ネワルと対戦中、右ひざ前十字靭帯を断裂。そこから、手術、リハビリ、トレーニングのため長く表舞台から姿を消した空白期間を経て、今月復帰したばかり。復帰2戦目の今大会で決勝の相手タイ・ツーイン(台湾)をはじめとするトップ選手を破り、再びワールドツアー上位の「SUPER1000」で優勝を遂げたことに、驚きと称賛の声が上がっている

また、ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオンは、桃田が2年越しで達成した「SUPER1000」3大会制覇を、今シーズンだけ(単年)でやり遂げ、ライバルとそのコーチ陣らを前に、その盤石ぶりをあらためて強く印象付けた。なお、「SUPER750」5大会制覇は、既に昨シーズン達成済み

世界ランク1位と2位につけるインドネシアペア同士の対戦となった男子ダブルス決勝は、前月の世界選手権でよもやの初戦敗退となったマルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョが、3度目の世界王者の座に着いたヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサンから今シーズン負けなしの4勝目。「スーパーシリーズ(SS)プレミア」と呼ばれていた2016ー17年の2連覇以来、2年ぶり3度目となる栄冠を手にした

 

決勝の結果

【男子シングルス】桃田賢斗(第1シード)<19-21,21-17,21-19>アンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア、第7シード)

【女子シングルス】タイ・ツーイン(台湾、第2シード)<21-14,17-21,18-21>カロリナ・マリン(スペイン)

【男子ダブルス】マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)<21-18,17-21,21-15>ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、第2シード)

【女子ダブルス】高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)<14-21,18-21>チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第4シード)

【混合ダブルス】ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)<21-17,13-21,21-16>ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)

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