World meet medalists regain winning edge

Time to shine again for World championships Bronze medalist Shiho TANAKA / Koharu YONEMOTO @archives

デンマークオープン(SUPER750)準々決勝、世界選手権メダリストの園田啓悟・嘉村健士米元小春・田中志穂が、競り合いに負けず勝利を収め、世界ランク1位の桃田賢斗、福島由紀・廣田彩花とともにベスト4に入った

8月の世界選手権で、男子ダブルスでは日本初となる銀メダルを手にした園田・嘉村は、その後に続いたアジア大会と東アジア3連戦で失速した

仕切り直しとなった今大会、準々決勝は金子祐樹・井上拓斗との同国対決で互いに一歩も譲らぬ接戦となるが、最後は奇しくも、勢いをつけた初戦ロシアペアとのオープニングゲームと同じスコア、27-25で抜け出し、競り合いを勝ち切る力を示した

女子ダブルスの米元・田中は、昨年手が届かなかった世界選手権のメダルを、今年は3位に入り得た。しかし勢いを持続できず、直後のジャパンオープンで1回戦負け。中国オープンでベスト8、韓国オープンでベスト4と持ち直してきているが、今シーズンはまだ決勝進出がなく、◆インドオープンスーパーシリーズ(SS)優勝◆デンマークオープンSSプレミア準優勝◆SSファイナル優勝――という結果を残した昨シーズンの調子を取り戻せていない

この日は、9月の韓国オープンでストレート勝ちした中国2番手ドゥ・ユエ/リ・インフェイ組に、終盤逆転され第1ゲームを失う嫌な立ち上り。それでも勢いに流されてしまうことなく、第2ゲームをしっかり立て直し、ファイナルゲームは一方的な展開に持ち込んでの逆転勝ちで、準決勝進出を決めた

同じく世界選手権の金、銀メダリストで、世界ランク1位の男子シングルス桃田と女子ダブルス福島・廣田はそれぞれ、ジャパンオープン決勝を戦ったタイのコシット・ペトプラダブ、世界選手権で破ったインドのアシュウィニ・ポンナッパ/ネラクリヒ・シキ・レディ組を寄せ付けず、順当に勝ち上がった

Nozomi OKUHARA ~photo courtesy of Jane Piyatat

一方、女子シングルスでは、奥原希望が、優勝した2017年の世界選手権・グラスゴー大会以降3連勝していたインドのサイナ・ネワルにフルゲームの末に敗退。日本勢はこの種目、ベスト4に残れなかった

勝ったサイナ・ネワルは、2回戦の山口茜、準々決勝の奥原と、連敗していた相手に続けて勝てたことを素直に喜んだ。その上で、ひざの手術後、落ちていた動きを改善。とりわけアジア大会の後、よい準備ができていて、この大会でようやく成果が出た、との認識を示した

男子ダブルスでは、園田・嘉村と金子・井上のほかに、小林優吾・保木卓朗が準々決勝に臨み、世界1位マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ組に8度目の挑戦を試みた。しかしまたしても阻まれ、準優勝した韓国オープン(SUPER500)に次ぐ、今シーズン2度目の準決勝進出を逃した

なお、ギデオン/スカムルジョ組を含むインドネシア勢は、男子シングルスを除く4種目に合わせて9人、ベスト4入りした。とりわけ、女子シングルスの現世界ジュニアチャンピオンでもあるグレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(19)の躍進が光る

対照的に開催国デンマーク勢は、女子シングルスと混合ダブルスで敗退。唯一、男子シングルスのアナース・アントンセン(21)がファイナルゲーム17-20の崖っぷちから、会場の声援を背に勝ちをもぎ取り、残った

準々決勝の結果

【男子シングルス】

アナース・アントンセン(デンマーク)<21-14,13-21,22-20>ホワン・ユーシアン(中国)

チョウ・ティエンチェン(台湾、第4シード)<17-21,21-19,21-15>ソン・ワンホ(韓国、第6シード)

キダンビ・スリカンス(インド、第7シード)<22-20,19-21,23-21>サミール・ヴェルマ(インド)

桃田賢斗(第2シード)<21-13,21-9>コシット・ペトプラダブ(タイ)

【女子シングルス】

タイ・ツーイン(台湾、第1シード)<21-13,12-21,21-9>チェン・ユーフェイ(中国、第6シード)

ホー・ビンジャオ(中国、第7シード)<21-13,21-16>ツァイ・ヤンヤン(中国)

グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)<20-22,21-19,21-13>リネ・ケアースフェルト(デンマーク)

奥原希望(第8シード)<21-17,16-21,12-21>サイナ・ネワル(インド)

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)<21-12,21-15>小林優吾・保木卓朗

ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア)<21-19,25-23>ツォウ・ハオドン/ハン・チェンカイ(中国)

園田啓悟・嘉村健士(第4シード)<21-19,27-25>金子祐樹・井上拓斗(第8シード)

リャオ・ミンチュン/スー・チンヘン(台湾)<21-16,16-21,20-22>クリス・ラングリッジ/マーカス・エリス(イングランド)

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)<21-14,21-12>アシュウィニ・ポンナッパ/ネラクリヒ・シキ・レディ(インド)

グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第3シード)<18-21,21-18,21-19>リズキ・アメリア・プラディプタ/ニ・ケトゥット・マハデウィ・イスティラニ(インドネシア)

ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン(タイ、第8シード)<17-21,9-21>コン・ヒヨン/キム・ヘジョン’(韓国)

米元小春・田中志穂(第5シード)<19-21,21-17,21-9>リ・インフェイ/ドゥ・ユエ(中国)

【混合ダブルス】

ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)<21-12,21-7>クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、第8シード)

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、第3シード)<26-24,21-10>マシアス・クリスチャンセン/クリスティナ・ペダーセン(デンマーク、第5シード)

チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、第6シード)<14-21,21-17,12-21>ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国)

ゴー・スーンフアト/シェボン・ジェミー・ライ(マレーシア、第7シード)<14-21,11-21>デチャポン・プアバラヌクロー/サプシリー・テラッタナチャイ(タイ)

準決勝の対戦カード

【男子シングルス】

チョウ・ティエンチェン(台湾、第4シード)対アナース・アントンセン(デンマーク)

桃田賢斗(第2シード)対キダンビ・スリカンス(インド、第7シード)

【女子シングルス】

タイ・ツーイン(台湾、第1シード)対ホー・ビンジャオ(中国、第7シード)

サイナ・ネワル(インド)対グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)対ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア)

園田啓悟・嘉村健士(第4シード)対クリス・ラングリッジ/マーカス・エリス(イングランド)

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)対グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第3シード)

米元小春・田中志穂(第5シード)対コン・ヒヨン/キム・ヘジョン’(韓国)

【混合ダブルス】

ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)対タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、第3シード)

デチャポン・プアバラヌクロー/サプシリー・テラッタナチャイ(タイ)対ソ・スンジェ/チェ・ユジョン(韓国)

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