Kento into SUPER1000 final after getting sweet revenge on Chongwei

インドネシアオープン(SUPER1000)準決勝、桃田賢斗が前週決勝で敗れたリー・チョンウェイをストレートで破り、2週連続となる決勝進出を決めた

桃田はこの大会を迎えるにあたり、前週マレーシアオープンの決勝でリー・チョンウェイに喫した敗北に、「ショックな部分があった」と認めていた

第1ゲーム、前半を5-11とリードされて折り返すが、後半攻勢に出て12-13と1点差まで詰める。17-19から逆転に成功。最初のゲームポイント(20-19)の機会は逸するが、直後に相手に渡ったゲームポイント(20-21)を凌ぐと、2つ目(22-21)をしっかり決めた。続く第2ゲームは、早々に桃田が抜けだし、リー・チョンウェイの反撃を許さぬまま21-12で振り切り、マレーシアでの敗戦の借りをきっちり返した

桃田選手は試合後、記者会見に臨み、まず「タフな試合だった」とひとこと。勝因の1つとして、「相手の攻撃力を警戒しディフェンスから入ったが点差を広げられ、攻撃に転じたのが良かった」と、第1ゲームの劣性をひっくり返した場面を振り返った。敗れたリー・チョンウェイ選手も、桃田のプレーに前週から変化はあったか、との BadPaL の問いに対し、「今回はよりアグレッシブに攻めてきた」と答えている

また桃田選手に、桃田自身のほか、ビクター・アクセルセン、金子祐樹・井上拓斗組といった同じ世代の選手が今回、決勝に進んでいるが、リー・チョンウェイらベテランに続く世代を自分が引っ張っていきたいという意識はあるか、聞くと、「自分が引っ張っていくというような大きなことは言えないが、下の世代にとっての、リー・チョンウェイやリン・ダンのような存在になりたいと思う。がんばりたい」と述べた

男子ダブルスでは、金子祐樹・井上拓斗組が、今大会ここまで、勢いのあった台湾リャオ・ミンチュン/スー・チンヘン組を止め、このレベル(旧スーパーシリーズプレミア同等)の大会では初めて決勝に進んだ

リャオ/スー組は、1回戦で第2シードのマシアス・ボー/カールステン・モゲンセン組を破って火がつき、2回戦は前週マレーシアオープン準優勝の遠藤大由・渡辺勇大組、準々決勝では開催国インドネシアのハルディアント/ベリー・アングリアワン組を連破。金子・井上組も苦戦が予想された。しかし試合は所要時間30分余り、金子・井上組がほぼ一方的に点数を重ねてストレート勝ちを収めた

試合後、記者会見に臨んだ金子・井上組は、「簡単に見えたかもしれないが、点差ほどの実力差はない。集中力を保てた。相手のスピードを封じ込められたのが勝因」(金子)と述べた

決勝に向けては、「(先を行く)ライバルに追いつくためにもタイトルを獲りたいが、まずは自分たちの100%を出し切らないと」(井上)と、対戦する世界ランク1位との実力差をしっかり受け止めた上でのコメントを発した

もう一方の山で、第1シードから順当に勝ち上がってきたインドネシアのマルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ組は、決勝で対峙する金子・井上組について、「日本ペアはディフェンスが堅く、点を取るのは容易でない。自分たちのプレーをするだけ」(ギデオン)とコメントした

日本からベスト4に3ペアが残った女子ダブルス、最初にコートに入ったのは永原和可那・松本麻佑組。第1シードの中国チェン・チンチェン/ジア・イーファン組とは、昨年11月の香港オープン(当時のスーパーシリーズ=SS)で初めて対戦し、フルゲームを戦うも敗れていた

ただこの日は両ゲームともに前半はリードされるが、後半引き離してストレート勝ち。上位大会では、昨年10月のフレンチオープン(当時のSS)、今年3月の全英オープン(SUPER1000)に次ぐ3度目となる準決勝の舞台で初めて勝利し、決勝進出を果たした

永原、松本両選手は試合後の記者会見で、「挑戦者の気持ちで臨めた。サーブ周り、ラリーで自分たちのプレーができた」と勝因を語った

あすの大会最終日に向けては、「A代表として国際大会に出させてもらうようになって、初めて決勝のコートに立てる」と喜びを表現。相手はどちらが勝っても同国対決になるが、「光栄なこと。楽しんでプレーをして、それが結果につながれば」と笑顔で抱負を語った

BadPaL が個別に、決勝にはようやくたどり着けたという印象か、と聞くと、「フランスと全英では準決勝を突破できなかったが、今回はその経験があったから」と答え、前2回の「失敗」も先へ進むために必要不可欠なプロセス、と捉える前向きな姿勢がうかがえた

敗れたチェン/ジア組は同じく記者会見で、「風のコントロールができなかった。相手どうこうではなく自分たちに問題があった」(ジア)と試合を振り返った。最近の日本女子ダブルス陣の強さを問われると、それを率直に認めた上で、「日本から学べなければならない」(ジア)と答え、この後に控える世界選手権、アジア大会での巻き返しに意欲を見せた

日本ペア同士のつぶし合いとなった準決勝もうひと試合、福島由紀・廣田彩花組と高橋礼華・松友美佐紀組の一戦は、福島・廣田組に軍配。コーチのつかないこの試合、コミュニケーションの差が明暗を分けた

第1ゲームは序盤、福島・廣田組が先行する形で進むが、中盤以降は1点を取り合う展開となり、高橋・松友組は3度ゲームポイントをつかみながらミスが出て決め切れず、23-25で落とす。続く第2ゲームは、中盤7-10の劣性から10連続得点を決めるなどして引き離した高橋・松友組が奪い返し、ファイナルゲームに突入する。しかし今度は逆に、7-8と1点ビハインドの状況から福島・廣田組が逆転後、徐々に点差を広げていくと、互いにコミュニケーションが取れなくなっていた高橋・松友組に反撃に転じる気力は残っておらず、福島・廣田組がそのまま走り切り、21-12で勝利した

勝った福島・廣田組に試合後、BadPaL が、コミュニケーションが良く取れていたのでは、と問うと、廣田選手は「(コーチのつかない)この試合、自然と2人で声掛けができていた」と答え、特別意識することなく、どちらからともなくコミュニケーションを取り合っていたことを明かした。また、初戦敗退に終わった前週のマレーシアオープンから、決勝進出を決めた今大会への切り替えについて福島選手に聞くと、「ショックだった部分はあるが、前向きにとらえてリセットできた」という

一方、敗れた高橋・松友組も BadPaL の取材に応じ、松友選手が「第1ゲームで試合を壊してしまった」と、自らのミスを反省するコメント。高橋選手は、「相手より劣っていることを身に染みて感じた」とした上で、「手の内の分かっている相手にどうしていけばいいか、考えていかないと」と厳しい表情で語った

 

日本勢以外では、女子シングルスで、第1シードの台湾タイ・ツーインが安定感抜群の強さを見せ、第9シードの中国ホー・ビンジャオに一度もリードを譲らぬまま退け、今シーズン出場6大会連続となる決勝進出を決めた。決勝に進んだもう1人は、準々決勝で山口茜を破った第8シードの中国チェン・ユーフェイ

混合ダブルスは、開催国期待のリオデジャネイロ五輪金メダリスト、タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル組が順当に勝ち上がり、同銀メダリストのマレーシアペア、チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン組とタイトルを争う

準決勝(7日)の結果

【男子シングルス】

ビクターアクセルセン(デンマーク、第1シード)<18-21,21-14,21-11>シー・ユーチ(中国、第3シード)

リー・チョンウェイ(マレーシア、第7シード)<21-23,12-21>桃田賢斗

【女子シングルス】

タイ・ツーイン(台湾、第1シード)<21-13,21-18>ホー・ビンジャオ(中国、第8シード)

チェン・ユーフェイ(中国、第5シード)<21-23,21-18,23-21>ソン・ジヒョン(韓国、第7シード)

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)<21-13,21-10>ムハンマド・ライアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア)

金子祐樹・井上拓斗(第7シード)<21-13,21-11>リャオ・ミンチュン/スー・チンヘン(台湾)

【女子ダブルス】

チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)<13-21,18-21>永原和可那・松本麻佑

福島由紀・廣田彩花(第2シード)<25-23,12-21,21-13>高橋礼華・松友美佐紀(第5シード)

【混合ダブルス】

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、第1シード)<21-18,21-8>ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア)

ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第4シード)<18-21,16-21>チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア)

 

決勝(8日)の対戦カード

【男子シングルス】ビクターアクセルセン(デンマーク、第1シード)対桃田賢斗

【女子シングルス】タイ・ツーイン(台湾、第1シード)対チェン・ユーフェイ(中国、第5シード)

【男子ダブルス】マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)対金子祐樹・井上拓斗(第7シード)

【女子ダブルス】福島由紀・廣田彩花(第2シード)対永原和可那・松本麻佑

【混合ダブルス】タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、第1シード)対チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア)

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