3 out of 4 slots in WD semifinals occupied by Japanese pairs

インドネシアオープン(SUPER1000)準々決勝、女子ダブルス準決勝4枠のうち3つを日本ペアが占め、決勝進出を確定させた。中でも福島由紀・廣田彩花組は、これまで一度も勝てなかったインドネシアペアを初めて攻略することに成功した

福島・廣田組は、インドネシアのグレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ組に昨年、韓国オープンとフレンチオープンで連敗。これが3度目の対戦となったが、第1ゲームは序盤からリードを守って先勝する。第2ゲームに入ると相手に先行され、追いかける展開に。終盤17-18から17-20と先に3つのゲームポイントを握られるが食らいつき、逃げ切りを許さず、5連続得点を決めて、難敵から初白星を挙げた

福島・廣田組は試合後、BadPaL の取材に応じ、「2人で良いパフォーマンスができた。インドネシア特有の大声援の中で、勝てて良かった」と勝利の喜びを表現した。勝因については、「2回負けていたので、チャレンジャーとして気持ち的に向かって行けた」と話した

福島・廣田組と同じタイミングで隣のコートに入った高橋礼華・松友美佐紀組は、中国ホワン・ドンピン/リ・ウェンメイ組と対戦。1月、同じ会場で行われたインドネシアマスターズでストレート勝ちした相手ながら、前日、第4シードの米元小春・田中志穂組を破って勢いに乗る中国ペアに気圧されたか、風の影響もありミスを続ける場面も見られ、オープニングゲームを落とす

エンドの変わった第2ゲームは、飛ぶコートに入った日本ペアが押し切り、試合をふりだしに戻す。ファイナルゲームは序盤からもみ合いとなり中盤まで進む。後半、中国ペアが抜けだし、高橋・松友組もいったんは追いつくが、再び離され16-19と追い込まれる。それでも何とか踏ん張り、最後は5連続得点を決めて薄氷の勝利をつかんだ

日本のもうひとペア、永原和可那・松本麻佑組は、台湾スー・ヤチン/ウ・ティジュン組に、総じて危なげなく勝利。「SUPER500」(旧スーパーシリーズ同等)以上の上位大会では、2017年10月フレンチオープン、18年3月全英オープンに続く、3度目のベスト4入りを果たした

この日のスコアは、奇しくも、このペアと初めて対戦した昨年の台湾オープン(当時のグランプリゴールド)時と同じ。当時は、相手が第2シードで格上だった

永原・松本組は試合後、BadPaL に対し、「最後、勝ちが見えて力が入った」(松本)と反省点を挙げながらも、笑顔を見せた。準決勝に向けては、「挑戦者の気持ちで」とする一方、「準決勝まで進んでも負けることが多い。2人で力を合わせて壁を越えたい」(永原)と、勝利への強い意欲ものぞかせた

一方、女子シングルス唯一の勝ち残り、山口茜は、中国の若きエース、チェン・ユーフェイにストレートで敗れ、ベスト8で今大会を終えた

山口選手はこの試合、シャトルコントロールとメンタルの部分に難があったことを認めた。ただベスト8という結果は「そんなに悪くはない」とした上で、来週まで続く3連戦最後のタイオープンに向け、「体の調子は良いので、これをなくさないように」臨むと語った

なお、女子シングルスではこの日、シード勢同士の対戦が3試合あり、第2シードの山口のほか、第3シードのプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド)と第4シードのラッチャノク・インタノン(タイ)が、それぞれホー・ビンジャオ(中国)、ソン・ジヒョン(韓国)の前に敗退した

日本男子は、ダブルスの金子祐樹・井上拓斗組がロシアの長身ペアを破り、ベスト4に入った

初めて対戦した前回、昨年のジャパンオープンでは、かって全英オープンを制したこともあるウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ組にオープニングゲームを奪われながら、ファイナルゲームまで持ち込み、逆転で勝利をもぎ取った

今回は第1ゲームを16-16から抜け出し取ると、第2ゲームは18-18で追いつかれた直後に突き放してストレート勝ち。勝ち方にも、成長のあかしを見せた

金子、井上両選手は試合後ともに、勝ちはしたが内容が悪かったと自ら評した前日の試合の反省を活かし、この日は「集中して試合に入れた」と語った。準決勝に向けては、これまでグランプリ(GP=準優勝)、GPゴールド(=優勝)、スーパーシリーズ(SS=準優勝)と、各グレードの大会で決勝には進んでいて、旧SSプレミア同等の「SUPER1000」でも決勝進出を果たしたい意向を述べた

シングルスは桃田賢斗が、連日のインドネシア勢とのアウェー戦を勝ち抜け、準決勝に進んだ

相手は、2015年9月韓国オープン(当時のスーパーシリーズ)以来の対戦となるトミー・スギアルト。台湾チョウ・ティエンチェンに勝って上がってくることを予想していたか、と問うと、ノーシードながら前週のマレーシアオープンでも準決勝まで勝ち進んでいて、調子がいいと思い、想定はしていた、と答えた

それでも、第1、第2ゲーム通じて一度もリードを譲ることのない快勝で、30歳のベテランにつけ入る隙を一切与えなかった

アウェーの戦いで、インドネシアの大声援はプレッシャーになったかとあらためて問われると、「自分への応援の声もあったので楽しめた」と答え、気持ちに余裕があるのを感じさせた

一方、男子シングルスもう1人の勝ち残り、常山幹太は、この大会3日連続でヨーロッパ勢との対戦となったが、第1シード、デンマークのビクター・アクセルセンには力及ばず、11-21,10-21のストレート負け。ベスト4に届かず、ここで姿を消した

常山選手は試合後、BadPaL に対し、「高さ(の変化)が使えず単調になり、自分がラリーに持ち込む前にやられてしまった」と敗因を語った

前週マレーシアオープンの初戦敗退から大きく躍進を遂げた、今大会ベスト8という結果についても、「満足ではない」と述べ、切り替えて次週のタイオープンに挑む覚悟を示した

混合ダブルスの渡辺勇大・東野有紗組は、中国の実力ナンバーワン、ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン組と3度目の顔合わせとなった

初めて対戦した1月インドネシアマスターズでストレート負け。続く3月全英オープンでは決勝でフルゲームを戦って勝ち、対戦成績を五分に戻した。ただ、実績、経験ともに上の相手。1ゲームずつ取り合った後のファイナルゲームにその差は現れ、開始早々点差を広げられると、そのまま見せ場をつくる機会も得られず、得点も10点に抑えられ敗れ去った

東野選手は試合後、「自分がダメだった」と思うようなプレーができなかった自らを責め、悔し涙を見せた。一方、渡辺選手は、ラリーの質、ラリーとラリーの間隔の長短など、この敗戦で浮き彫りになった現時点における相手との差、改善の余地がある点を指摘し、「自分たちはこれから」と前を向いた

2人は今回の上位大会3連戦、最初の2週でマレーシアオープンベスト4、今週インドネシアオープンベスト8と続けて好結果を残した。世界ランキングも次回12日更新時には、現在の26位から10近く上げて、トップ20内に入ってくる

準々決勝(6日)の結果

【男子シングルス】

ビクターアクセルセン(デンマーク、第1シード)<21-11,21-10>常山幹太(※リザーブ繰り上がり)

シー・ユーチ(中国、第3シード)<21-17,21-18>プラノイ・ハシーナ・スニルクマール(インド、第8シード)

桃田賢斗<21-11,21-15>トミー・スギアルト(インドネシア)

リー・チョンウェイ(マレーシア、第7シード)<21-13,22-20>カンタポン・ワンチャロン(タイ)

【女子シングルス】

タイ・ツーイン(台湾、第1シード)<21-16 ,21-11>カースティ・ギルモア(スコットランド)

プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第3シード)<14-21,15-21>ホー・ビンジャオ(中国、第8シード)

ラッチャノク・インタノン(タイ、第4シード)<12-21,12-21>ソン・ジヒョン(韓国、第7シード)

山口茜(第2シード)<21-23,8-21>チェン・ユーフェイ(中国、第5シード)

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)<20-22,22-20,21-18>マッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング(デンマーク、第5シード)

ツァン・ナン/リュウ・チェン(中国、第3シード)<18-21,21-18,23-25>ムハンマド・ライアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア)

金子祐樹・井上拓斗(第7シード)<21-17,21-19>ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ(ロシア)

ハルディアント/ベリー・アングリアワン(インドネシア)<13-21,8-21>リャオ・ミンチュン/スー・チンヘン(台湾)

【女子ダブルス】

チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)<21-14,21-14>シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、第6シード)

永原和可那・松本麻佑<21-17,21-19>スー・ヤチン/ウ・ティジュン(台湾)

高橋礼華・松友美佐紀(第5シード)<13-21,21-12,21-19>ホワン・ドンピン/リ・ウェンメイ(中国)

福島由紀・廣田彩花(第2シード)<21-14,22-20>グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第7シード)

【混合ダブルス】

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、第1シード)<21-17,21-14>ツェン・ナン/リ・インフェイ(中国、第5シード)

ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア)<21-15,22-24,21-19>リッキー・カランダスワルディ/デビー・スサント(インドネシア)

ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第4シード)<21-13,16-21,21-10>渡辺勇大・東野有紗

ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)<19-21,14-21>チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア)

 

準決勝(7日)の対戦カード

【男子シングルス】

ビクターアクセルセン(デンマーク、第1シード)対シー・ユーチ(中国、第3シード)

リー・チョンウェイ(マレーシア、第7シード)対桃田賢斗

【女子シングルス】

タイ・ツーイン(台湾、第1シード)対ホー・ビンジャオ(中国、第8シード)

チェン・ユーフェイ(中国、第5シード)対ソン・ジヒョン(韓国、第7シード)

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)対ムハンマド・ライアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア)

金子祐樹・井上拓斗(第7シード)対リャオ・ミンチュン/スー・チンヘン(台湾)

【女子ダブルス】

チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第1シード)対永原和可那・松本麻佑

福島由紀・廣田彩花(第2シード)対高橋礼華・松友美佐紀(第5シード)

【混合ダブルス】

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、第1シード)対ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア)

ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第4シード)対チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア)

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