タイオープン(SUPER500)は12日までに各種目2回戦を終え、ベスト8が出揃った。今大会、多くがシード枠に入った日本勢は、ここからつぶし合いに突入する
クアラルンプール、ジャカルタに続き、バンコクに移動しての「HSBCワールドツアー」上位大会東南アジア4連戦の3週目。前2週に比べ格付けが低位なのに加え、世界選手権の開催(7月30日~8月5日)を間近に控えることから、中国をはじめ世界のトップ選手が出場を手控える中、日本は、前週インドネシアオープン優勝の桃田賢斗を除く、A代表フルメンバーを送り込んだ
そのため多くがシード権を獲得。中でも女子ダブルスは、8つあるシード枠のうち5つを日本ペアが占め、はからずも「包囲網」が構築された
1回戦で、◆坂井一将◆小林優吾・保木卓朗◆渡辺勇大・東野有紗◆保木・米元小春――が敗退。2回戦では、◆佐藤冴香◆川上紗恵奈◆小林・松友美佐紀――が姿を消した。それでも、シングルス5人、ダブルス9ペアがベスト8に残った
準々決勝では、女子シングルスで奥原希望対大堀彩、女子ダブルスで高橋礼華・松友美佐紀対福万尚子・與猶くるみ、米元小春・田中志穂対永原和可那・松本麻佑と、3つの同国対決が行われる。その後も日本勢は、「SUPER500(=旧スーパーシリーズ同等)」タイトル奪取の絶好機をつかむべく、生き残りをかけたつぶし合いを展開していくことになる
◆日本選手1回戦(10~11日)の結果
【男子シングルス】
西本拳太(第5シード)<21-7,21-17>スー・ジェンハオ(台湾)
坂井一将(第7シード)<21-23,21-17,11-21>チョン・ウェイフェン(マレーシア)
リー・チュクイウ(香港)<23-21,11-21,17-21>常山幹太
【女子シングルス】
山口茜(第1シード)<21-14,21-14>ガオ・ファンジエ(中国)
奥原希望(第4シード)<21-12,21-12>エフゲニヤ・コセツカヤ(ロシア)
佐藤冴香(第8シード)<21-13,21-17>ヴァイシュナビ・レディ・ジャッカ(インド)
大堀彩<21-13,21-11>リヤニー・アレッサンドラ・マイナキー(インドネシア※予選繰り上がり)
川上紗恵奈<23-21,21-16>ハン・ユエ(中国※予選勝ち上がり)
【男子ダブルス】
園田啓悟・嘉村健士(第1シード)<11-8棄権>フレンキー・ウィジャヤ・プトラ/サバル・カルヤマン・グタマ(インドネシア)
金子祐樹・井上拓斗(第3シード)<21-13,21-14>タヌパト・ウィリヤンクラ/インカラト・アピスク(タイ)
小林優吾・保木卓朗(第7シード)<17-21,19-21>ツォウ・ハオドン/ハン・チェンカイ(中国)
遠藤大由・渡辺勇大<21-10,21-7>バスティアン・ケルサウディ/トム・ジケル(フランス※予選繰り上がり)
【女子ダブルス】
福島由紀・廣田彩花(第1シード)<21-10,21-10>ヌンタカーン・エイムサード/ベンヤパ・エイムサード(タイ※予選繰り上がり)
米元小春・田中志穂(第2シード)<21-11,21-15>ウィニー・オクタビナ・カンダウ/マイシェル・クリスティン・バンダソ(インドネシア※予選勝ち上がり)
高橋礼華・松友美佐紀(第3シード)<21-13,21-16>プティッタ・スパジラクン/スピサッラ・ペオサムプラン(タイ)
永原和可那・松本麻佑(第7シード)<21-12,21-8>パタイマス・ムエンウォン/チャヤ二ト・チャラドチャラム(タイ)
福万尚子・與猶くるみ(第8シード)<21-10,21-15>トゥンヤトーン・タムノパカオ/ラウィモン・イアムラタナメティークン(タイ※予選勝ち上がり)
【混合ダブルス】
渡辺勇大・東野有紗<21-18,20-22,16-21>ルー・カイ/チェン・ルー(中国)
小林優吾・松友美佐紀<21-16,21-19>リッキー・ウィディアント/マシタ・マームディン(インドネシア)
プラビーン・ジョーダン/メラティ・ダエバ・オクタビアンティ(インドネシア、第5シード)<21-15,21-15>保木卓朗・米元小春
グレゴリー・メアーズ/ジェニー・ムーア(イングランド)<20-22,18-21>金子祐樹・松本麻佑(※予選勝ち上がり)
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◆日本選手2回戦(12日)の結果
【男子シングルス】
西本拳太(第5シード)<21-16,20-22,21-19>ルー・グアンズ(中国※予選勝ち上がり)
常山幹太<21-18,18-21,21-19>カシャップ・パルパリ(インド)
【女子シングルス】
山口茜(第1シード)<21-15,21-12>ゴー・ジンウェイ(マレーシア)
奥原希望(第4シード)<21-18,21-15>ポーンパウィー・チョチュウォン(タイ)
佐藤冴香(第8シード)<21-9,19-21,18-21>大堀彩
川上紗恵奈<12-21,18-21>グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
【男子ダブルス】
園田啓悟・嘉村健士(第1シード)<21-14,21-13>モー・レザ・パーレビ・イスファハニ/アクバル・ビンタン・カーヨノ(インドネシア)
金子祐樹・井上拓斗(第3シード)<21-13,21-18>ニル・ヤクラ/ジェイソン・アンソニー・ホーシュエ(カナダ)
遠藤大由・渡辺勇大<22-24,21-13,21-19>B.スミース・レディ/マヌ・アトリ(インド)
【女子ダブルス】
福島由紀・廣田彩花(第1シード)<21-11,21-14>ジェニー・ムーア/クロエ・バーチ(イングランド)
米元小春・田中志穂(第2シード)<21-6,11-5棄権>サビトリー・アミトラパイ/パチャラプン・チョチュウォン(タイ)
高橋礼華・松友美佐紀(第3シード)<21-15,21-14>ローレン・スミス/ジェシカ・ピュー(イングランド)
永原和可那・松本麻佑(第7シード)<21-18,21-14>ツェン・ユー/ツァオ・トンウェイ(中国)
福万尚子・與猶くるみ(第8シード)<12-21,21-17,21-14>スー・ヤチン/ウ・ティジュン(台湾)
【混合ダブルス】
ワン・チリン/リー・チアシン’(台湾、第3シード)<21-16,21-15>小林優吾・松友美佐紀
サトウィクサイラジ・ランキレディ/アシュウィニ・ポンナッパ(インド)<11-21,16-21>金子祐樹・松本麻佑(※予選勝ち上がり)
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◆準々決勝(13日)の全対戦カード
【男子シングルス】
コシット・ペトプラダブ(タイ)対常山幹太
ホワン・ユーシアン(中国)対ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア※予選勝ち上がり)
西本拳太(第5シード)対スッパンユ・アビヒンサノン(タイ)
トミー・スギアルト(インドネシア)対カンタポン・ワンチャロン(タイ)
【女子シングルス】
山口茜(第1シード)対ツァン・ベイウェン(アメリカ、第7シード)
奥原希望(第4シード)対大堀彩
ミッシェル・リ(カナダ)対グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第2シード)対ソニア・チア(マレーシア)
【男子ダブルス】
園田啓悟・嘉村健士(第1シード)対リャオ・ミンチュン/スー・チンヘン(台湾、第5シード)
金子祐樹・井上拓斗(第3シード)対アデ・ユスフ・サントソ/ワヒュ・ナヤカ・アルヤ・パンカルヤニラ(インドネシア)
遠藤大由・渡辺勇大対オウ・シュエンイ/レン・シャンユ(中国※予選勝ち上がり)
ソー・ウーイイク/アーロン・チア(マレーシア)対マニーポン・ジョンジット/ボディン・イサラ(タイ)
【女子ダブルス】
福島由紀・廣田彩花(第1シード)対ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン(タイ、第5シード)
高橋礼華・松友美佐紀(第3シード)対福万尚子・與猶くるみ(第8シード)
グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第4シード)対ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ/ニ・ケトゥット・マハデウィ・イスティラニ(インドネシア※予選繰り上がり)
米元小春・田中志穂(第2シード)対永原和可那・松本麻佑(第7シード)
【混合ダブルス】
クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、第1シード)対プラビーン・ジョーダン/メラティ・ダエバ・オクタビアンティ(インドネシア、第5シード)
ワン・チリン/リー・チアシン’(台湾、第3シード)対金子祐樹・松本麻佑(※予選勝ち上がり)
ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第8シード)対レン・シャンユ/タン・ジンフア(中国)
デチャポン・プアバラヌクロー/サプシリー・テラッタナチャイ(タイ、第7シード)対ルー・カイ/チェン・ルー(中国)