Japanese shuttlers survive in MS,WS while securing final slot in MD

Kanta TSUNEYAMA @archives

タイオープン(SUPER500)準々決勝、男女シングルスでそれぞれ常山幹太奥原希望が勝ち、日本のダブルス陣優勢のこの大会で、優勝戦線に踏みとどまった

常山はこの日、同じくベスト8入りした西本拳太とほぼ同時にコートに立った。相手はともに開催国タイの選手で、2人同時の勝ち上がりに期待がかかった

今大会第5シード、世界ランク14位の西本が対戦したのは世界31位、タイ3番手のスッパンユ・アビヒンサノン。世界33位の常山が対戦したのは世界25位、タイ2番手のコシット・ペトプラダブだったが、勝ち残ったのは常山。自身初の「SUPER500(旧スーパーシリーズ同等)」決勝、そしてタイトル獲得へ一歩前進した

Nozomi OKUHARA @archives

奥原は同国対決に臨み、国際大会では2014年の初対戦で敗れた後、4戦負けなしの大堀彩から第1ゲームをあっさり奪う。第2ゲームも前半は11-7とリードを保つが、後半開始早々追い上げに遭い、6連続得点を決められ逆転を許す。15-15で追いついてみせるも、再び6連続得点され、この大会初めてゲームを失う

ファイナルゲームは序盤先行したものの追いつかれ、その後も先手は取るが、前日、同じような展開で佐藤冴香に逆転勝ちした大堀に終盤19-19まで食らい付かれる。それでも最後は突き放して勝ちを手にした

戦前は、準決勝でも続けて同国対決が予想されていたが、先に試合をした第1シードの山口茜が敗退したことで消滅。この種目日本唯一の勝ち残りとなり、準決勝では、山口を破ったアメリカのツァン・ベイウェンと対戦する。なお、前々週から続く東南アジア3連戦で、日本選手がこの種目のベスト4に達するのは、これが初めて

ダブルス陣は、男子が園田啓悟・嘉村健士金子祐樹・井上拓斗遠藤大由・渡辺勇大の3ペア揃って勝利。準決勝4枠のうち3つを占めると同時に、この時点で、日本ペアの3週連続の決勝進出が決まった。今回の「HSBCワールドツアー」東南アジア4連戦(※日本A代表は3連戦)、最初のマレーシアオープンでは園田・嘉村(優勝)と遠藤・渡辺(準優勝)。2戦目のインドネシアオープンでは金子・井上(準優勝)が、決勝に進んでいる

一方、女子はベスト8に5ペアが残っていたが、同国対決で敗れた永原和可那・松本麻佑、福万尚子・與猶くるみに加えて、第1シードの福島由紀・廣田彩花が姿を消し、残るは、高橋礼華・松友美佐紀米元小春・田中志穂の2ペアとなった

混合ダブルスで唯一残っていた、予選から勝ち上がった金子祐樹・松本麻佑組はこの日、第3シードの台湾ワン・チリン/リー・チアシン組に力及ばず、ベスト4には届かなかった

準々決勝(13日)の結果

【男子シングルス】

コシット・ペトプラダブ(タイ)<15-21,13-21>常山幹太

ホワン・ユーシアン(中国)<9-21,8-21>ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア※予選勝ち上がり)

西本拳太(第5シード)<19-21,16-21>スッパンユ・アビヒンサノン(タイ)

トミー・スギアルト(インドネシア)<21-11,11-21,21-13>カンタポン・ワンチャロン(タイ)

【女子シングルス】

山口茜(第1シード)<21-14,19-21,19-21>ツァン・ベイウェン(アメリカ、第7シード)

奥原希望(第4シード)<21-12,15-21,21-19>大堀彩

ミッシェル・リ(カナダ)<17-21,8-21>グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)

プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第2シード)<21-17,21-13>ソニア・チア(マレーシア)

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第1シード)<21-19,21-13>リャオ・ミンチュン/スー・チンヘン(台湾、第5シード)

金子祐樹・井上拓斗(第3シード)<21-11,25-23>アデ・ユスフ・サントソ/ワヒュ・ナヤカ・アルヤ・パンカルヤニラ(インドネシア)

遠藤大由・渡辺勇大<21-18,21-14>オウ・シュアンイ/レン・シャンユ(中国※予選勝ち上がり)

ソー・ウーイイク/アーロン・チア(マレーシア)<14-21,12-21>マニーポン・ジョンジット/ボディン・イサラ(タイ)

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)<13-21,21-14,12-21>ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン(タイ、第5シード)

高橋礼華・松友美佐紀(第3シード)<21-11,21-10>福万尚子・與猶くるみ(第8シード)

グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第4シード)<12-4棄権>サニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ/ニ・ケトゥット・マハデウィ・イスティラニ(インドネシア※予選繰り上がり)

米元小春・田中志穂(第2シード)<23-21,21-19>永原和可那・松本麻佑(第7シード)

【混合ダブルス】

クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、第1シード)<21-18,18-21,21-18>プラビーン・ジョーダン/メラティ・ダエバ・オクタビアンティ(インドネシア、第5シード)

ワン・チリン/リー・チアシン’(台湾、第3シード)<21-14,21-17>金子祐樹・松本麻佑(※予選勝ち上がり)

ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第8シード)<21-14,21-15>レン・シャンユ/タン・ジンフア(中国)

デチャポン・プアバラヌクロー/サプシリー・テラッタナチャイ<10-21,21-18,13-21>ルー・カイ/チェン・ルー(中国)

 

準決勝(14日)の全対戦カード

【男子シングルス】

常山幹太対ソニー・ドゥイ・クンチョロ(インドネシア※予選勝ち上がり)

②トミー・スギアルト(インドネシア)対スッパンユ・アビヒンサノン(タイ)

【女子シングルス】

奥原希望(第4シード)対ツァン・ベイウェン(アメリカ、第7シード)

②プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第2シード)対グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第1シード)対金子祐樹・井上拓斗(第3シード)

遠藤大由・渡辺勇大対マニーポン・ジョンジット/ボディン・イサラ(タイ)

【女子ダブルス】

高橋礼華・松友美佐紀(第3シード)対ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン(タイ、第5シード)

米元小春・田中志穂(第2シード)対グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第4シード)

【混合ダブルス】

①クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、第1シード)対ワン・チリン/リー・チアシン’(台湾、第3シード)

②ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第8シード)対ルー・カイ/チェン・ルー(中国)

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