Now we know who plays first at Thomas&Uber

男女別の国・地域別対抗戦トマス・ユーバー杯のチーム内出場順決定の基準となる世界ランキングが3日、世界バドミントン連盟により更新された。アジア選手権優勝の桃田賢斗福島由紀・廣田彩花組がそれぞれ、日本の男子シングルス、女子ダブルスで1番手に繰り上がった

福島・廣田組はアジア選手権決勝で、日本のエースペアとして長くトップに君臨してきた高橋礼華・松友美佐紀組を直接破って、初めてこの種目、世界ランク日本勢最上位の座を射止めた

決勝後、2人に1カ月後に迫ったユーバー杯に向けた抱負を聞くと、「チームの一員としてがんばりたい。日本代表としての団体戦(ユーバー杯、スディルマン杯、アジア大会)は初めて。フレッシュさを出せれば」(廣田)。「団体戦は好きなので、楽しみ」(福島)と話した

一方、今回のユーバー杯でも日本女子チームのリーダー的役割を担うことが予想される高橋選手は BadPaL に対し、この大会(アジア選手権)で山口茜選手が欠場。残りのシングルス陣もそろって初戦敗退となった点を指摘し、「試合は何が起こるか分からない」と強調。また、代表の団体戦への出場経験が少ないメンバーもいるとし、経験豊富なけん引役として、「自分たちが勝つ姿をほかのメンバーに見せたい」と述べ、周囲で優勝への期待が高まりを見せる中、冷静に状況を分析し気を引き締めた。また、これまで指定席だった第1ダブルスではなく、第2ダブルスに回る可能性が出てきたことについては、チームの勝敗を決する場面で「出てみたい」と笑顔で語った

桃田は、前週(4月26日)の時点では日本3番手だった。しかし、アジア選手権優勝に伴うランキングポイントの累計で、坂井一将、西本拳太を一気に抜いて1番手に躍り出た。仮に決勝で中国チェン・ロンに敗れ準優勝に終わっていたら、西本には届かず、2番手での出場となるところだった

BadPaL がアジア選手権優勝直後の桃田選手にトマス杯に向けた意気込みを聞くと、「第1シングルスとして自分が引っ張るつもりで」と述べ、2番手で初めて出場し優勝を遂げた「前回、2014年ニューデリー大会の時とは違う」ときっぱり答えた

2月にマレーシア・アロースター行われたアジア予選で、男子は準々決勝でインドネシアに0対3で敗れ<https://badpal.net/2018/02/10/women-reach-semis-comfortably-men-fail-to-make-it/>、トマス杯で目指す2大会ぶりのメダル奪還に不安を残した。しかし今回、桃田が優勝、園田啓悟・嘉村健士組が準優勝と、チームの要となるシングルスとダブルスのエースが結果を残し、光明が差した。男子シングルスのコーチを務める中西洋介氏は BadPaL に対し、「最近は、日ごろから勝負にこだわった質の高い練習ができている」と説明。「この結果をプラスにとらえる」としながらも、「浮かれることなく」大会本番まで、しっかり足場を固めていく方針を確認した

日本の前に立ちふさがるライバルチームも、締め切り日になっている6日を前に、順次、出場メンバーの発表を行っている。ここでは、中国、デンマーク、インドネシアの選手ラインナップを紹介する

注目は、中国女子、デンマーク男子のシングルス4番手に起用された2人、リ・シュエリヤン・ヨルゲンセン。ともにケガにより長期の戦線離脱を余儀なくされ、最近、国際大会に復帰してきたばかり。世界ランクは下位にとどまっているが、これまでの実績と、何より団体戦での豊富な経験は、とりわけ苦しい戦いを強いられる場面で、コートの内と外でチームを支える大きな力となり得る

ユーバー杯(女子)

◆日本

【シングルス1】山口茜(世界2位)

【シングルス2】奥原希望(世界6位)

【シングルス3】佐藤冴香(世界13位)

【シングルス4】高橋沙也加(世界19位)

【ダブルス1】福島由紀・廣田彩花(世界3位)

【ダブルス2】高橋礼華・松友美佐紀(世界4位)

【ダブルス3】米元小春・田中志穂(世界5位)

◆中国

【シングルス1】チェン・ユーフェイ(世界5位)

【シングルス2】ホー・ビンジャオ(世界9位)

【シングルス3】ガオ・ファンジエ(世界32位)

【シングルス4】リ・シュエリ(世界234位)

【ダブルス1】チェン・チンチェン/ジア・イーファン(世界1位)

【ダブルス2】ホワン・ドンピン/ユー・ツェン(世界165位)

【ダブルス3】タン・ジンフア/ホワン・ヤチオン(世界260位)

◆デンマーク(※6日までに変更あり)

<変更前>

【シングルス1】ミア・ブリクフェルト(世界17位)

【シングルス2】リネ・ケアースフェルト(世界29位)

【シングルス3】ナタリア・コッホ・ローデ(世界36位)

【シングルス4】リネ・クリストファーセン(世界196位)

【ダブルス1】クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール(世界2位)

【ダブルス2】サラ・チューセン/マイケン・フォーゴール(世界20位)

【ダブルス3】リケ・スービー/ジュリー・フィン・イプセン(世界50位)

<変更後>

【シングルス1】ミア・ブリクフェルト(世界17位)

【シングルス2】リネ・ケアースフェルト(世界29位)

【シングルス3】ナタリア・コッホ・ローデ(世界36位)

【シングルス4】リネ・クリストファーセン(世界196位)

【ダブルス1】サラ・チューセン/マイケン・フォーゴール(世界20位)

【ダブルス2】リケ・スービー/ジュリー・フィン・イプセン(世界50位)

【ダブルス3】アレキサンドラ・ボイエ

◆インドネシア

【シングルス1】フィトリアニ(世界34位)

【シングルス2】グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(世界38位)

【シングルス3】ディナル・ディヤ・アユスティン(世界43位)

【シングルス4】ルセリ・ハルタワン(世界80位)

【ダブルス1】グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(世界6位)

【ダブルス2】リズキ・アメリア・プラディプタ/デラ・デスティアラ・ハリス(世界12位)

【ダブルス3】ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ/ニ・ケトゥット・マハデウィ・イスティラニ(世界258位)

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トマス杯(男子)

◆日本

【シングルス1】桃田賢斗(世界12位)

【シングルス2】西本拳太(世界15位)

【シングルス3】坂井一将(世界17位)

【シングルス4】常山幹太(世界32位)

【ダブルス1】園田啓悟・嘉村健士(世界5位)

【ダブルス2】金子祐樹・井上拓斗(世界9位)

【ダブルス3】遠藤大由・渡辺勇大(世界26位)

◆中国

【シングルス1】チェン・ロン(世界4位)

【シングルス2】シー・ユーチ(世界5位)

【シングルス3】リン・ダン(世界10位)

【シングルス4】チャオ・ビン(世界39位)

【ダブルス1】ツァン・ナン/リュウ・チェン(世界3位)

【ダブルス2】リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフェイ(世界4位)

【ダブルス3】ツェン・シウェイ、ワン・イーリュ

◆デンマーク(※6日までに変更あり)

<変更前>

【シングルス1】ビクター・アクセルセン(世界1位)

【シングルス2】アナース・アントンセン(世界16位)

【シングルス3】ハンス・クリスチャン・ビッティングス(世界23位)

【シングルス4】ヤン・ヨルゲンセン(世界53位)

【ダブルス1】マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(世界2位)

【ダブルス2】マッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング(世界6位)

【ダブルス3】キム・アストルプ・ソレンセン、マシアス・クリスチャンセン

<変更後>

【シングルス1】ビクター・アクセルセン(世界1位)

【シングルス2】アナース・アントンセン(世界16位)

【シングルス3】ハンス・クリスチャン・ビッティングス(世界23位)

【シングルス4】ヤン・ヨルゲンセン(世界53位)

【ダブルス1】マッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング(世界6位)

【ダブルス2】アナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン(世界10位)

【ダブルス3】マシアス・ボー、マシアス・クリスチャンセン

◆インドネシア

【シングルス1】アンソニー・シニスカ・ギンティン(世界11位)

【シングルス2】ジョナタン・クリスティ(世界14位)

【シングルス3】イーサン・マウラナ・ムストファ(世界50位)

【シングルス4】フィルマン・アブドゥル・コリク(世界87位)

【ダブルス1】マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(世界1位)

【ダブルス2】ムハンマド・リアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(世界12位)

【ダブルス3】ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(世界51位)

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