Day 7 of Sudirman : Japan misses golden opportunity to stop China in GoldCoast

スディルマン杯7日目、準決勝2試合が行われ、日本は中国の7連覇阻止へあとわずかのところまで詰めたが、最終種目で女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組が敗れ、決勝進出を逃した

2年前の前回大会決勝の再戦となったこの試合は、日本がいきなり先制する。機先を制したのは混合ダブルスの渡辺勇大・東野有紗組。ジュニア時代から負け続けてきた中国チェン・チンチェン選手を、8度目の対戦にして、しかもスディルマン杯準決勝という大舞台で、初めて破った

ジュニア時代から世界で戦ってきている渡辺・東野組だが、チェン・チンチェン選手とはこれまで、◆2014年アジアジュニア団体戦/個人戦(パートナー:ホワン・カイシアン)◆14年世界ジュニア団体戦/個人戦(ホワン・カイシアン)◆16年チャイナマスターズGPゴールド(ツェン・シウェイ)◆17年アジア男女混合団体戦(ツァン・ナン)◆17年マレーシアオープンSSプレミア(ツェン・シウェイ)――と7度対戦し、すべて敗れていた

今大会、初日に香港ペアに敗れるなど、プレッシャーからか精彩を欠くツェン・シウェイ/チェン・チンチェン組に対し、渡辺・東野組は最初のマレーシア戦で敗れはしたものの、ヘッドコーチのパク・ジュボン氏から、「いい試合をした。その後の練習でもいい顔をしていた」と信頼を勝ち得ていた。その見立て通り、日本の一番手としてコートに立ったこの日は、序盤からエンジン全開。世界ランク1位に上り詰めた同世代のライバルを置き去り、第1ゲームを奪う。第2ゲームは中国ペアに逆転を許し取り返されるが、ファイナルゲームに入っても勢いは止まらず、中盤以降一気に引き離して20-15と5つのマッチポイントをつかむ。ここからミスも出て1点差まで詰め寄られるが、最後まで思い切りの良いプレーを続けた日本ペアが、最初の白星をチームに持ち帰った

渡辺・東野組は試合後、BadPaL らの取材に応じ、追い上げられながらも攻めきったファイナルゲーム終盤について、「いくしかない、いかないとダメと思っていた。ただ、それまで勝って(リードして)いたからいけた」と説明した。また、8度目の対戦でようやくチェン・チンチェン選手に勝てたことを喜びながら、「7度も負けている」と指摘。「まだ自分たちの方が下だが、これからもライバルとして競い合っていきたい」と述べた

渡辺・東野組は今大会初め、BadPaL に対し、直前合宿などを通じ、先輩である数野健太・栗原文音組からパートナーとコミュニケーションを取りあうことの大切さを学んだ、と話していた。その言葉通り、この試合では頻繁に会話したり、肩に手を置くなどする2人の姿が見られた。この点を尋ねると、「歓声が大きく互いの声が聞き取りづらい状況だったので、無意識のうちに近くに寄って声をかけるなどしていた」と答えた。ただそのことが、結果的に相手を混乱させることになったかもしれない、と笑顔で語った

2番手は男子シングルスの西本拳太選手で、前日のリー・チョンウェイ選手に続き、この日はリン・ダン選手と対戦した。試合は、リン・ダン選手の放つショットを西本選手が拾い続けながらチャンスをうかがう展開に。終盤、18-17といったんリードを奪ったものの、突き放され、19-21で第1ゲームを失う。第2ゲームは前半を最少得点差ながらリードして折り返すが、後半早々に抜け出されると、その後追いつくことは叶わなかった

西本選手は試合後、BadPaL に対し、「競り合いながら第1ゲームを取れなかったのは、リン・ダン選手との実力の差」と認めた上で、「(1時間近くに及んだ)試合時間を見ても、点を取れたことは自信になる。前日のチョンウェイ選手との対戦が生きている」とコメント。1つの大会でトップ選手2人と対戦できた経験を活かしてさらに上を目指すとともに、決勝に上がれば予想される新しい世界ランク1位、ソン・ワンホ選手との対戦にも強い意欲を見せた

3種目目は男子ダブルス。一次リーグ2戦目と準々決勝のマレーシア戦で、2回続けてリオデジャネイロ五輪銀メダリストを倒し、チームの準決勝進出に大きく貢献した園田啓悟・嘉村健士組だが、この日は、世界ランク3位のリュウ・ユーチェン/リ・ジュンフェイ組の勢いが勝り、ストレート負けを喫した

嘉村選手は後日、BadPaL に、リオデジャネイロ五輪銀メダリスト、マレーシアのゴー・ウェイシェム/タン・ウィーキョン組との2連戦に勝利して臨んだこの試合、「思った以上に疲れていた」と明かした

後のない状況で出番が回ってきたのが、女子シングルスの山口茜選手。さぞプレッシャーのかかる状況だったかと思いきや、「負ければ終わりだったが、第1ゲームはゆったりとした感じで入れた」と試合後振り返り、後ろ(最終種目)に控える選手のことを考えれば、(勝たなければという)プレッシャーが大きかったのは相手の方では」と笑みを見せた

元々は大きな展開に持ち込んで粘り勝ちを狙うつもりだったが、スン・ユ選手がプレッシャーからか動きが悪いと感じたので、先手で仕掛けることを心掛けたという。勝利の後には、「勝ててうれしいというより、ホッとしている」と率直な感想を述べた

日本は2対2に追いつき、最終種目、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組にチームの命運を託す。一方、女子シングルスで勝負を決めたかった中国コーチ陣は、若いチェン・チンチェン/ジア・イーファン組に余計なプレッシャーを与えぬようにとの配慮もあってか、努めて笑顔を向けていた

試合が始まると、中国ペアがジア・イーファン選手の強打を中心に攻め立て、守備でも高橋選手のスマッシュをことごとくコート奥まで弾き返した。日本ペアは、相手を崩して自分たちの攻撃の形に持ち込むことがなかなかできず、第1ゲームを12-21で落とす。第2ゲームは接戦となり、高橋・松友組が前半を2点リードで終える。しかし後半開始早々5連続得点を決められ逆転を許すと、その後は追いついても追い抜けない状況が続き、そのまま19-21で逃げ切られた

高橋選手は試合後、「ミスを恐れず積極的に攻撃してくる相手に対し、受け身に回ることが多くなってしまった」と敗因を語った。また、松友選手はこの日のパフォーマンスについて、「(持っている力の)半分も出せなかった」とした上で、「ただ、それも実力」と受け入れ、インドネシアオープンスーパーシリーズ(SS)プレミアから始まる6月以降の個人戦に向け、さらなる精進を誓った

この結果、日本は、前回2015年中国・東莞大会の銀メダルには届かなかったが、2大会連続となるメダルを手に大会を終えた

中国(A組1位)3―2日本(C組1位)

【混合ダブルス】 ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン(世界1位)〈12-21,21-14,19-21〉渡辺勇大・東野有紗(世界22位)

【男子シングルス】 リン・ダン(世界9位)〈21-19,21-16〉西本拳太(世界61位)

【男子ダブルス】 リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフェイ(世界3位)〈23-21,21-16〉園田啓悟・嘉村健士(世界5位)

【女子シングルス】 スン・ユ(世界6位)〈17-21,15-21〉山口茜(世界3位)

【女子ダブルス】 チェン・チンチェン/ジア・イーファン(世界4位)〈21-12,21-19〉高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)

 

準決勝もうひと試合、韓国対タイは、まずタイが今大会負けなしのデチャポン・プアバラヌクロー/サプシリー・タエラナッチャイ組で混合ダブルスを取る

続く男子シングルスでは、25日付世界ランキングで、リーチョンウェイ選手を抜き、初めて世界1位に上がったソン・ワンホ選手が勝ち、韓国に最初の1勝をもたらす

3種目目の男子ダブルスは、韓国チームにとって、ギリギリのところでユ・ヨンソン選手、キム・ギジョン選手というベテラン2人の起用をやめ、若手の派遣を決めたこともあり、最も不安視された種目だった

しかし、準々決勝の台湾戦から投入した21歳のチェ・ソルギュ選手と19歳のソ・ソンジェ選手のペアがかみ合う。前日の世界10位、台湾リー・ジェフエイ/リー・ヤン組に続いて、この日はタイの実力者2人を組ませたペア、ボディン・イサラ/デチャポン・プアバラヌクロー組を撃破するうれしい誤算。チームに貴重な2勝目を加えた

韓国2対1のリードで迎えた女子シングルスはこの対戦のハイライト。世界4位ソン・ジヒョン選手と世界9位ラッチャノク・インタノン選手のエース対決となったが、「前の2試合、台湾タイ・ツーイン選手に続けて負け、チームに申し訳ないと思いプレッシャーがあった」と話すソン選手が勝ち、韓国を決勝に導いた

一方、ラッチャノク選手も、「チームが後のない状況でプレッシャーがあった。体調も良くなく、出だしが悪かった」と認め、「第2ゲーム終盤追い上げたが間に合わなかった」と試合を振り返った。ただ、チームとしては、「難しいと思っていた準々決勝のデンマーク戦を勝てた。誇りに思う」と述べた

韓国(B組2位)3―1タイ(A組2位)

【混合ダブルス】 チェ・ソルギュ/チェ・ユジョン(世界14位)〈16-21,12-21〉デチャポン・プアバラヌクロー/サプシリー・タエラナッチャイ(世界9位)

【男子シングルス】 ソン・ワンホ(世界1位)〈18-21,21-10,21-17〉スッパンユ・アビヒンサノン(世界11位)

【男子ダブルス】 チェ・ソルギュ/ソ・ソンジェ(世界ランクなし)〈21-13,21-16〉ボディン・イサラ/デチャポン・プアバラヌクロー(世界ランクなし)

【女子シングルス】 ソン・ジヒョン(世界4位)〈21-13,21-17〉ラッチャノク・インタノン(世界9位)

【女子ダブルス】 チャン・イエナ/イ・ソヒ(世界3位)〈打ち切り〉サプシリー・タエラッタナチャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン(世界ランクなし)

 

◆グループ2(終了)

【13位】ベトナム【14位】シンガポール【15位】オーストラリア【16位】 カナダ【17位】スコットランド【18位】アメリカ【19位】ニュージーランド【20位】オーストリア

◆グループ3(終了)

【21位】スリランカ【22位】マカオ【23位】スロバキア【24位】ニューカレドニア【25位】グアム【26位】 フィジー【27位】タヒチ

 

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