Last Day of Sudirman : Korea lifts the cup to deny China’s 7th

スディルマン杯最終日、決勝が行われ、7連覇を狙った中国が2対1と先に王手をかけるも、残る2種目でひっくり返した韓国が、2003年以来7大会ぶり4度目の優勝を飾った

2005年北京大会から6連覇中だった中国を止めたのは、下馬評は決して高くなかった韓国。チームを率いたヘッドコーチのカン・キョンジン氏は、今大会で設定した目標を「準々決勝進出」と説明していた。背景には、韓国が強みを持つ男子ダブルスで、リオデジャネイロ五輪まで主力だったイ・ヨンデ、キム・サラン、コ・ソンヒョン、シン・ベクチョルといったトップクラスの選手が昨年のうちに国家代表を引退。代表に残っていたユ・ヨンソン、キム・ギジョン両選手も今回、チームに加わらず、実績のない若手を派遣したことがある

【第1種目】男子ダブルス : この大会のために再結成したリオデジャネイロ五輪金メダリスト、フー・ハイファン/ツァン・ナン組が貫録ある戦いを見せ、準々決勝と準決勝でコーチ陣も「驚いた」と認める活躍を見せた韓国の若いチェ・ソルギュ/ソ・ソンジェ組を寄せ付けず、中国が先勝する

フー選手は試合後、この大会を最後に国際舞台から身を引くことをあらためて発表した。8月で34歳になる剛腕のサウスポーは、中国のスディルマン杯6連覇すべてに貢献。ほかにも、◆五輪2大会連続金メダル◆世界選手権優勝4回◆トマス杯優勝5回――と、メジャー大会で数多くの栄冠をつかんできた。常勝中国を長く支えてきたベテランがまた1人、コートを去る

【第2種目】女子シングルス : ここまで全試合に出場してきた韓国のエース、ソン・ジヒョン選手が5たび登場。今大会初めて出場機会が訪れスディルマン杯デビューとなった中国2番手のホー・ビンジャオ選手をストレートで振り切り、1勝1敗のタイに戻す

ソン選手は、一次リーグ最終戦と準々決勝で台湾のタイ・ツーイン選手に続けて敗れ、チームに申し訳ないと話していたが、準決勝、決勝と強豪相手に白星を稼ぎ、面目を保つ十分な働きをした。ソン選手はまた、韓国が男子シングルスで世界ランク1位を輩出したのを受け、自分も女子シングルス世界1位奪取に向け、内なる闘志を燃やしていると明かした

【第3種目】男子シングルス : 新旧世界ランク1位の激突が期待された。中国は、前日の日本戦に出場したリン・ダン選手に代えてリオ五輪金メダルのチェン・ロン選手を予想通り起用したが、韓国は、ここまで一次リーグ最終戦、準々決勝、準決勝で3連勝の現世界1位ソン・ワンホ選手を外し、若いチョン・ヒョクチン選手を投入してきた。チョン・ヒョクチン選手は何とかラリーについていくが、両者の力の差は歴然。チェン・ロン選手は第1、第2ゲームともに失点を10点に抑えて勝ち、中国が2対1と優勝に王手をかける

前回大会とは異なり、リン・ダン選手に代わって団体戦決勝のコートに立ち、勝利。試合後にはファンサービスにも積極的に応じたチェン・ロン選手に、BadPaL が、パフォーマンスはリオ五輪時と同じレベルに戻ったか、と尋ねると、「まだそこまでは達していないが、よくなってきている」と答え、6月以降続く個人戦での復調(=タイトル獲得)に期待を持たせた

【第4種目】女子ダブルス : 準決勝の最終種目で高橋礼華・松友美佐紀組を破ってチームの窮地を救い、勢いづく中国チェン・チンチェン/ジア・イーファン組の優位が予想された。しかし、後がない状況ながら、世界ランクで1つ上位につける韓国チャン・イエナ/イ・ソヒ組が踏ん張る。第1ゲームを21-19で競り勝つと、続く第2ゲームも取って、2対2のタイに戻し最終種目につなげた

【第5種目】混合ダブルス : 通常の個人戦なら世界2位の中国ルー・カイ/ホワン・ヤチオン組が断然優位に立つ。しかしチームの優勝がかかった最終種目という団体戦特有の環境下では、通常ではない戦いを強いられる

勝てば7連覇のプレッシャーもあってか、かたさの見える中国ペアに対し、既に男子ダブルスを戦ったチェ・ソルギュ選手がチェ・ユジョン選手と組む韓国ペアは、「序盤は緊張していいプレーができなかった」と言うが、途中から「失うものはない」と気持ちを切り替えると、思い切ったプレーができるようになる。とりわけ第2ゲーム中盤以降は、ネット上部に当たって相手コートに落ちる偶発性のあるショットを含め、何も打っても決まる手の付けられない状態になり、一気に引き離して勝負を決した

1989年にスタートしたスディルマン杯で、韓国が優勝するのは、91年、93年、2003年に続いて4度目。今回は、5種目の中でポイントゲッターの役割を担うことが多かった男子ダブルスに若手を起用しながら、予想以上の活躍で決勝まで進出。最後は、2005年以降6連覇中だった常勝中国を止めての、意義深い載冠となった

一方、敗れた中国は、ヘッドコーチのリ・ヨンボ氏が外れ新体制で臨む初めてのメジャー大会(団体戦)だったが、連覇を逃した。この先、リン・ダン、フー・ハイファン両選手ら経験豊富なベテランへの依存をなくし、チェン・ロン選手を軸に据える若手中心のチームを構築できるかどうかが、復権に向けたカギとなる

なお、閉幕に先立ち、オーストラリア・ゴールドコースト市から、次回2019年スディルマン杯の開催地に決まった中国・南寧市に大会旗が引き継がれた

決勝の結果

中国(A組1位)2―3韓国(B組2位)

【男子ダブルス】 フー・ハイファン/ツァン・ナン(世界40位)〈21-14,21-15〉チェ・ソルギュ/ソ・ソンジェ(世界ランクなし)

【女子シングルス】 ホー・ビンジャオ(世界7位)〈12-21,16-21〉ソン・ジヒョン(世界4位)

【男子シングルス】 チェン・ロン(世界12位)〈21-10,21-10〉チョン・ヒョクチン(世界41位)

【女子ダブルス】 チェン・チンチェン/ジア・イーファン(世界4位)〈19-21,13-21〉チャン・イエナ/イ・ソヒ(世界3位)

【混合ダブルス】 ルー・カイ/ホワン・ヤチオン(世界2位)〈17-21,13-21〉チェ・ソルギュ/チェ・ユジョン(世界14位)

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全チームの最終順位

◆グループ1

【優勝】 韓国(2003年以来7大会ぶり4度目)

【準優勝】 中国

【3位タイ】 日本、タイ

【5/8位】 デンマーク、マレーシア、台湾、インド

【9/12位】 インドネシア、香港、ロシア、ドイツ

◆グループ2

【13位】ベトナム【14位】シンガポール【15位】オーストラリア【16位】 カナダ【17位】スコットランド【18位】アメリカ【19位】ニュージーランド【20位】オーストリア

◆グループ3

【21位】スリランカ【22位】マカオ【23位】スロバキア【24位】ニューカレドニア【25位】グアム【26位】 フィジー【27位】タヒチ

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