Sayaka and two pairs of Japan added to qualifiers for World meet

Sayaka SATO

8月にスコットランド・グラスゴーで開催される世界選手権に、自力で出場資格を得た日本選手21人のほか、リザーブリストに入っていた女子シングルス1人、男子ダブルス1ペア、女子ダブルス1ペアが繰り上げで招待され、日本バドミントン協会(NBA)はこれを承認した

新たに出場者リストに名を加えた日本人は、まず女子シングルスの佐藤冴香選手。出場資格獲得の基準となる4月27日付世界ランキングでは、直前の大会、チャイナマスターズグランプリ(GP)ゴールドで優勝した大堀彩選手に抜かれ日本4番手に後退。世界17位につけながら、国・地域ごとに設けられた最大枠の規定により、出場資格を逃していた。しかしその後、世界バドミントン連盟(BWF)が実施した、資格取得者の出場意思確認作業の過程において、世界ランク上位者3人(タイ・ツーイン、ブサナン・ウンバンルンパン、ニチャオン・ジンダポン)を含む、台湾と東南アジア各国の選手を中心に辞退者が出たため、リザーブリスト1番目から繰り上げで招待を受け、5月22日にNBAが承認した、

Hiroyuki ENDO – Yuta WATANABE

男子ダブルスでは、リオデジャネイロ五輪レースの後、1年間続いた「世界選手権レース」を世界37位、日本4番手で終えた遠藤大由・渡辺勇大組が、同じく辞退者の数が増えたことで、リザーブリスト7番目からすくい上げられた。この結果、世界選手権初出場の渡辺選手は、自力で出場資格を得ていた混合ダブルスとのダブルエントリーとなる

Sayaka HIROTA – Yuki FUKUSHIMA

女子ダブルスは、世界1位、7位、8位に日本ペアが並び、14位の福島由紀・廣田彩花組は4番手で出場資格取得者リストからはもれたが、リザーブリストの最上位にいた。この種目でも、タイ、インドネシア、マレーシア、台湾から複数の辞退者が出て、繰り上がりで出場機会を得た

日本勢の追加出場が後押しされた背景の1つに、大会が創設された1977年から23回目を迎える今年の世界選手権が、2年に一度の東南アジア競技大会「シーゲームス」(開催地:クアラルンプール)、同じく2年に一度の学生競技大会「ユニバーシアード」(開催地:台北)と、開催日程が重なったことがある。五輪イヤーを除き毎年開催される世界選手権を見送る動きが、アジアを中心に広まったのだ

とりわけ台湾はこれまでに、世界ランク1位のタイ・ツーイン選手を含む女子シングルス4人、男子シングルス2人、男子ダブルス2ペア、女子ダブルス2ペア、混合ダブルス3ペアが出場を辞退している

一方、中国は、自力での出場資格取得者は各種目3人/ペアにとどまっていた。しかし、BWFが5月4日付でワイルドカード(推薦出場枠)を付与した世界選手権2連覇(2014~15年)、リオ五輪金メダル(16年)の男子シングルス、チェン・ロン選手をはじめ、ほかの4種目でも4番手につける選手が繰り上がりで出場可能となり、すべての種目で1つの国・地域ごとに割り振られる最大枠4つを確保した

注目は女子シングルス4番手のリ・シュエリ選手。2大会連続の金メダルを狙ったリオ五輪の準々決勝、カロリナ・マリン戦で左膝前十字靭帯を損傷。手術に踏み切り、その後、リハビリに努めてきた。4月にチャイナマスターズGPゴールドへのエントリーはあったものの出場せず、未だ復帰は果たせておらず、8月21日の開幕まで残り約2カ月半、実際に出場してくるかどうかは不透明だ(※)

※追記 : 中国バドミントン協会は6月13日付で、4番手リ・シュエリ選手に代えて5番手チェン・シャオシン選手に出場許可を付与した

 

◆日本の出場意思確認者(※世界ランクは4月27日時点)

【男子シングルス】 【1】常山幹太(世界45位)【2】上田拓馬(世界47位)

【女子シングルス】 【1】山口茜(世界5位)【2】奥原希望(世界9位)【3】大堀彩(世界15位)【★追加】佐藤冴香(世界17位)

【男子ダブルス】 【1】園田啓悟・嘉村健士(世界5位)【2】小林優吾・保木卓朗(世界18位)【3】金子祐樹・井上拓斗(世界20位)【★追加】遠藤大由・渡辺勇大(世界37位)

【女子ダブルス】 【1】高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)【2】福万尚子・與猶くるみ(世界7位)【3】米元小春・田中志穂(世界8位)【★追加】福島由紀・廣田彩花(世界14位)

【混合ダブルス】 【1】数野健太・栗原文音(世界12位)【2】渡辺勇大・東野有紗(世界20位)

 

◆台湾の出場意思確認者(※世界ランクは4月27日時点)

【男子シングルス】 【1】チョウ・ティエンチェン(世界6位)【辞退】ワン・ツーウェイ(世界17位)【辞退】スー・ジェンハオ(世界32位)【2】リン・ユーシェン(世界48位)

【女子シングルス】 【辞退】タイ・ツーイン(世界1位)【辞退】スー・ヤチン(世界28位)【辞退】チアン・メイフン(世界29位)【辞退】リー・チアシン(世界31位)【1】パイ・ユーポ(世界42位)【2】チェン・スーユ(世界53位)

【男子ダブルス】 【辞退】リー・ジェフエイ/リー・ヤン(世界10位)【辞退】チェン・フンリン/ワン・チリン(世界11位)【1】ヤン・ポハン/ルー・チンヤオ(世界16位)【2】リャオ・クアンハオ/ルー・チアピン(世界35位)【★追加】リャオ・ミンチュン/ス・チェンヘン(世界46位)

【女子ダブルス】 【辞退】スー・ヤチン/ウ・ティジュン(世界21位)【1】チアン・カイシン/フン・シーハン(世界27位)【2】リン・シャオミン/ウ・ファンチエン(世界29位)【辞退】チェン・ユーチエ/フ・リンファン(世界50位)

【混合ダブルス】 【辞退】ワン・チリン/リー・チアシン(世界29位)【1】チャン・コーチ/チャン・シンティエン(世界30位)【2】ルー・チンヤオ/チアン・カイシン(世界35位)【辞退】リン・チアユ/ウ・ティジュン(世界36位)【辞退】リー・ヤン/スー・ヤチン(世界38位)【3】ツェン・ミンハオ/フ・リンファン(世界39位)【★追加】リャオ・ミンチュン/チェン・シャオフアン(世界51位)

 

◆中国の出場意思確認者(※世界ランクは4月27日時点)

【男子シングルス】 【1】シー・ユーチ(世界5位)【2】ティエン・ホウウェイ(世界7位)【3】リン・ダン(世界8位)【★ワイルドカード】チェン・ロン(世界9位)

【女子シングルス】 【1】スン・ユ(世界5位)【2】ホー・ビンジャオ(世界7位)【3】チェン・ユーフェイ(世界12位)【追加→辞退】リ・シュエリ(世界27位)【★追加】チェン・シャオシン(世界40位)

【男子ダブルス】 【1】リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフェイ(世界2位)【2】ホン・ウェイ/チャイ・ビアオ(世界6位)【3】ツァン・ナン/リュウ・チェン(世界14位)【★追加】ワン・イーリュ/ホワン・カイシアン(世界15位)

【女子ダブルス】 【1】チェン・チンチェン/ジア・イーファン(世界5位)【2】ルオ・ユー/ルオ・イン(世界6位)【3】ホワン・ドンピン/リ・インフェイ(世界9位)【★追加】バオ・イーシン/ユー・シャオハン(世界17位)

【混合ダブルス】 【1】ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン(世界1位)【2】ルー・カイ/ホワン・ヤチオン(世界2位)【3】ツァン・ナン/リ・インフェイ(世界6位)【★追加】ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(世界26位)

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