Last day of TUC : Europe beats Asia, Denmark another new Thomas cup champion

Thomas  champ

Thomas cup goes to Europe for the first time

トマス杯決勝、欧州予選覇者デンマークがアジア予選を制したインドネシアを3対2で破り、大会がスタートした1949年以来初めてアジア以外に優勝カップが渡った。女子のユーバー杯は中国の3連覇に終わったが、男子のトマス杯では前回の日本に続き新しいチャンピオンが誕生し、中国、インドネシア、マレーシアによる3強時代から新たな章に入った

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Viktor AXELSEN earned the first point for Denmark

今大会、全試合でデンマークチームの先鋒に立ち、準決勝でマレーシアのリー・チョンウェイ選手に僅差で敗れたものの、若きエースとして第1シングルスの役割をしっかり果たしてきた22歳のビクター・アクセルセン選手。この日も、インドネシアのトミー・スギアルト選手から第1ゲームを先取。第2ゲームは負けられないスギアルト選手の反撃に遭い、追いかける展開となり終盤15-18までリードを許す。ファイナルゲーム突入かと思われたが、「いつもなら気持ちが高ぶりすぎてミスで自滅してしまうことが多いが、きょうは冷静にできた」と試合後述べたように、ここから高い集中力を発揮し、6連続得点を決め一気に勝負をつけた

アクセルセン選手は BadPaL に対し、第1シングルスとして臨む今大会について、「プレッシャーはあるが、その分、勝てば自信になる。第1シングルスだからといって準備は変わらない。対戦相手に集中して臨む」と説明していた。リー・チョンウェイ選手に惜敗した直後は悔しさから苛立ちを見せたが、同時に手応えも感じており、今大会全体のパフォーマンスを自ら評価。リオデジャネイロ五輪に向けて大きな自信を得た

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AHSAN / SETIAWAN proved Indonesia is good at doubles

次鋒としてコートに立ったのは、2002年中国・広州大会以来7大会ぶりのタイトル奪還を目指すインドネシアが絶対的なポイントゲッターと期待するエースペア、ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン組。準々決勝で世界ランク48位の香港ペアに不覚を取るなど、気持ちが乗り切れていないかにみえる場面も散見された。しかし大事な場面ではゆるぎない強さを発揮。準決勝で世界1位の韓国イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン組にストレート勝ち。決勝でも盤石な強さで世界9位マッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング組を寄せ付けず、きっちりチームに白星をもたらし、試合を1対1のふりだしに戻してみせた

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JORGENSEN made Denmark a step closer to victory

3番手、中堅戦に登場したのは、28歳ヤン・ヨルゲンセン選手と、20歳になったばかりのギンティン・アンソニー選手。実力的にはヨルゲンセン選手優位だが、今大会では準々決勝の上田拓馬選手との一戦で故障し準決勝に出場できなかった経緯があり、回復が思うように進んでいなければ番狂わせも十分あり得るカードだった。しかし試合開始直後から、ヨルゲンセン選手が完全に流れを掌握。アンソニー選手は得意のスピードを活かせず、点差を広げられるにつれてプレッシャーからか、らしからぬミスも連発。体調に不安を抱えていたヨルゲンセン選手だったが、終わってみれば、第1、第2ゲームともに一度もリードを許さぬ圧勝で、チームの優勝に王手をかけた

ヨルゲンセン選手は試合後、BadPaL の質問に答え、腰部に故障を抱え欧州選手権の後、2週間練習できず、今大会はぶっつけ本番で臨んでいたことを明かした。準々決勝の日本戦では、上田選手にうまく責められ筋肉のけいれんを発症してしまい、準決勝マレーシア戦への出場を見合わせなければならない事態に追い込まれた。しかし自分の代わりに繰り上がりで第3シングルスに出場したエミル・ホルスト選手がチョン・ウェイフェン選手を破り決勝進出を決めてくれたことで再びめぐってきた機会に、チームのために、という気持ちで決勝に臨んだという

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PURATAMA / SUWARDI fought back for Indonesia

デンマークが悲願の初優勝へあと一勝として迎えた第2ダブルスだが、ここではダブルス王国インドネシアの面目躍如。今大会ここまで、世界4位の韓国キム・サラン/キム・ギジョン組との準決勝を含む5戦負けなしのリッキー・カランダ・スワルディ/アンガ・プラタマ組が、余裕を持ってアンダース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン組を撃破。再度試合をふりだしに戻し、第3シングルスのイーサン・マウラナ・ムストファ選手にたすきをつないだ

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Rubber match was wrapped up by Hans-Kristian VITTINGHUS

戦前の予想通り最終種目までもつれた「東西対決」、優勝の行方は、30歳ハンス・クリスチャン・ビッティングス選手と、20歳イーサン・マウラナ・ムストファ選手の試合結果次第となった

第1ゲーム序盤は互いに点を取り合いながら進むが、主導権は常にビッティングス選手の方。「出だしは緊張していた」と認めながら、「徐々に感情のコントロールができるようになった」中盤以降、じりじりと差を広げていき、21-15で先取した。第2ゲームに入ると、デンマークベンチから会場全体に広がった大応援にも後押しされ、ビッティングス選手が冷静かつ正確に試合を進め、21-7の大差で勝利。コート上で悠然と待つビッティングス選手にチームメイトとコーチが駆け寄り、1949年の第1回大会から実に9度目の決勝でようやく世界チャンピオンの称号を手にした歴史的瞬間を笑顔で分かち合った

Hans and coaches

Kenneth JONASSEN, VITTINGHUS and Lars UHRE from new Thomas Cup champion Denmark

ビッティングス選手は、ヘッドコーチのラース・ウア氏、男子シングルスコーチのケネス・ヨナセン氏と表彰式後、会見に臨み、「五輪、全英オープン、トマス杯で優勝するのが夢だった。夢がかなった」と喜びを表現した。コーチ席から勝利の瞬間を見守ったヨナセン氏も、「気持ちをうまくコントロールしたハンスのプレーは特別だった。誇りに思う」と称えた。一方、今大会の直前に終了した五輪レースで、世界16位内に入りながらデンマーク3番手となり、国・地域ごとに与えられる出場枠(最大2つ)の関係で五輪出場が難しくなったことについては、「まだ可能性はゼロではない」と隣に座るコーチにニヤリと笑みを送りながら、「そこまでがっかりはしていない。ケガ等でレース序盤は悪かったが、後半追い上げ(五輪出場権を得られる)13位に入れたのだから」と述べ、結果より、自らのレース後半の戦い方への満足感を示した

欧州勢として史上初めてトマス杯を手にしたデンマークのヘッドコーチ、ラース・ウア氏は今大会の総括として、「チームとして取り組んだ結果」であることを繰り返し強調した。大会前、大会期間中とけが人が出て一戦一戦メンバー変更しなければならない難しい状況にあったが、いかなる状況にも準備してきたとコメント。特に今回は、コーチ陣が一歩引いて、選手たち自らに状況管理を任せ、それが奏功したことも明かした

一方、敗れたインドネシアのテクニカルディレクター、レキシ―・マイナキー氏は、トミー・スギアルト選手以外の若いシングルス陣の経験不足を決勝の敗因と認め、「今回の経験を活かし、2年後のトマス杯により強くなって戻ってくる」と誓った

◆トマス杯決勝の結果

インドネシア(B組1位)2―3デンマーク(D組1位)

【第1シングルス】 トミー・スギアルト(世界8位)〈17-21,18-21〉ビクター・アクセルセン(世界4位)

【第1ダブルス】 ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(世界2位)〈21-18,21-13〉マッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング(世界9位)

【第2シングルス】 ギンティン・アンソニー(世界23位)〈17-21,12-21〉ヤン・ヨルゲンセン(世界5位)

【第2ダブルス】 リッキー・カランダ・スワルディ/アンガ・プラタマ(世界12位)〈21-16,21-14〉アンダース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン(世界23位)

【第3シングルス】 イーサン・マウラナ・ムストファ(世界31位)〈15-21,7-21〉ハンス・クリスチャン・ビッティングス(世界13位)

 

トマス杯最終順位

【金メダル】デンマーク【銀メダル】インドネシア【銅メダル】韓国、マレーシア

Thomas runner-up

Come back stronger in two years : 1st runner-up Indonesia

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