Day 6 of Asia Team : Both Men and Women of Japan into finals

アジア団体選手権準決勝、日本男子がチームランク上位の韓国を撃破し、決勝に駒を進めた。女子もタイを3対0で下し、21日の決勝で男女そろってアジアチャンピオンのタイトル奪取に挑む

kento-sf男子第1シングルスの桃田賢斗選手、難しい戦いになることも予想された韓国のエース、ソン・ワンホ選手との試合でも盤石な強さを見せた。第1、第2ゲームともに前半リードを許しながら、決して崩れることなく、着実に追い上げ追い抜き、ストレート勝ちした

桃田選手は試合直後、BadPaL の取材に応じ、「風の強いこの会場での戦いにも慣れ、いいプレーができた」と述べた。過去の対戦成績は負け越しているが、「苦手意識はない。実力差はそんなにないと思うが、優勝を経験して以前より自信を持ってプレーできている」と涼しい顔で語った。アジア団体選手権優勝のかかるあすの決勝に向けた意気込みを聞くと、日本リーグから連戦で体調も万全でなく、トマス杯本戦に臨むような高いモチベーションではないと認めながらも、「日本のファンの期待に応えてみたい」と答えた。一方でこの日、同じタイミングで試合をしていたインドの第1シングルス、キダンビ・スリカンス選手の応援で会場内が大いに盛り上がっていたことについて、「彼のように日本で会場を沸かせたい。日本のお客さんは静かだが、そんなプレーヤーになりたい」と述べた

hayakawa-endo sf第2種目の第1ダブルスでは日本エースペア、早川賢一・遠藤大由組が、今大会への出場を回避した世界ランク1位イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン組に次ぐ韓国2番手のキム・サラン/キム・ギジョン組と対峙した。対戦するごとに勝者が入れ替わる実力拮抗の両ペアだが、この日も第1ゲームを韓国ペア、第2ゲームを日本ペアが取り合い一進一退の競り合いを展開する。そして迎えたファイナルゲーム、均衡を破ったのは早川・遠藤組。14-14から抜け出し21-16で勝利。チームに2勝目をもたらした

早川・遠藤組は試合後、「昨日、今日と2日続けて同程度の実力の相手に勝てたことは自信になる」と述べた。この試合での収穫を聞くと、「1月に集中的にやってきたこと、サーブから3球目の処理などがうまくできた。自分の自信になっている」(早川)。「ドライブで交わそうとしたが、うまくいかない部分があった。それが分かったこと(が収穫)」と答えた。決勝に向けては、「優勝を目指すのはもちろんだが、これまでにつかんだ自信を維持できるように。最後に自信を無くすのはもったいない」(早川)。「(5月の)トマス杯本戦はもっと緊張する。様々な状況を想定して戦いたい」(遠藤)と述べた

JPN Men日本が決勝進出に王手をかけた状態で出番の回ってきた第2シングルスの佐々木翔選手、対戦するイ・ドンクン選手には昨年12月のメキシコシティグランプリ(GP)で負けていて、「勝てる要素が見つからなかった」中で臨んだ試合だった。そんな精神状況が影響したのか、第1ゲーム、20-18と先にゲームポイントを握りながら逆転され落としてしまう。第2ゲームは取り返したが、ファイナルゲーム前半は相手に主導権を握られる。しかし8-10から6連続得点を決め逆転に成功すると、その後は追撃を許さず、2種目を残して日本の勝利を確定させた

ベテランとしてきっちり自分の仕事をこなした佐々木選手だが、試合後の取材では、「途中、向こうが弱気になっているのが分かったのにこっちも腰が引けてしまい、内容的には自分らしい思い切ったプレーができなかった」と反省点を挙げた。それでも「最後はまとめられてよかった」と笑みを見せた

【1】日本(B組1位)3―0韓国(D組1位)

(第1シングルス) 桃田賢斗(世界4位)〈21-14,21-16〉ソン・ワンホ(世界13位)

(第1ダブルス) 早川賢一・遠藤大由(世界6位)〈19-21,21-17,21-16〉キム・サラン/キム・ギジョン(世界7位)

(第2シングルス) 佐々木翔(世界22位)〈20-22,21-14,21-16〉イ・ドンクン(世界21位)

(第2ダブルス) 園田啓悟・嘉村健士(世界18位)〈打ち切り〉コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(世界9位)

(第3シングルス) 西本拳太(世界46位)〈打ち切り〉チョン・ヒョクチン(世界29位)

Indonesia同時進行で行われた男子準決勝のもうひと試合、インドネシア対インドはいきなり、インドの先鋒キダンビ・スリカンス選手がインドネシアのトミー・スギアルト選手をフルゲームの末に倒したことで、会場内はヒートアップ。自国開催の大会でファイナリストとなる期待に色めきたった。しかし男子ダブルスで世界2位のヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン組が難なく勝ち試合をふりだしに戻すと、続く2種目もインドネシアが取って、インドの決勝進出の夢は消えた。ただアジア団体戦選手権でベスト4に入ったことで、5月のトマス杯出場権は確保している

【2】インドネシア(C組1位)3―1インド(A組1位)

nozomi sf一方、女子団体準決勝で日本が決勝進出をかけて戦ったタイは、第1シングルス奥原希望選手の相手にエースのラッチャノク・インタノン選手ではなく、過去2戦2勝という奥原選手との相性の良さが評価されたか、2番手のブサナン・ウンバンルンパン選手を起用する策に出た

19歳のブサナン選手は第1ゲームを落とすも、起用に応え、「変化してきて対応できなかった」と奥原選手に言わしめた第2ゲームを奪い返す。しかし好調を持続する奥原選手を切り崩すまでには至らず、ファイナルゲーム14-21で屈した

奥原選手は試合後、BadPaL の取材に対し、「ブサナン選手にこれまで勝てていなかったこと、知らなかった」と苦笑い。「久々に足を使う試合できつかった」と振り返った。ただブサナン選手に苦手意識を抱いていたわけではなく、「第2ゲームを落としたが、ファイナルに行くことは当たり前」として、心理的な影響はなかったと説明した。一方、ラッチャノク選手が出てこなかった点については、予想していなかったとした上で、「真の理由は分からないが、もし向こうが自分と対戦することをネガティブにとらえているのなら、評価されていてうれしいこと。やる前から相手にダメージを与えられている」と指摘した

決勝では、こちらもまだ一度も勝っていない中国ワン・シーシャン選手との対戦が予想されるが、「リオデジャネイロ五輪までの『お試し期間』として、やってきたことを試したい」と気負いなく答えた

ayaka-misaki sf奥原選手からたすきを受けた日本チームが全幅の信頼を置くポイントゲッター、第1ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組。しかしこの日は、予想外の苦戦を強いられた

高橋、松友両選手が試合後、「集中しきれていなかった」「最初の方、長身のプティッタ・スパジラクン選手が風を利用して積極的に攻撃を仕掛けてきたのに対応できていなかった」と明かした通り、第1ゲーム、序盤から主導権を握られ、そのまま一度もリードを奪うことができずに16-21で振り切られる。第2ゲームは逆に終始リードを守って奪い返すが、ファイナルゲームに入ると再び相手に主導権が移る形で終盤までもつれ、1点を取り合う展開に。それでも、「(失点は自分たちのミス等に起因するものが多く)相手にやられているわけではなかったので、自分たちのプレーができれば大丈夫」(高橋)という気持ちで臨んだ結果、最後はしっかり勝ちを手にした。なお終盤は、この試合をそろって視察していたユー・ヤン選手をはじめとする中国ダブルス陣の面々をコート内から認識できるほど落ち着いて、周りもよく見えていたという

2人は苦戦した要因の1つとして、2年前に所属チームで参戦したクラブ対抗戦「インドネシアスーパーリーガ」で一度顔を合わせているものの、ほとんど初めての対戦。事前に研究はしたが、良い時と悪い時のプレーに差がありすぎ、相手のことが十分把握できていなかったことを挙げた

sayaka sf日本が2連勝で決勝進出に王手をかけた場面で登場したのは、前回2012年ユーバー杯アジア予選マカオ大会優勝メンバーの1人、佐藤冴香選手。後に控える福万尚子・與猶くるみ組と橋本由衣選手より「団体戦の雰囲気も知っているので、自分で決めるという意気込みで臨んだ」と試合後語った通り、積極的に仕掛けて第1ゲームを競り勝つと、第2ゲームも終盤引き離してストレート勝ち。「かつてはレシーブができずに苦手だった」というスーパーシリーズ(SS)優勝経験のある攻撃型のポーンティップ・ブラナプラサーツク選手を、昨年12月メキシコシティGP、1月インドオープングランプリ(GP)ゴールド(サイド・モディ・インターナショナル)に次いで3大会連続で破り、チームを決勝に押し上げた。決勝に向けた意気込みを聞くと、「前回同様、今回も中国を破って優勝したい」と力強く答えた

【1】日本(D組1位)3―0タイ(B組1位)

(第1シングルス) 奥原希望(世界8位)〈21-14,17-21,21-14〉ブサナン・ウンバンルンパン(世界17位)

(第1ダブルス) 高橋礼華・松友美佐紀(世界3位)〈16-21,21-13,21-18〉サプシリー・タエラッタナチャイ/プティッタ・スパジラクン(世界22位)

(第2シングルス) 佐藤冴香(世界13位)〈21-19,21-16〉ポーンティップ・ブラナプラサーツク(世界22位)

(第2ダブルス) 福万尚子・與猶くるみ(世界10位)〈打ち切り〉ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンハン・キッティハラクン(世界21位)

(第3シングルス) 橋本由衣(世界16位)〈打ち切り〉ポーンパウィー・チョチュウォン(世界42位)

CHN WD準決勝もう一つの試合は、中国がワン・シーシャン選手とスン・ユ選手でシングルス2つ。さらに、主力メンバーの1人、ツァオ・ユンレイ選手が早々に帰国したことでペアを組み替えて臨んだダブルス、ティエン・チン/ルオ・イン組も取って、韓国に3対0と完勝した

【2】中国(A組1位)3―0韓国(C組1位)

 

決勝の対戦カード

◆男子:日本(B組1位)対インドネシア(C組1位)

◆女子:中国(A組1位)対日本(D組1位)

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