Two men,three women and one pair of Japan advance to quarter

韓国オープンSS2回戦、日本はシングルス勢が奮起し、桃田賢斗佐々木翔奥原希望山口茜高橋沙也加の5人がベスト8入りした。これに対しダブルス陣は全般に苦戦を強いられ、唯一、早川賢一・遠藤大由組が勝ち残った

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Kento MOMOTA

男子シングルスでは、桃田選手がジャパンオープンSS2回戦で敗れたインドネシアのトミー・スギアルト選手と再戦した。前日、「リベンジは絶対果たす」と自信を持って臨んだ試合だったが、スギアルト選手も譲らず、試合はファイナルゲームへ。序盤はリードを許すが中盤10-10以降抜け出すと、点差を広げて有言実行で勝利した

ただ試合直後、桃田選手の口からまず出てきたのは、「自分の思うようなプレーはできなかった」との反省の弁。背景には風の影響があるが、「借りは返せた」としながらも、第2ゲームも取ってストレート勝ちしたかった、と悔しさを隠さなかった

準々決勝で対戦する香港ウェイ・ナン選手については、「8月の世界選手権や前週のジャパンオープンを含め、このところ5連勝しているが、逆にいつか負けるのではないかという不安もある」と認め、どのような試合になるかは「相手の(今大会にかける)モチベーション次第」と述べた。その一方で、2回戦負け(ベスト16)に終わったジャパンオープンの結果を踏まえ、今大会ではベスト4以上に入ってランキングポイントを取り戻すと、準々決勝以降に向け気持ちを引き締め直した

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Sho SASAKI

佐々木選手は、インドネシア期待の18歳クリスティ・ジョナタン選手と初めて顔を合わせた。丁寧な球回しで第1ゲームは一度もリードを許さず21-15で取るが、第2ゲームは中盤逆転されて16-21で落とし、決着はファイナルゲームへ。前半をリードして折り返したのはジョナタン選手、しかし経験、実績ともに格上の33歳ベテランが後半一気に抜け出し、21-13で若手の挑戦を退けた

佐々木選手は試合後、BadPaL の取材に応じ、次代の選手として期待される15歳年下のジョナタン選手の印象について、「まだ波があるが、速い展開になると強い」と指摘し、ゆっくりとした球回しを心掛けたと述べた。ジョナタン選手に限らず、成長著しい若手と対戦する際、気を付けていることがあるか聞くと、「それぞれの選手によって異なる」と回答。ベテランとして若手に負けられないという気持ちは、との問いかけには、「(負けられないではなく)がんばって勝ちたいという気持ち」と謙遜気味に笑顔で答えた

なお、この日男子シングルスでは、ジャパンオープンSS優勝の中国リン・ダン選手が、韓国ソン・ワンホ選手に、ストレート(10-21,15-21)で敗れる波乱があった

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Nozomi OKUHARA

女子シングルスは、中国ワン・シーシャン選手に敗れた大堀彩選手を除く、3人が勝ち進んだ。ジャパンオープンを制した奥原選手の2回戦の相手は、1回戦に続いてこれまで一度も勝ったことのない、開催国韓国のベ・ヨンジュ選手。第1ゲームはアウェーの雰囲気の中、サウスポーのベ選手が繰り出すクロスへのカットに苦しみ、中盤以降突き放されて13-21で落とす。しかし第2ゲームは2-5の劣勢から10連続得点を決めるなどして21-8と大勝。ファイナルゲームに入っても流れは変わらず、序盤からリードを保ったまま21-13で快勝した

奥原選手は試合後、BadPaL に対し、この試合の勝因として、風のある会場でのシャトルコントロールの改善を挙げた。これまでは強い苦手意識があったが、風のコントロールができずに敗れたインドネシアで開催された世界選手権の後、異なる風に対応するため、さまざまなロブの練習を積み重ねてきたことの成果と説明した。また、第1ゲームで苦しめられた相手のクロスカットを第2ゲーム以降、克服できた背景を尋ねると、「無理に主導権を握ろうとせず相手に合わせるプレーもある、と佐藤(翔治)コーチに教えられて、選択肢が増えた」と答えた

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Sayaka TAKAHASHI

高橋選手は元来、攻撃型プレーを身上としているが、この日は世界ランク上位のインドのプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ選手に対し、ねばりのプレーでストレート勝ちを収めた。とりわけ、競り合いを制した第1ゲームの後の第2ゲームは、自分から攻め込んで点を取りにいくのではなく、相手のミスを待つかのようなプレーが奏功。これまでなかなか見られなかった新たなスタイルを貫いた

高橋選手は試合後、BadPaL に対し、「会場に来た時は風がなかったが、試合中は風が吹いてロブが打てないほどだった」と明かした。そのため、「自分からミスしない。我慢してレシーブを続けていこうと決めたら、相手が先にあきらめて自滅した」と指摘。その上で、この試合を振り返り、「マイナス面のないパフォーマンスだった」と、高橋選手にしては珍しく、自らのプレーを評価した

準々決勝への意気込みを聞くと、「山口選手が上がってくれば、あすは我慢比べになる。自分からはミスしないようにしたい」と語った

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Michiko NISHIKAWA(L) of SAISHUNKAN is one of the strong supporters of Akane

高橋選手の勝利からしばらくしてコートに立った山口選手は、カナダのミッシェル・リ選手と対戦した。初顔合わせとなった3月のスイスオープングランプリ(GP)ゴールドではフルゲームの末に勝っていたが、山口選手が「上からのショットがきつい」と指摘した通り、第1ゲームは序盤からリードを許し最大5点差をつけられる。それでも終盤逆転に成功し21-19で振り切ると、第2ゲームは「焦ってミスしてくれる」との山口選手の言葉通り、リ選手にミスが出はじめ、危なげなく21-13で勝利。順当にベスト8入りを決めた

山口選手は高橋選手と対戦する準々決勝について、「日本人同士は正直、やりたくない」と苦笑交じりに認めた上で、相手のペースに持ち込まれないようにしたいと語った

なお今大会には、山口選手の高校卒業後の所属先に内定した再春館製薬所の西川通子会長が、応援に駆け付けている。同会長は4月のシンガポールオープンSSでも前田美順・垣岩令佳組や福万尚子・與猶くるみ組の応援のため現地入りしていた。今大会では、桃田選手ら、所属選手以外にも声援を送っている

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Kenichi HAYAKAWA / Hiroyuki ENDO

男子ダブルスの早川・遠藤組の相手は、世界ランクは下位ながら、優勝したトマス杯で唯一の黒星を喫した後、連敗し、苦手意識を植えつけられたデンマークの長身ペア、マッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング組。しかしこの日は、日本ペアが圧倒。とりわけ第2ゲームは相手に5点しか与えず完勝した

早川・遠藤組は BadPaL に対し、3連敗した後、初白星を挙げた4月のシンガポールオープンSSで機能した、サーブをゆっくりしてタイミングをずらすなどの対策が再び機能。加えて、「自分たちのパフォーマンスが良かった」(遠藤)と勝因を語った

日本選手2回戦の結果

【男子シングルス】 桃田賢斗(世界3位)〈21-15,14-21,21-13〉トミー・スギアルト(インドネシア、世界16位)、佐々木翔(世界25位)〈21-15,16-21,21-13〉クリスティ・ジョナタン(インドネシア、世界39位)

【女子シングルス】 奥原希望(世界9位)〈13-21,21-8,21-13〉ベ・ヨンジュ(韓国、世界12位)、山口茜(世界10位)〈21-19,21-13〉ミッシェル・リ(カナダ、世界13位)、プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、世界14位)〈16-21,13-21〉高橋沙也加(世界16位)、ワン・シーシャン(中国、世界7位)〈21-14,21-7〉大堀彩(世界58位※予選勝ち上がり)

【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界6位)〈21-18,21-5〉マッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング(デンマーク、世界9位)

【女子ダブルス】 クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール(デンマーク、世界3位)〈21-11,21-15〉福万尚子・與猶くるみ(世界12位)、グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界5位)〈21-9,21-16〉松尾静香・内藤真実(世界14位)

【混合ダブルス】 コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界8位)〈21-16,17-21,21-16〉園田啓悟・福万尚子(世界93位)、ツァンナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)〈21-19,21-14〉数野健太・栗原文音(世界159位※予選繰り上がり)

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準々決勝の対戦カード(※これ以降、17日更新の世界ランキングを反映)

【男子シングルス】

チェン・ロン(中国、世界1位)対ソン・ワンホ(韓国、世界11位)

桃田賢斗(世界4位)対ウェイ・ナン(香港、世界18位)

チョウ・ティエンチェン(台湾、世界7位)対ティエン・ホウウェイ(中国、世界10位)

佐々木翔(世界26位)対アジャイ・ジャヤラム(インド、世界32位)

【女子シングルス】

タイ・ツーイン(台湾、世界3位)対ソン・ジヒョン(韓国、世界8位)

山口茜(世界10位)対高橋沙也加(世界16位)

ワン・イーハン(中国、世界7位)対奥原希望(世界9位)

リ・シュエリ(中国、世界4位)対ワン・シーシャン(中国、世界5位)

【男子ダブルス】

イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国、世界1位)対早川賢一・遠藤大由(世界5位)

マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、世界4位)対コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国、世界10位)

フー・ハイファン/ツァン・ナン(中国、世界3位)対クー・ケンケット/タン・ブンヒョン(マレーシア、世界52位)

ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界2位)対キム・サラン/キム・キジョン(韓国、世界14位)

【女子ダブルス】

マー・ジン/タン・ユエンティン(中国、世界7位)対チョン・ギョンウン/シン・スンチャン(韓国、世界177位)

クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール(デンマーク、世界3位)対チャン・イエナ/イ・ソヒ(韓国、世界115位)

ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界4位)対グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界5位)

ルオ・ユー/ルオ・イン(中国、世界2位)対セリーナ・ピーク/イーフィア・ムスケンス(オランダ、世界9位)

【混合ダブルス】

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)対シン・ベクチョル/チェ・ユジョン(韓国、世界79位)

リュウ・チェン/バオ・イーシン(中国、世界4位)対コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界7位)

クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(イングランド、世界6位)対スッケー・プラパカモン/サラリー・トウントンカム(タイ、世界36位)

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界2位)対ルー・カイ/ホワン・ヤチオン(中国、世界8位)

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