Day 5 of WC : Kento makes another history for Japan

Kento in QF

Kento secured the first ever MS medal for Japan as if it was nothing

世界選手権5日目、桃田賢斗選手が、日本初となる男子シングルスでのメダルを確定させた。ダブルスでも男子は早川賢一・遠藤大由組が2007年の坂本修一・池田信太郎組以来、女子は福万尚子・與猶くるみ組が前田美順・垣岩令佳組に次ぐ2年連続となる、日本勢のメダル獲得を決めた

2012年世界ジュニア選手権優勝、14年トマス杯優勝、15年スーパーシリーズ(SS)優勝と、日本男子シングルス界の歴史に新たなページを書き加えてきた20歳が、五輪と並ぶ世界最高峰の舞台でも輝きを放った。香港のベテラン、ウェイ・ナン選手を相手に、試合開始直後から一気に仕掛けて第1ゲームを21-6と大勝。第2ゲームは前半こそリードを許すも、後半あっさりと逆転して21-14で快勝した

桃田選手は試合後、BadPaL に対し、第4シードからベスト4は必然との認識を示した上で、「ただ、世界のトップ3人(チェン・ロン、ヤン・ヨルゲンセン、リー・チョンウェイ)と並んで4強の一角に食い込めたのは価値あること」と、実感を込めて強調した。準決勝で対戦する第1シードの中国チェン・ロン選手については、「自分にとっては、ディフェンス、オフェンス、スタミナ、パワーとも完璧で隙のない選手。自分のプレーができても勝てる確率は3対7または4対6ぐらいか」と、格上と認める相手の強さを率直に認めながらも、「ここから、という強い気持ちで臨む」と意気込みを示した

一方、チェン・ロン選手は、桃田選手のジュニア時代からのライバルの1人、デンマークのビクター・アクセルセン選手を21-18,30-29で振り切った後、桃田選手の印象について、「2014年のアジア大会と4月のマレーシアオープンSSプレミアで勝っているが、それは過去の話。桃田選手は6月のインドネシアオープンSSプレミアで優勝。今大会も好調で地元観客の応援を得ている。あすはアンダードッグ(挑戦者)として戦う」と述べた

HAYAKAWA-ENDO QF

HAYAKAWA / ENDO overcame pressure from local spectators in Jakarta

早川・遠藤組は、メダルのかかった大事な試合で、4月のシンガポールオープンSSで初めて対戦し敗れたインドネシア2番手のリッキー・カランダ・スワルディ/アンガ・プラタマと再戦した。第1ゲームを日本ペア、第2ゲームをインドネシアペアが取り合い迎えたファイナルゲーム、地元観客の大声援とともにプレッシャーをかけ続けるインドネシアペアに流れを持っていかれそうになる場面はあった。しかしこの日の早川・遠藤組は大きく崩れることなく、堅い守りから攻撃に転じる自分たちの動きを続けて、最後は18-18から3連続得点で勝負を決した

遠藤選手に試合後、シンガポールで対戦した時との違いを聞くと、「早川(選手)のネット前に出るスピードが、相手を上回った部分」と指摘。その上で、「実力は互角で、次やったら結果はどうなるかわからない」と強調した。早川選手は「大会前の合宿で取り組んだフィジカル強化の成果が出ていると思う」と述べた

世界選手権という大舞台で、しかもメダルのかかった節目の大事な試合に勝てたことは自信になるか、との問いには、「この大会が終わってみないと分からない」と回答を保留した。中国リュウ・シャオロン/チュウ・ツィハン組とぶつかる準決勝への意気込みを聞くと、「しっかり戦える、という自信を持って試合に臨みたい」(遠藤)と答えた

FUKUMAn in QF

Fearless Naoko / Kurumi enjoyed the medal match at world meet

福万・與猶組がメダルを争う相手は、前日、2014年銅メダルの前田美順・垣岩令佳組を破った11年銅メダリスト、インドのジュワラ・グッタ/アシュウィニ・ポンナッパ組。「何かが変わると感じた」前日の中国ルオ姉妹との一戦を制した2人は、臆することなく立ち向かい、25-23までもつれた第1ゲームに競り勝つと、第2ゲームは世界ランク12位に一度もリードを譲らぬ快勝で、ノーシードから見事にベスト4入りを果たした

福万・與猶組は試合後、BadPaL らの取材に応じ、前日、日本のシードペア3組が敗れ、唯一の勝ち残りとなって臨んだ試合だったが、「プレッシャーはない。勝って日本の女子ダブルスがよくなれば」と、単独行となった状況も前向きに受け止めていることを明かした。既にメダルは確保したが、準決勝に向けた意気込みを聞くと、「自分たちの最高のプレーを出すだけ。周りの人を喜ばせるにはより良い色のメダルを。やってやろうという気持ち」と笑顔で語った

この日は、中国勢が大苦戦。【男子シングルス】リン・ダン選手【女子シングルス】ワン・シーシャン選手、ワン・イーハン選手【男子ダブルス】フー・ハイファン/ツァン・ナン組【女子ダブルス】ユー・ヤン/ワン・シャオリ組――という各種目の優勝候補が相次いで敗れ、メダルにも手が届かなかった

これに対し、開催国インドネシアは躍進。【女子シングルス】リンダウェニ・ファネトリ選手【男子ダブルス】ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン組【女子ダブルス】グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ組【混合ダブルス】タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル組――と、4種目でメダルを確定させた。とりわけファネトリ選手はノーシードから、2回戦で三谷美菜津選手、3回戦でタイのラッチャノク・インタノン選手、準々決勝で台湾タイ・ツーイン選手と、シード勢3人を連破して、この種目、20年ぶりにインドネシアにメダルをもたらした

Jorgensen

JAN Jorgensen

LCW

LEE ChongWei

男子シングルでは、ドーピング違反による失格処分となった昨年の失地回復を目指すマレーシアのリー・チョンウェイ選手が、この日もシードの香港フ・ユン選手相手に快勝。悲願の初優勝にまた一歩近づいた。準決勝では、中国リン・ダン選手をストレートで下した第2シード、デンマークのヤン・ヨルゲンセン選手と対戦する

準々決勝の結果

【男子シングルス】

チェン・ロン(中国、世界1位)〈21-18,30-29〉ビクター・アクセルセン(デンマーク、世界7位)

桃田賢斗(世界4位)〈21-6,21-14〉ウェイ・ナン(香港、世界20位)

フ・ユン(香港、世界15位)〈12-21,18-21〉リー・チョンウェイ(世界46位)

ヤン・ヨルゲンセン(デンマーク、世界2位)〈21-12,21-15〉リン・ダン(中国、世界5位)

【女子シングルス】

カロリナ・マリン(スペイン、世界1位)〈21-17,21-19〉ワン・シーシャン(中国、世界7位)

ソン・ジヒョン(韓国、世界8位)〈21-17,19-21,21-16〉プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、世界13位)

タイ・ツーイン(台湾、世界4位)〈21-14,20-22,12-21〉リンダウェニ・ファネトリ(インドネシア、世界30位)

サイナ・ネワル(インド、世界2位)〈21-15,19-21,21-19〉ワン・イーハン(中国、世界6位)

【男子ダブルス】

イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国、世界1位)〈21-15,21-18〉フー・ハイファン/ツァン・ナン(中国、世界5位)

ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界3位)〈21-16,22-20〉クリス・ラングリッジ/マーカス・エリス(イングランド、世界26位)

早川賢一・遠藤大由(世界6位)〈21-17,14-21,21-18〉リッキー・カランダ・スワルディ/アンガ・プラタマ(インドネシア、世界13位)

マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン(デンマーク、世界2位)〈15-21,19-21〉リュウ・シャオロン/チュウ・ツィハン(中国、世界9位)

【女子ダブルス】

グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界5位)〈21-11,21-11〉アメリア・アリシア・アンシェリー/スーン・フィエチョ(マレーシア、世界24位)

ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界3位)〈17-21,13-21〉ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界7位)

クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール(デンマーク、世界4位)〈21-8,21-10〉コ・アラ/ユ・ヘウォン(韓国、世界23位)

ジュワラ・グッタ/アシュウィニ・ポンナッパ(インド、世界12位)〈23-25,14-21〉福万尚子・與猶くるみ(世界17位)

【混合ダブルス】

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)〈21-13,21-14〉プラビーン・ジョーダン/デビー・スサント(インドネシア、世界11位)

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界3位)〈21-8,21-15〉コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界8位)

リュウ・チェン/バオ・イーシン(中国、世界4位)〈棄権〉クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(英国、世界7位)

シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界2位)〈21-9,21-18〉ヤッコ・アレンズ/セリーナ・ピーク(オランダ、世界16位)

------------------------------------

準決勝の対戦カード

【男子シングルス】

チェン・ロン(中国、世界1位)対桃田賢斗(世界4位)

ヤン・ヨルゲンセン(デンマーク、世界2位)対リー・チョンウェイ(世界46位)

【女子シングルス】

カロリナ・マリン(スペイン、世界1位)対ソン・ジヒョン(韓国、世界8位)

サイナ・ネワル(インド、世界2位)対リンダウェニ・ファネトリ(インドネシア、世界30位)

【男子ダブルス】

イ・ヨンデ/ユ・ヨンソン(韓国、世界1位)対ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界3位)

早川賢一・遠藤大由(世界6位)対リュウ・シャオロン/チュウ・ツィハン(中国、世界9位)

【女子ダブルス】

グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア、世界5位)対ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界7位)

クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール(デンマーク、世界4位)対福万尚子・與猶くるみ(世界17位)

【混合ダブルス】

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)対タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界3位)

シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界2位)対リュウ・チェン/バオ・イーシン(中国、世界4位)

No comments yet... Be the first to leave a reply!

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Google photo

You are commenting using your Google account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this: