USオープンGPゴールド準々決勝、女子シングルスで山口茜、奥原希望、高橋沙也加、佐藤冴香の4選手が勝ち、ベスト4を日本勢で独占した。また男子ダブルスでは、小林優吾・保木卓朗組が昨年の世界ジュニアチャンピオンを破って、準決勝に進んだ




今大会第1シードの奥原選手は、国際大会では初めて顔を合わせた三谷美菜津選手を所要時間38分、ストレートで退けた。続いて第2シードの山口選手が、スコットランドのカースティ・ギルモア選手をフルゲームの末に振り切る。すると、現在日本の1、2番手にいるこの2人を追い越さなければ五輪レースを勝ち抜けない4番手の高橋選手、6番手の佐藤選手も、きっちり勝ち星を挙げ、離されずについていった
準決勝では、高橋選手が直近の国際大会で2連敗中の奥原選手に、佐藤選手が国際大会初対戦の山口選手にそれぞれ挑む
男子ダブルスは、初戦で第3シードを破り勢いに乗る19歳ペア、小林・保木組が、2014年の世界ジュニア選手権を制したタイのケドレン・キッティヌポン/プアバラヌクロー・デチャポン組にストレート勝ちし、A代表の園田啓悟・嘉村健士組とともにベスト4入りした。準決勝では、同じB代表の数野健太・山田和司組をフルゲームの末に破って勝ち上がってきた2013年世界ジュニアチャンピオンの中国リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフイ組と決勝進出をかけて戦う
女子ダブルスの日本勢対決は、A代表の福万尚子・與猶くるみ組がB代表の松尾静香・内藤真実組に順当勝ち。また、栗原文音・篠谷菜留組が台湾ペアを下してベスト4に入った。
男子シングルスの日本勢勝ち残り、上田拓馬選手と西本拳太選手はともに世界ランク上位の相手に力及ばず、ストレートで敗れベスト8どまりだった。一方、昨年6月のジャパンオープンスーパーシリーズ(SS)のポイントが消え、世界ランク180位からの再スタートとなる元世界1位、マレーシアのリー・チョンウェイ選手は、今シーズン好調のイングランドのラジフ・ウーセフ選手を問題にせず、準決勝に進んだ
準々決勝の結果
【男子シングルス】
チョウ・ティエンチェン(台湾、世界7位)〈21-11,21-19〉上田拓馬(世界26位)
ハンス・クリスチャン・ビティングス(デンマーク、世界18位)〈21-10,21-16〉西本拳太(世界157位)
グ・カロン(香港、世界30位)〈8-21,14-21〉B.サイ・プラニース(インド、世界38位)
ラジフ・ウーセフ(イングランド、世界20位)〈9-21,14-21〉リー・チョンウェイ(マレーシア、世界180位)
【女子シングルス】
奥原希望(世界10位)〈21-8,21-15〉三谷美菜津(世界16位)
高橋沙也加(世界17位)〈21-17,22-20〉チュン・ガンイ(香港、世界24位)
佐藤冴香(世界26位)〈21-7,8-21,21-9〉ヤイン・シェン(中国、世界172位)
山口茜(世界9位)〈21-23,21-13,21-16〉カースティ・ギルモア(スコットランド、世界35位)
【男子ダブルス】
数野健太・山田和司(世界19位)〈13-21,21-19,18-21〉リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフイ(中国、世界29位)
ケドレン・キッティヌポン/プアバラヌクロー・デチャポン(タイ、世界54位)〈18-21,15-21〉小林優吾・保木卓朗(世界131位)
園田啓悟・嘉村健士(世界22位)〈21-13,19-21,21-18〉リー・ヤン/リー・ジェフエイ(台湾、世界1170位)
B.スミース・レディ/マヌ・アトリ(インド、世界26位)〈22-20,21-13〉クリス・ラングリッジ/マーカス・エリス(イングランド、世界32位)
【女子ダブルス】
栗原文音・篠谷菜留(世界39位)〈22-20,21-14〉ホワン・メイチン/リュウ・シュウチー(台湾)
ジュワラ・グッタ/アシュウィニ・ポンナッパ(インド、世界15位)〈21-17,21-14〉カーラ・ネルテ/ヨハナ・ゴリツェウスキ(ドイツ、世界17位)
福万尚子・與猶くるみ(世界19位)〈21-11,21-19〉松尾静香・内藤真実(世界29位)
セリーナ・ピーク/イーフィア・ムスケンス(オランダ、世界8位)〈15-21,11-21〉ユー・ヤン/ツォン・チアンシン(中国、世界142位)
【混合ダブルス】
ミハエル・フックス/バージット・ミシェルズ(ドイツ、世界14位)〈21-17,21-16〉ロビン・ミドルトン/リーン・チュウ(オーストラリア、世界66位)
ホワン・カイシアン/ホワン・ドンピン(中国、世界98位)〈21-7,21-13〉ルー・チアピン/リー・チアシン(台湾)
トビー・グ/アレックス・ブルース(カナダ、世界28位)〈13-21,14-21〉ヤッコ・アレンズ/セリーナ・ピーク(オランダ、世界20位)
リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界11位)〈21-4,22-20〉ピーター・ケスバウワー/カーラ・ネルテ(ドイツ、世界288位)
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準決勝の対戦カード
【男子シングルス】
チョウ・ティエンチェン(台湾、世界7位)対ハンス・クリスチャン・ビティングス(デンマーク、世界18位)
B.サイ・プラニース(インド、世界38位)対リー・チョンウェイ(マレーシア、世界180位)
【女子シングルス】
奥原希望(世界10位)対高橋沙也加(世界17位)
山口茜(世界9位)対佐藤冴香(世界26位)
【男子ダブルス】
リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフイ(中国、世界29位)対小林優吾・保木卓朗(世界131位)
園田啓悟・嘉村健士(世界22位)対B.スミース・レディ/マヌ・アトリ(インド、世界26位)
【女子ダブルス】
ジュワラ・グッタ/アシュウィニ・ポンナッパ(インド、世界15位)対栗原文音・篠谷菜留(世界39位)
福万尚子・與猶くるみ(世界19位)対ユー・ヤン/ツォン・チアンシン(中国、世界142位)
【混合ダブルス】
ミハエル・フックス/バージット・ミシェルズ(ドイツ、世界14位)対ホワン・カイシアン/ホワン・ドンピン(中国、世界98位)
リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界11位)対ヤッコ・アレンズ/セリーナ・ピーク(オランダ、世界20位)