Can Japan shine at Asian Games as World champion ?

Thomas-Uber teams

Team Japan will face another trial at Asian Games

4年に一度のアジア大会バドミントン競技があす20日、韓国・仁川で始まる。とりわけ個人戦に先立ち行われる団体戦では、5月の国・地域別対抗戦トマス・ユーバー杯で男子が優勝、女子が準優勝した日本チームの活躍に期待が高まる。しかし、トマス杯敗北のリベンジのため世界ランク上位の選手を外し五輪2連覇のリン・ダン選手を第2シングルスに引き上げた中国、自国開催の今大会に照準を合わせ男子ダブルス世界1位のイ・ヨンデ/ユ・ヨンソン組を中心に調子を上げてきた韓国、さらに東南アジアからインドネシア、マレーシア、タイなど難敵が数多く立ちはだかるため、メダル獲得すら楽観視できないのが現実だ。ヨネックス米山勉社長の独占インタビューも絡め、日本の現在の立ち位置を確認しつつ、アジア大会を展望する

世界バドミントン連盟(BWF)が2007年にスタートした上位大会スーパーシリーズ(SS)で、日本選手が初めて優勝したのは2010年10月、末綱聡子・前田美順組だった。それから2年足らずの12年8月、ロンドン五輪で藤井瑞希・垣岩令佳組が銀メダルを獲得し日本勢で初めて表彰台に上がった。その翌年には、日本の関係者が長年待ち望んでいた国内で開催される唯一のSS「ヨネックスオープンジャパン」の日本人初制覇を、当時まだ16歳だった山口茜選手が成し遂げた。そして今年5月のトマス杯において、日本男子が準決勝で6連覇を狙った強豪中国を3対0と完封し、決勝では古豪マレーシアに3対2で競り勝ち、初優勝した

F-moment

Japan deserved to win at Thomas cup

果たして日本は真に世界一の座を射止めたのか?トマス・ユーバー杯の会場となったインド・ニューデリーのシリフォートインドアスタジアムで、BadPaL がすべての日本選手に直接聞いたコメントからは、「勝ちにいく」という強い気持ちを持って事前合宿の段階から取り組んできた姿勢がひしひしと伝わってきた。中でも日本男子のエース、田児賢一選手は早い段階から、決勝まで中国と当たらないドローを必ずしも望んでいないと明言。「優勝するには結局どこかで中国を倒さなければならない。中国との対戦を回避して決勝まで進むことを喜ぶような意識ではだめ」とはっきり口にしていた。また桃田賢斗選手は、自身の勝利で中国を破った準決勝の直後、多くの海外メディアから中国に勝ったことはどんな意味をもつかと聞かれ、「勝つためにここへ来ているのだから、勝ったこと自体に特別な意味はない」と言い切った。むしろコーチ陣の方が、最後まで控えめなコメントを発していたと言ってもよいほどで、トマス杯の優勝は、日本選手が十分に準備をして臨んだ結果、つかみ取った栄冠であることに疑いの余地はない

Mr.Ben with Ms.Gillian CLARK ,a former English player

Mr.Ben YONEYAMA of YONEX with Ms.Gillian CLARK ,a former English player

ただ同時に、日本が勝てたのならば俺たちも、といった勇気を、一握りの常勝チーム以外の国・地域に与えた――。昨年に続いて BadPaL の独占インタビューに応じた米山社長は、このように指摘。「日本のトマス杯初制覇は、国内のみならず世界のバドミントン界を活性化させる」と断言した

米山社長は、初めて BadPaL の単独取材に応じた昨年10月、女子シングルスの新星、山口選手による「ヨネックスオープンジャパン」日本人初制覇の次に期待するのは、「日本選手の世界チャンピオン誕生」と明言していた。それから約7カ月後、日本は予想された個人戦ではなく、男子団体戦でこれをクリアした。そして、2年目のインタビューでは、トマス杯優勝・ユーバー杯準優勝の余韻が残る中、開催された「ヨネックスオープンジャパン」で、「昨年の山口選手に続く日本選手による優勝を望む」と言及。これも既知の通り、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組がやり遂げた

トマス杯の快挙を振り返り、米山社長は、とりわけ準決勝で「5連覇中の最強国、中国の牙城をまさか崩せるとは予想していなかった」と明かし、「1番手として出場した田児君が勝ったのが大きかった」と指摘した。その上で、日本の優勝は国内において目指す頂上を高くし、子どもたちに夢を持たせるという企業ポリシーに叶うことで喜ばしいと述べた。また国外では、これまで中国、インドネシア、マレーシアの3カ国しか優勝実績のなかったこの大会で、日本が勝てたのならば自分たちもという自信とモチベーションを各国に与えるのに十分なインパクトがあったと強調した

Yonex-Thai

Yonex extends support to Team Thailand who will be future champion

そうした国の1つが、若手の成長で力をつけてきたタイだ。昨年から今年にかけて、◆初の世界チャンピオン輩出◆男女混合団体戦スディルマン杯で日本を破り銅メダル獲得◆世界ジュニア選手権の男子ダブルスで優勝――など、個人、団体ともに躍進著しい。ヨネックスは、国際市場の拡大に力を入れる販売促進活動の一環もあり、タイバドミントン協会(パッタマー・リーサワットラクーン会長:写真左)と2011年から締結している用具提供契約の延長を発表した

タイではほかに、2009~11年に前人未到の世界ジュニア選手権3連覇を達成し、昨年8月にはロンドン五輪金メダリストを倒して弱冠18歳で世界チャンピオンに上り詰めたラッチャノク・インタノン選手が今も生活と練習の拠点としているバンコク郊外にあるBanthongyord(BTY) Badminton Schoolもスポンサーしている

Viktor

Viktor won bronze medal at World championships in August

デンマークも高い潜在力を有する国の1つ。ヨネックスは、若手の有望株ビクター・アクセルセン選手とのスポンサー契約を他ブランドから奪い取った。アクセルセン選手もオーストラリアンオープンSSが開催されたシドニーで BadPaL に対し、「信頼できるヨネックスと契約できて良かった」と満足感を示していた。ちなみに同選手は、マネジャーを務める父親の働き掛けにより、ソニー(写真左肩にロゴ)もスポンサーの1つに加えたことを明かした。アクセルセン選手はヨネックス契約選手として臨んだ8月の世界選手権で、銅メダルを獲得した

インタノン選手とアクセルセン選手は、ともに世界ジュニアチャンピオンの肩書きを持つ。 米山社長は、2人が活躍した世界ジュニア選手権にも特別な思いを抱く。「でき上がったいい所だけをとっていくのではなく、(バドミントン界を)底辺からサポートする」トップブランドとして、まだ見ぬ次代のスターが誕生する可能性の高いこの大会を重視。近年だけでも、2013年のタイ・バンコク大会、14年のマレーシア・アロースター大会と、社長自ら試合会場に足を運ぶ気持ちの入れよう。先ごろ、南米ペルーでの開催が決まった2015年世界ジュニア・リマ大会にも出向いていく意欲を見せた

アジア大会日本の初戦は

アジア大会バドミントン競技の団体戦は20~23日に行われる。日本男子は、◆田児賢一桃田賢斗佐々木翔上田拓馬早川賢一・遠藤大由◆平田典靖・橋本博且園田啓悟・嘉村健士――のトマス杯優勝メンバーで、中国、インドネシアに続く第3シードに入った。1回戦(20日)は試合がなく、2回戦(21日)で韓国対インドの勝者とベスト4入りをかけて対戦する。勝ち上がりが予想されるホスト国の韓国は、強みを持つダブルスに世界選手権で金、銀、銅メダルを獲得した3ペアをそろえる。さらに弱点とされるシングルスに五輪2大会連続4位のベテラン、イ・ヒョンイル選手を加え、現時点で最高の布陣を整えた。世界選手権で結果を残せなかった日本にとって韓国戦は、トマス杯時のようにメンバー全員が勝利への高い意識を共有して試合に臨めるか、世界チャンピオンとして真価を問われる一戦となる。カギを握るのは、世界選手権を故障のため欠場したエースの田児選手だ

日本女子の布陣は、◆三谷美菜津高橋沙也加山口茜橋本由衣高橋礼華・松友美佐紀前田美順・垣岩令佳松尾静香・内藤真実――。ユーバー杯準優勝メンバーのうち、廣瀬栄理子選手に代えて橋本選手を起用した。中国、韓国に続く第3シードで、2回戦(20日)から登場し、インドネシア対モルジブの勝者を迎え撃つ。対戦することが濃厚なインドネシアは、世界ランクこそ日本ペアより下位だが、最近結果を残し始めたダブルス陣が勢いをつけてきており、日本は確実に勝利を手にするため、世界選手権銅メダルの三谷選手を柱にシングルス3つを取りこぼしなく勝つことが求められる

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