Top Japanese pairs of Men and Women make the semifinals

全英オープンSSプレミア準々決勝、SS初優勝を目指している男子ダブルス第2シードの早川賢一・遠藤大由組と女子ダブルス第3シードの高橋礼華・松友美佐紀組が、いずれも1ゲームずつ落としながらもきっちり勝ちをつかみ、順当に準決勝に進んだ

Misaki MATSUTOMO-Ayaka TAKAHASHI
WD semi-finalists : 3 Chinese pairs and Misaki MATSUTOMO/Ayaka TAKAHASHI @archives

高橋・松友組は、過去4戦全勝と得意としているインドネシアのピア・ゼバディア・ベルナデス/リズキ・アメリア・プラディプタ組に、16-21と初めて第1ゲームを先制される苦しい立ち上がり。しかし第2ゲームを21-9の大差で取り返すと、ファイナルゲームは相手に主導権を渡すことなく21-18で振り切って勝利し、中国ペアが3枠を占めるベスト4の一角に入った

Hiroyuki ENDO-Kenichi HAYAKAWA
Last year’s runner-up,Hiroyuki ENDO/Kenichi HAYAKAWA advanced to semifinals @archives

早川・遠藤組の相手は、これまで3勝2敗と勝ち越してはいるが、5度の対戦中4度がファイナルゲームまでもつれる接戦と、実力が拮抗するインドネシアの2番手、ライアン・アグン・サプトラ/アンガ・プラタマ組。第1ゲーム、20-17と先にゲームポイントを握りながら追いつかれるも、何とか逃げ切る。しかし第2ゲームは、中盤以降引き離され15-21で落とし、6度目の対戦もファイナルゲームに突入する。ファイナルでは中盤から終盤に向けて相手にリードを許し、追いかける展開が続くが、14-16から4連続得点で逆転すると、そのまま押し切り21-19で勝利。決勝に進んだ昨年の結果にあと1つと迫った

一方、日本から2人がベスト8に残った男子シングルスでは、田児賢一選手が過去1勝1敗の韓国ソン・ワンホ選手にストレート負け。桃田賢斗選手は第1シード、マレーシアのリー・チョンウェイ選手と対戦したが、14-21,18-21で敗れ、世界ランク1位への初挑戦は黒星に終わった

前日に続いて中国ペア、しかもロンドン五輪金メダルのツァオ・ユンレイ/ティエン・チン組とぶつかった前田美順・垣岩令佳組は、20-19と先にゲームポイントを握りながら決め切れず逆転で第1ゲームを落とすと、第2ゲームは中盤、14-13から連続得点を許してしまい敗退。2日続けての中国越えはならなかった

男子ダブルス、女子ダブルスに加えて混合ダブルスでもベスト8まで勝ち上がってきた早川選手と松友選手のペアだったが、この日は第3シードの中国シュー・チェン/マー・ジン組に歯が立たずストレート負け。ただ、SS以上の大会でのベスト8入りは、昨年8月の世界選手権、同10月のフレンチオープンSSに続くもので、ランキングポイントの上乗せにつながる

準々決勝の結果

【男子シングルス】

田児賢一(世界5位)〈15-21,17-21〉ソン・ワンホ(韓国、世界11位)

リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)〈21-14,21-18〉桃田賢斗(世界15位)

ワン・ツェンミン(中国、世界9位)〈21-13,16-21,21-17〉イ・トンクン(韓国、世界43位※予選勝ち上がり)

チェン・ロン(中国、世界2位)〈18-21,21-11,21-14〉ハンス・クリスチャン・ビティングス(デンマーク、世界21位)

【女子シングルス】

リ・シュエリ(中国、世界1位)〈21-17,21-18〉ソン・ジヒョン(韓国、世界5位)

ラッチャノク・インタノン(タイ、世界2位)対〈23-21,21-16〉ミッシェル・リ(カナダ、世界24位)

ワン・シーシャン(中国、世界3位)〈21-17,21-10〉サイナ・ネワル(インド、世界7位)

ワン・イーハン(中国、世界4位)〈21-8,21-13〉ベ・ヨンジュ(韓国、世界6位)

【男子ダブルス】

ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界1位)〈23-21,22-20〉フー・ハイファン/ツァン・ナン(中国、世界247位※予選勝ち上がり)

フーン・ティエンハウ/タン・ウィーキョン(マレーシア、世界7位)〈18-21,12-21〉マルキス・キド/ギデオン・マルクス・フェルナルディ(インドネシア、世界18位)

ツァイ・チアシン/リー・シェンム(台湾、世界10位)〈17-21,21-19,14-21〉コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国、世界54位)

早川賢一・遠藤大由(世界2位)〈22-20,15-21,21-19〉ライアン・アグン・サプトラ/アンガ・プラタマ(インドネシア、世界9位)

【女子ダブルス】

ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界1位)〈21-9,21-14〉チャン・イエナ/キム・ソヨン(韓国、世界8位)

前田美順・垣岩令佳(世界9位)〈20-22,15-21〉ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界12位)

高橋礼華・松友美佐紀(世界3位)〈16-21,21-9,21-18〉ピア・ゼバディア・ベルナデス/リズキ・アメリア・プラディプタ(インドネシア、世界6位)

シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、世界18位)〈17-21,21-12,17-21〉マー・ジン/タン・ユエンティン(中国、世界99位※予選勝ち上がり)

【混合ダブルス】

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)〈21-10,21-13〉クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(英国、世界5位)

シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界3位)〈21-11,21-16〉早川賢一・松友美佐紀(世界19位)

コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界9位)〈21-15,19-21,21-13〉マッズ・ピーラー・コルディング/カミラ・リタ・ユール(デンマーク、世界54位※予選勝ち上がり)

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界2位)〈21-12,17-21,21-12〉ダニー・バワ・クリスナンタ/ユーヤン・バネッサ・ネオ(シンガポール、世界18位)

 

準決勝の対戦カード

【男子シングルス】

リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)対ソン・ワンホ(韓国、世界11位)

チェン・ロン(中国、世界2位)対ワン・ツェンミン(中国、世界9位)

【女子シングルス】

リ・シュエリ(中国、世界1位)対ラッチャノク・インタノン(タイ、世界2位)

ワン・シーシャン(中国、世界3位)対ワン・イーハン(中国、世界4位)

【男子ダブルス】

ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界1位)対マルキス・キド/ギデオン・マルクス・フェルナルディ(インドネシア、世界18位)

早川賢一・遠藤大由(世界2位)対コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国、世界54位)

【女子ダブルス】

ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界1位)対ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界12位)

高橋礼華・松友美佐紀(世界3位)対マー・ジン/タン・ユエンティン(中国、世界99位※予選勝ち上がり)

【混合ダブルス】

ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)対シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界3位)

タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界2位)対コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界9位)

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