全英オープンSSプレミア2回戦、日本勢は、男子シングルスの田児賢一、桃田賢斗両選手、男子ダブルスの早川賢一・遠藤大由組、女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀組と前田美順・垣岩令佳組、混合ダブルスの早川・松友組が勝ち、ベスト8に名乗りを上げた

このうち前田・垣岩組は、昨年10月にペアを再結成し国際大会に本格参戦して以降、誰にも負けていない中国タン・ジンフア/バオ・イーシン組と対戦。第1ゲームを先取した後、第2ゲームは落とすも14-20とリードされた場面から追いつく粘りを見せる。ファイナルゲームでは前半を8-11で終えるが、後半逆転に成功し21-17で勝利。◆オランダオープングランプリ(GP)◆デンマークオープンSSプレミア◆フレンチオープンSS◆香港オープンSS◆マカオオープンGPゴールド◆韓国オープンSS◆マレーシアオープンSSプレミア――と、出場した7大会すべてで優勝し、無敗記録を続けてきた中国ペアを止めた

とりわけ現在21歳のバオ選手(1992年9月生まれ)は、2011年ジャパンオープンSS(ツォン・チエンシン選手とペア)で、ノーシードから当時の日本トップ3ペアを次々破って優勝して以来、日本人キラーとしてさまざまな大会で日本ペアの上位進出を阻んできた。過去に日本ペアに敗れたのは、2011年中国オープンSSプレミア(シエ・ジン選手とのペア)での松尾静香・内藤真実組と、13年シンガポールオープンSS(チェン・シュウ選手とのペア)での高橋・松友組のみ
一方、混合ダブルスでは、早川・松友組が、格上のタイのベテラン、スッケー・プラパカモン/サラリー・トウントンカム組を21-19,21-19のストレートで降す金星を挙げ、この種目、日本ペアで唯一、準々決勝に進んだ
日本選手2回戦の結果
【男子シングルス】 田児賢一(世界5位)〈21-19,21-15〉チョウ・ティエンチン(台湾、世界24位)、桃田賢斗(世界15位)〈21-15,21-10〉ラジフ・ウーセフ(英国、世界20位)、チェン・ロン(中国、世界2位)〈21-14,22-20〉上田拓馬(世界17位)、佐々木翔(世界23位)〈19-21,16-21〉イ・トンクン(韓国、世界45位※予選勝ち上がり)
【女子シングルス】 リ・シュエリ(中国、世界1位)〈14-21,21-19,21-15〉三谷美菜津(世界16位)
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由(世界3位)〈21-13,22-20〉ミハエル・フックス/ヨハネス・シュートラー(ドイツ、世界38位)、フーン・ティエンハウ/タン・ウィーキョン(マレーシア、世界8位)〈25-23,20-22,21-14〉平田典靖・橋本博且(世界17位)
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界4位)〈21-15,21-11〉ウーン・ケーウェイ/フー・ビビアン・カームン(マレーシア、世界16位)、タン・ジンフア/バオ・イーシン(中国、世界5位)〈16-21,23-21,17-21〉前田美順・垣岩令佳(世界9位)
【混合ダブルス】 スッケー・プラパカモン/サラリー・トウントンカム(タイ、世界8位)〈19-21,19-21〉早川賢一・松友美佐紀(世界18位)
準々決勝の対戦カード(※これ以降、6日付更新の最新の世界ランキングを反映)
【男子シングルス】
田児賢一(世界5位)対ソン・ワンホ(韓国、世界11位)
リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)対桃田賢斗(世界15位)
ワン・ツェンミン(中国、世界9位)対イ・トンクン(韓国、世界43位※予選勝ち上がり)
チェン・ロン(中国、世界2位)対ハンス・クリスチャン・ビティングス(デンマーク、世界21位)
【女子シングルス】
リ・シュエリ(中国、世界1位)対ソン・ジヒョン(韓国、世界5位)
ラッチャノク・インタノン(タイ、世界2位)対ミッシェル・リ(カナダ、世界24位)
ワン・シーシャン(中国、世界3位)対サイナ・ネワル(インド、世界7位)
ワン・イーハン(中国、世界4位)対ベ・ヨンジュ(韓国、世界6位)
【男子ダブルス】
ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、世界1位)対フー・ハイファン/ツァン・ナン(中国、世界247位※予選勝ち上がり)
フーン・ティエンハウ/タン・ウィーキョン(マレーシア、世界7位)対マルキス・キド/ギデオン・マルクス・フェルナルディ(インドネシア、世界18位)
ツァイ・チアシン/リー・シェンム(台湾、世界10位)対コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国、世界54位)
早川賢一・遠藤大由(世界2位)対ライアン・アグン・サプトラ/アンガ・プラタマ(インドネシア、世界9位)
【女子ダブルス】
ユー・ヤン/ワン・シャオリ(中国、世界1位)対チャン・イエナ/キム・ソヨン(韓国、世界8位)
前田美順・垣岩令佳(世界9位)対ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン(中国、世界12位)
高橋礼華・松友美佐紀(世界3位)対ピア・ゼバディア・ベルナデス/リズキ・アメリア・プラディプタ(インドネシア、世界6位)
シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、世界18位)対マー・ジン/タン・ユエンティン(中国、世界99位※予選勝ち上がり)
【混合ダブルス】
ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国、世界1位)対クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック(英国、世界5位)
シュー・チェン/マー・ジン(中国、世界3位)対早川賢一・松友美佐紀(世界19位)
コ・ソンヒョン/キム・ハナ(韓国、世界9位)対マッズ・ピーラー・コルディング/カミラ・リタ・ユール(デンマーク、世界54位※予選勝ち上がり)
タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル(インドネシア、世界2位)対ダニー・バワ・クリスナンタ/ユーヤン・バネッサ・ネオ(シンガポール、世界18位)