Japan League champ UNISYS fails to become Int’l champ

UNISYS Runner-up
UNISYS(F) : 1st runner-up, again

インドネシアスーパーリーガ6日目、女子決勝は、2013年スーパーリーガを制したジャヤラヤ・ジャカルタと、2013年日本リーグチャンピオンの日本ユニシスという、インドネシアと日本のトップチームによる頂上決戦となった。2対3と惜敗した昨年決勝のリベンジを狙った日本ユニシスだったが果たせず、ジャヤラヤが国際クラブ対抗戦2連覇を達成した

Busanan vs Sayaka
Busanan vs Sayaka

この試合のカギは、昨年の決勝でも対戦した高橋沙也加選手とブサナン・ウンバンルンパン選手(タイ)の2人による第1シングルスだった。

 

*乱立する速報サイトとの質の上での差別化を進めるため、今後、これ以降は会員向け別頁への掲載となる予定です

 

前回は高橋選手が19-21,21-14,21-13で振り切ったが、今回は明らかに力強さを増したタイの17歳に主導権を握られ、ファイナルゲームには持ち込んだものの、最後まで勢いを止めることができなかった

Ayaka-Misaki
Ayaka TAKAHASHI / Misaki MATSUTOMO proved their strength as World No.4 in Superliga

次の第1ダブルスで、エースペアとしてここまで全勝でチームを引っ張ってきた高橋礼華・松友美佐紀組が、チームメイトの応援を背に、世界ランク7位のピア・ゼバディア・ベルナデス/リズキ・アメリア・プラディプタ組に快勝し一矢報いる。しかし、続く第2シングルス、第2ダブルスは相手の方が実力、実績ともに一枚上手。この大会で調子を上げてきた奥原希望選手が控える第3シングルスまで回れば、日本ユニシスに優位な展開となることも期待されたが叶わず、1対3で敗れ、2年連続で準優勝に終わった

JayaRaya(F)
JayaRaya(F) : Superliga champion, again

優勝したジャヤラヤはダブルスの強いチーム。これに昨年と同じく、世界16位の三谷美菜津選手と同17位のブサナン・ウンバンルンパン選手を迎え、シングルスを補強して臨んだ結果、見事に連覇に成功した

Busanan
Busanan is going to be 18 in March

今回、両親とともにスラバヤ入りした来月18歳(1996年3月生まれ)になるブサナン選手は BadPaL に対し、「この後、アジアジュニア選手権、世界ジュニア選手権に出場し、昨年、大堀彩選手と山口茜選手がそれぞれつかんだ両タイトルの獲得に挑む」と笑顔で答えた

女子決勝の結果

◆日本ユニシス1-3ジャヤラヤ・ジャカルタ

【第1シングルス】 高橋沙也加〈13-21,21-14,7-21〉ブサナン・ウンバンルンパン(タイ)

【第1ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀〈21-11,21-17〉ピア・ゼバディア・ベルナデス/リズキ・アメリア・プラディプタ(インドネシア)

【第2シングルス】 打田しづか〈9-21,10-21〉ベラエトリックス・マヌプティ(インドネシア)

【第2ダブルス】 栗原文音・篠谷菜留〈10-21,13-21〉グレイシア・ポリー/ニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ(インドネシア)

【第3シングルス】 奥原希望〈打ち切り〉アドリヤンティ・フィルダサリ(インドネシア)

3rd runner-up
RENESAS : 3rd runner-up, again

一方、前日の準決勝で敗れたルネサスムティアラカーディナル・バンドンがぶつかった3位決定戦は、最終の第2ダブルスまでもつれる接戦となったが、ルネサスは2対3で振り切られ、昨年と同じ4位にとどまった

女子3位決定戦の結果

ルネサス2-3ムティアラカーディナル・バンドン(インドネシア)

【第1シングルス】 伊東可奈〈22-24,14-21〉リンダウェニ・ファネトリ(インドネシア)

【第2シングルス】 峰歩美〈21-19,21-13〉ヘラ・デシアナ・ラクマワティ(インドネシア)

【第3シングルス】 福島由紀〈15-21,21-19,16-21〉ハンナ・ラマディニ(インドネシア)

【第1ダブルス】 前田美順・垣岩令佳〈22-20,21-16〉ゲビー・リスティヤンティ・ヒマワン/マレタ・デア・ゲオバニ(インドネシア)

【第2ダブルス】 福島由紀・廣田彩花〈21-23,9-21〉ティアラ・ロサリア・ヌライダ/スシ・リズキ・アンディニ(インドネシア)

UEDA vsTAGO
Takuma UEDA vs Kenichi TAGO in Surabaya

男子はこの日、準決勝2試合を行い、日本ユニシスジャヤラヤ・ジャカルタに0対3で敗れ、決勝進出を逃した。最初の種目、第1シングルスは上田拓馬選手と田児賢一選手の日本人対決。第1ゲームは上田選手が競り合いを制し22-20で取るが、その後は地力に勝る田児選手が徐々に引き離し、第2、第3ゲームを連取してジャヤラヤに最初のポイントをもたらす

Double Hiroyuki
Double Hiroyuki lost to Beijing Olympic Gold medalists

次の第1ダブルスに日本ユニシスが送り込んだのは遠藤大由・佐伯祐行組。現在は別々のペアを組むが、この大会で再結成した北京五輪金メダリスト、マルキス・キド/ヘンドラ・セティアワン組に挑み、ラリーではほぼ互角にわたり合う。ただ、個々の能力もさることながら、ペアとしての経験値で勝るベテランのインドネシアペアが要所を締め、ストレート勝ち。ジャヤラヤが2対0として王手をかけた

第2シングルスは、2日前にドイツのマーク・ツイブラー選手(世界11位)を破った試合をはじめ、ここまで負けなしの坂井一将選手が、ジャヤラヤのベトナムからの助っ人、グエン・ティエンミン選手(世界8位)と対戦した。しかしこの日は、グエン選手が試合後、「本調子ではなかったようだ」と指摘した通り、精彩を欠きストレートで敗れて、劣勢のチームを立て直すことはできなかった

JayaRaya
TAGO (6th from left) and members of JayaRaya

ジャヤラヤの選手とコーチは試合後、そろって記者会見に応じた。その中で田児選手はインドネシアのメディアから決勝に向けた意気込みを聞かれ、「ここまできたら優勝したい」と答えながら、直後に「でもあすは出場しない」とコメント。メディアをけむに巻くとともに、関係者をやきもきさせた

◆日本ユニシス0-3ジャヤラヤ・ジャカルタ(インドネシア)

【第1シングルス】 上田拓馬〈22-20,14-21,13-21〉田児賢一

【第1ダブルス】 遠藤大由・佐伯祐行〈18-21,15-21〉マルキス・キド/ヘンドラ・セティアワン(インドネシア)

【第2シングルス】 坂井一将〈14-21,15-21〉グエン・ティエンミン(ベトナム)

【第2ダブルス】 早川賢一・金子祐樹〈打ち切り〉アンガ・プラタマ/ギデオン・マルクス・フェルナルディ(インドネシア)

【第3シングルス】 井上拓斗〈打ち切り〉ウィスヌ・ユリ・プラセトヨ(インドネシア)

準決勝もう1つの山、昨年の覇者ムシカチャンピオンと、開催地スラバヤを拠点とするHI-QUAウィマ・スラバヤの試合は、ムシカチャンピオンが苦しみながらも2種目を残して勝利。悲願の2連覇へあと1勝と迫った

ムシカチャンピオン(インドネシア)3-0HI-QUAウィマ・スラバヤ(インドネシア)

【第1シングルス】 マーク・ツイブラー(ドイツ)〈19-21,21-16,21-11〉アリフ・ギファル・ラマダン(インドネシア)

【第1ダブルス】 ライヤン・アグン・サプトラ/リッキー・カランダ・スアルディ(インドネシア)〈16-21,21-15,24-22〉セルバヌス・ゲー/アデ・ユスフ・サントソ(インドネシア)

【第2シングルス】 シモン・サントソ(インドネシア)〈21-6,21-14〉フェブリャン・イルバナルディ(インドネシア)

【第2ダブルス】 ワヒュ・ナヤカ/ハルディヤント(インドネシア)〈打ち切り〉ロナル・アレキサンダー/リヨ・アリフ・アンドリアント(インドネシア)

【第3シングルス】 イ・ヒョンイル(韓国)〈打ち切り〉リズキ・アンタサリ(インドネシア)

 

この結果、大会最終日に行われる男子の決勝は、ムシカチャンピオン対ジャヤラヤ・ジャカルタとなった。一方、敗れた日本ユニシスはあす、HI-QUAウィマ・スラバヤとの3位決定戦に臨む

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