韓国オープンＳＳプレミア準決勝、日本勢で唯一勝ち残っていた三谷美菜津選手は、昨年９月チャイナマスターズＳＳで破った中国ワン・シーシャン選手にリベンジを許し、決勝進出を逃した。ワン選手は昨年、オリンピックレースを世界３位で終え出場権を確保しながら、安定感に欠ける一面があり、最終的に中国バドミントン協会（ＣＢＡ）の判断で３つの代表枠から外れた。しかし、年末に行われた世界上位８人／組のみ出場できるＳＳファイナルで準優勝し、どん底だった状況から復調してきていることを、自ら笑顔とともに語っていた
三谷選手はこの日、第１ゲームの出だしからワン選手に主導権を握られ、前半を6-11で折り返す。後半開始早々、8-11と３点差まで迫るも、連続得点で突き放されるとワン選手の勢いを止められず、11-21の大差でこのゲームを落とす。第２ゲームもワン選手にリードされるが、3-5から４連続得点を決めこの試合初めてリードを奪う。しかしすぐに並ばれ9-11でインターバルを迎える。後半、12-12と追いついた後はペースをつかみ一進一退ながら17-15とリードするが、ここからワン選手に６連続得点を許してしまい、17-21で敗れた
女子ダブルスでは、韓国２組、中国１組、インドネシア１組の合わせて４ペアが失格処分を受けるきっかけとなったロンドン五輪の一戦、中国ユー・ヤン／ワン・シャオリ対韓国キム・ハナ／チョン・ギョンウンのリマッチが行われた。結果は、ロンドンでは‘勝ちを譲った’中国ペアがストレートで韓国ペアを下し、決勝に進んだ
各種目準決勝の結果
【男子シングルス】
リー・チョンウェイ（マレーシア、世界１位）〈21-11,21-18〉ウォン・ウィンキ（香港、世界25位）、ドゥ・ペンユ（中国、世界５位）〈21-12,21-17〉ソニー・ドゥイ・クンチョロ（インドネシア、世界10位）
【女子シングルス】
ソン・ジヒョン（韓国、世界７位）〈21-14,21-17〉ハン・リ（中国、世界26位）、ワン・シーシャン（中国、世界５位）〈21-11,21-17〉三谷美菜津（世界10位）
【男子ダブルス】
マシアス・ボー／カールステン・モゲンセン（デンマーク、世界１位）〈19-21,21-10,21-18〉シェン・イエ／ホン・ウェイ（中国、世界５位）、クー・ケンケット／タン・ブンヒョン（マレーシア、世界２位）〈17-21,11-21〉イ・ヨンデ／コ・ソンヒョン（韓国、世界10位）
【女子ダブルス】
ユー・ヤン／ワン・シャオリ（中国、世界５位）〈21-16,21-11〉キムハナ／チョン・ギョンウン（韓国、世界12位）、クリスティナ・ペダーセン／カミラ・リタ・ユール（デンマーク、世界３位）〈19-21,21-19,11-21〉マー・ジン／タン・ジンフア（中国、世界45位）
【混合ダブルス】
シュー・チェン／マー・ジン（中国、世界１位）〈21-12,21-14〉スッケー・プラパカモン／サラリー・トウントンカム（タイ、世界５位）、ツァン・ナン／ツァオ・ユンレイ（中国、世界４位）〈21-16,21-3〉ヨアキム・フィッシャー・ニールセン／クリスティナ・ペダーセン（デンマーク、世界６位）
決勝の組み合わせは以下の通り。中国は男子ダブルスを除く４種目（うち２種目は同国対決）で決勝に進んだ。一方、開催国の韓国は、女子シングルスと男子ダブルスの２種目制覇を目指す
【男子シングルス】
リー・チョンウェイ（マレーシア、世界１位）対ドゥ・ペンユ（中国、世界５位）
【女子シングルス】
ワン・シーシャン（中国、世界５位）対ソン・ジヒョン（韓国、世界７位）
【男子ダブルス】
マシアス・ボー／カールステン・モゲンセン（デンマーク、世界１位）対イ・ヨンデ／コ・ソンヒョン（韓国、世界10位）
【女子ダブルス】
ユー・ヤン／ワン・シャオリ（中国、世界５位）対マー・ジン／タン・ジンフア（中国、世界45位）
【混合ダブルス】
シュー・チェン／マー・ジン（中国、世界１位）対ツァン・ナン／ツァオ・ユンレイ（中国、世界４位）
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