韓国オープンＳＳプレミア１回戦、日本選手は男子シングルス１人、女子シングルス１人、男子ダブルス２組、女子ダブルス２組、混合ダブルス１組が勝ち、２回戦に進んだ。一方、ほぼフルメンバーで今大会に臨んできた中国だったが、女子シングルス第１シードのリ・シュエリ選手と第２シードのワン・イーハン選手、男子シングルス第２シードのチェン・ロン選手、男子ダブルス第３シードのカイ・ユン／フー・ハイファン組が初戦を戦い終えることなく棄権し、早々に試合会場を去った
ＳＳプレミアは、オリンピックと世界選手権に次ぐ上位大会で、世界ランク上位者は出場が義務付けられ、欠場すれば罰金が科される。中国は今回、ロンドン五輪男子シングルス金メダルのリン・ダン選手が欠場したものの、そのほかの選手は対戦表に名前を連ねた。しかし本戦がスタートしたこの日、まずロンドン五輪女子シングルス金メダルのリ・シュエリ選手が所要時間８分、7-7と追いつかれたところでひざの負傷を理由に棄権。次に男子シングルス銅メダルのチェン・ロン選手が所要時間５分、11-4とリードしたまま同じくひざの負傷で棄権。続いて男子ダブルス金メダルのカイ／フー組が所要時間４分、4-11とリードを広げられた場面でカイ選手が長く抱える腰の不調を訴え棄権。さらに女子シングルス銀メダルのワン・イーハン選手が所要時間35分、第２ゲーム途中、大量リードを保ちながら（11-21,18-9）棄権した。中国トップ選手の中ではほかに、男子シングルス第３シードのチェン・ジン選手が、同じ中国のガオ・フアン選手に敗れ姿を消している
この日敗れたこれら中国選手は、次週クアラルンプールで開催されるマレーシアオープンＳＳにエントリーしていない。中国バドミントン協会（ＣＢＡ）は、自国内において１カ月余り続く冬季集中トレーニングを計画している
日本選手１回戦の結果は以下の通り
【男子シングルス】 田児賢一（世界６位）〈12-21,18-21〉ヤン・ヨルゲンセン（デンマーク、世界11位）、ハンス・クリスチャン・ビティングス（デンマーク、世界20位）〈21-18,17-21,18-21〉上田拓馬（世界29位）
【女子シングルス】 三谷美菜津（世界11位）〈21-9,21-11〉ブサナン・ウンバンルンパン（タイ、世界17位）、廣瀬栄理子（世界12位）〈18-21,15-21〉グ・ジュアン（シンガポール、世界16位）
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由（世界４位）〈21-12,20-22,21-14〉フーン・ティエンハウ／タン・ウィーキョン（マレーシア、世界10位）、平田典靖・橋本博且（世界９位）〈21-8,21-12〉マーカス・エリス／ポール・ヴァン・リートベルデ（イングランド／スコットランド、世界50位）
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀（世界７位）〈21-9,21-11〉アナスタシア・チェルバイコワ／タチアナ・ビビク（ロシア、世界40位）、前田美順・垣岩令佳（世界６位／９位）〈21-15,21-16〉ペトヤ・ネデルチェワ／ディミトリア・ポプストイコワ（ブルガリア、世界74位）
【混合ダブルス】 早川賢一・松友美佐紀（世界26位）〈21-16,21-17〉橋本博且・前田美順（※予選勝ち上がり）
日本選手２回戦の対戦カード
【男子シングルス】 上田拓馬（世界29位）対ビル・ラング（フィンランド、世界45位）
【女子シングルス】 ティネ・バウン（デンマーク、世界７位）対三谷美菜津（世界11位）
【男子ダブルス】 早川賢一・遠藤大由（世界４位）対リム・キムワー／ゴー・ウェイシェム（マレーシア、世界36位）、平田典靖・橋本博且（世界９位）対リュウ・シャオロン／チュウ・ツィハン（中国、世界21位）
【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀（世界７位）対グレイシア・ポリー／メイリアナ・ジャウハリ（インドネシア、世界14位）、ユー・ヤン／ワン・シャオリ（中国、世界３位）対前田美順・垣岩令佳（世界６位／９位）
【混合ダブルス】 タントウィ・アーマド／リリアナ・ナッチル（インドネシア、世界２位）対早川賢一・松友美佐紀（世界26位）
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