女子ダブルス世界ランク5位(※当記事更新日に発表された最新の世界ランキングで6位から5位に上昇)の松尾静香・内藤真実組が、BadPaL が昨年3月以降アジアで実施している東日本大震災の被災者支援活動「PRAY&PLAY for JAPAN」に協力してくれた

先ごろ幕を閉じた国別対抗戦ユーバー杯アジア予選で、準決勝と決勝を含む出場した試合にすべて勝ち、優勝に貢献した松尾・内藤組。しかしロンドン五輪出場をかけたオリンピックレースでは、世界ランク1ケタを長く維持しながら、日本が強いこの種目で国・地域ごとに割り当てられる出場枠(最大2枠)により、当落線上にいる。微妙な立ち位置だが、それでもこれまでコツコツとランキングポイントを積み重ねてきた結果、今、自力で出場権をつかみとれるポジションを得ている
レースも2カ月を残すのみとなり、周囲の注目はいやが応にも、末綱聡子・前田美順組との行き残りをかけた日本勢同士の直接対決に向く。ただ当の2人はむしろ冷静に、「相手がだれであろうと勝つだけ。特に直近のドイツでは優勝しかないとの気持ちで臨む」と強い決意を口にする。派手さはないが堅実な強さが光る松尾・内藤組、1年間続いたオリンピックレースをどのような形で締めくくるのか、見守りたい
PRAY&PLAY for JAPAN は、主としてスポーツ愛好家を対象に、チャリティーTシャツの購入を通じた義援金の提供に加えて、このTシャツを着てスポーツすることで、被災者に対する思いを周囲に広く伝えることを呼び掛けるもの。これまでにアジアで、トップ選手のほか、多くのスポーツ愛好家から賛同が寄せられている
東日本大震災が発生した2011年3月11日から間もなく1年が経過する。被災者への精神的支援を継続し、記憶を風化させないためにも、BadPaL は日本を含むアジアへ今後もメッセージを発信し続けていく。「PRAY&PLAY for JAPAN」Tシャツへの問い合わせは badpal@live.com まで
Women’s Doubles World Ranking No.6 pair, Shizuka MATSUO/Mami NAITO support BadPaL’s charity activity for victims of Earthquake/Tsunami on 11 Mar.2011, ‘PRAY&PLAY for JAPAN‘