
毎年恒例となっているモーニングカップ国際バドミントン大会(世界清晨杯羽球錦標賽)が8日、台北市で開幕した
40回目を迎えた今年は、総勢2,702人が参加。このうち3分の1強が、日本、韓国、中国、香港、マカオ、マレーシア、シンガポール、タイ、インドネシア、オーストラリア、アメリカ、カナダといった海外からのエントリーで、日本人の出場者は約180人に上った
開催期間は3日間。種目は年齢別以外に、親子・夫婦・祖父母と孫のダブルス、トリプルスなど、さまざなカテゴリーに分類されている。ちなみに、参加全選手の中の最高齢は、男子シングルス85歳以上の部に出場する台湾の呉炳炎さんで91歳。試合は大会名の由来通り、午前8時にスタートし、連日、夜遅くまで続けられる
中華全民発展協会(Taiwan Senior Badminton Association)が主催するこの大会は、基本的にバドミントン愛好家なら誰でも参加できる。昨年に続きビクター(Victor)が冠スポンサーを務め、今年は世界バドミントン連盟(BWF)の認定も受けた。来年には初めて台北を飛び出しマレーシアで開催されることが発表された

大会の開幕に先立ち、3月11日の東北大震災の被災者への義援金として、大会創設者の呉文達氏(Wu Wen-ta)、中華全民発展協会、ビクターほかから計50万元(約145万円)、大会に訪れていたマレーシアの団体、マイケルズ・バドミントン・アカデミー&スポーツ(MBA)から5,000ドル(約42万円)が日本バドミントン協会の千葉健夫理事に手渡された

また会場入り口近くには、大会主催者側の意向で募金箱を設置。大会期間中を通じて来場者に寄付を呼び掛ける
なお今大会の会場となっている台北体育館には、4階と7階にそれぞれ10面のバドミントン専用フロアがある。これに多目的フロアとなっている1階に設置した5面を加えた全25面を使って、試合が行われている