
アジア競技大会、女子シングルスで廣瀬栄理子選手が銅メダルを獲得した
19日午前に行われた準決勝では、世界ランク1位、今大会第1シードの中国ワン・シン選手に(7-21,15-21)で敗れ決勝には進めなかったものの、18日夜の準々決勝でマレーシアのウォン・ミューチュー選手にストレート勝ち(22-20,21-11)したことで、米倉加奈子コーチが1998年バンコク大会で得た金メダルに続く、日本バドミントン界にとって3大会ぶりのメダルを手にした
廣瀬選手は今年、マレーシアとインドネシアのスーパーシリーズ(SS)で3位。世界選手権、ジャパンオープンSS、マカオオープン・グランプリ(GP)でベスト8入りと、来年から本格化するロンドン五輪の出場権をかけたオリンピックレースも見据え、堅実に結果を積み重ねている
日本選手ではほかに、女子シングルスの後藤愛選手、男子ダブルスの平田・橋本組、女子ダブルスの末綱・前田組が、メダルには届かなかったものの、ベスト8に入った
アジア大会は19日午前を終わった時点で、◆女子ダブルスと女子シングルスの決勝◆男子ダブルスと混合ダブルスの準決勝◆男子シングルス準決勝の1試合(もう1試合は同日夜の結果次第)――の組み合わせが確定した
【女子ダブルス決勝】 ワン・シャオリ/ユー・ヤン組(中国、世界52位)対ツァオ・ユンレイ/ティエン・チン組(中国)
【女子シングルス決勝】 ワン・シン(中国、世界1位)対ワン・シーシャン(中国、世界4位)
【男子ダブルス準決勝】 クー・ケンケット/タン・ブンヒョン組(マレーシア、世界2位) 対モハンマド・アーサン/アルベン・ユリアント・チャンドラ組(インドネシア)、マルキス・キド/ヘンドラ・セティアワン組(インドネシア、世界3位)対チョン・ジェソン/イ・ヨンデ組(韓国、世界4位)
【混合ダブルス準決勝】 チェン・フンリン/チェン・ウェンシン組(台湾、世界11位)対ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ組(中国、世界15位)、 ヘ・ハンビン/マー・ジン組(中国、世界65位)対シン・ベクチョル/イ・ヒョジュン組(韓国)
【男子シングルス準決勝】 リー・チョンウェイ(マレーシア、世界1位)対 チェン・ジン(中国、世界5位)、 パク・ソンファン(韓国、世界11位)対~リン・ダン(中国、世界4位)対グエン・ティエンミン(ベトナム、世界8位)の勝者~
このうち、女子ダブルスと女子シングルスは中国同士の対戦となり、この時点で中国は優勝した男女団体を含む4つの金メダルを手中に収めた
ただ18日に行われた男子団体決勝第1ダブルスの再戦、チョン/イ組(韓国、世界4位)対カイ/フー組(中国、世界7位)の試合で、カイ/フー組がストレート負け。続いてもう一つの中国ペア、グオ/シュ―組も準々決勝でアーサン/チャンドラ組(インドネシア)に敗れたことで、中国の今大会、団体と個人戦合わせて7つの金メダル完全制覇の夢は潰えた
個人戦のメダル総数20に対し、各国・地域の確保数は、中国(7)、韓国(5)、マレーシア(2)、インドネシア(2)、台湾(1)、日本(1)、 香港(1) となる (※残る1つは中国またはベトナムに)