ジョホールバルで開催中のマレーシアグランプリ(GP)ゴールド。本戦2日目を終えて日本選手でベスト8入りを果たしたのは、女子シングルスの松友美佐紀選手、女子ダブルスの脇田侑・江藤理恵組、混合ダブルスの池田信太郎・潮田玲子組の合わせて3組。男子のシングルスとダブルスはすべて敗退した ただ、勝ち残り組の中で気になるのが潮田選手。第1ゲームを先取し、第2ゲームも18-13とリードしたところで突然、足の痛みを訴えた。足を引きずりながらそのまま試合を続け、ストレート勝ち(21-18,21-16)を収めたものの、表情からはかなりの痛みがうかがえ、あすの試合への出場の可否も含め、影響が懸念される
Month: July 2010
Support in abroad
ベトナムチームがバドミントン愛好家が集まるネット上のフォーラムで呼び掛けていた、8月に世界選手権が開催されるパリ滞在中の支援について(アーカイブ:’Voice from Vietnam’ 〈https://badpal.wordpress.com/2010/06/10/voice-from-vietnam/〉参照)、同国のグエン・ティエンミン選手(世界ランク6位)が、フランス在住のベトナム人のグループから「喜んで支援したい」との回答が寄せられたことをBadPaLに明かした。具体的には食事提供の申し出があったそうで、同選手は、チームにとって助けとなり非常にありがたいことと感謝を口にした バドミントン選手の置かれた状況は、たとえ世界トップクラスといえども、ごく一部を除けば非常に厳しい。とりわけ発展途上国の選手は、十分な財政支援が得られず、実力アップ、世界ランク維持・向上のために必要不可欠な国際試合への参戦を続けるのも難しいのが現状だ ベトナムチームは今回、試合会場がアジアの隣国ではなく欧州のため、選手の努力の成果である世界ランクに応じて付与される出場資格は得ていても、渡航費、滞在費、食費と、金銭的負担が重くのしかかる現実に直面している。そんな状況下、現地に暮らすいわゆる同胞が支援に名乗りを挙げてくれたことは、金銭的な部分はもとより精神的にも支えとなり、選手にとって試合に臨むモチベーションにつながるという
Shuttle launcher
中国のブランド、李寧(LI-NING)が開発したシャトルランチャー。リモートコントロールでシャトルを自在に打ち出せる練習器具(2台のみ)がシンガポールにお目見えした 上部にプラスチック製の筒5つからなる回転式弾倉を装着。1つの筒にシャトル20個づつ、合わせて100個のシャトルの連続発射が可能で、本体そのものが上下左右し、発射口からは長短のロブ以外にドライブやスマッシュも繰り出せる仕組みになっている 取材の後、李寧担当者から「実際にやってみたら」との誘いを受け、衆人監視の中、体験させてもらった。機械の動きにスムースさが欠ける、シャトルが時折、発射筒の中で詰まってしまうなど、まだまだ改良の余地ありだが、意外に面白いと感じた。次は、ランダムで素早い動きを可能にしたり、練習者のポジションを感知するセンサーを搭載するなどした、より上級者にも対応できる改良機の登場に期待したい Chinese brand LI-NING introduced new training machinery, so called ‘Shuttle Launcher’ to badminton enthusiasts in Singapore
【PlaceToPlay】 Play in Jakarta, Indonesia
インドネシアでDJARUM(ジャルム)と言えば、知らぬ人はいない国内有数の企業であるたばこ大手。ひょんなことから知り合いになっていたのがこの大会社の幹部(とはつゆ知らず……)。彼に案内され、インドネシアオープンの合間、数人でプレーしに出かけたのがジャカルタにあるDJARUMの施設内に建つこの体育館 コートは3面。年季を感じさせる施設で、片隅には簡素なスクワットラック数台のほか、ウエートトレーニングの器具が無造作に並び、ハードなトレーニングに適した場所との印象を受ける。2階部分には、両サイドに分かれて簡素なドアが幾つかあり、時折、若い人が出入りする。それぞれのドアは個室で、片側が男子、もう一方が女子の寝床になっている