Kanta joins ‘Premier’ club after winning first ever 750 title

フレンチオープン決勝、常山幹太が優勝経験者を破ってワンランク上のタイトルを初めて手にし、ステップアップを強く印象付けた。2週連続優勝を果たした山口茜、渡辺勇大・東野有紗と同様、1番手としてのワールドツアーファイナル出場も視野に入ってきた

初めて「SUPER750」の決勝に臨んだ常山は、2014年にこの大会を制している台湾チョウ・ティエンチェンと対戦。1ゲームずつを取り合い、ファイナルゲームへ突入する。ここから1点を奪い合う展開で終盤17-16まで進むが、抜群のディフェンス力で世界ランク4位を振り切って21-17で勝利し、驚きと喜びの入り交ざった感情をコート上で爆発させた

かつて「スーパーシリーズ“プレミア”」(2011~17年)と呼ばれた「SUPER750」相当以上のレベルの大会で、男子シングルス決勝を戦ったことのある日本の選手は、◆田児賢一◆坂井一将◆桃田賢斗――の3人。このうちタイトルに手が届いたのは、現世界1位の桃田ただ1人で、常山は2人目

冷静になったという試合後にも、常山は率直にうれしさを表現。ここまで来れるとは予想していなかったが、勝ち続けているうちチャンスはあると思ったといい、東京五輪で期待に応えられなかったことも踏まえ、日本で応援してくれている人たちへの感謝を口にした。その上で、これで立ち止まることなく、11月にインドネシア・バリ島で開催される大会でも、続けていい結果を残したい意向を示した

バリ島で最後に控えるツアー最終戦「ワールドツアーファイナル」の出場可否に関し、常山は前週のデンマークオープン終了時点でワールドツアーランキング16位タイだったが、フレンチオープン優勝で同4位に上がる見込み。現状4位の桃田を抜いて日本1番手として出場圏内に入ってくる

ファイナルの出場資格は、ドイツで2日に開幕するHYLOオープン(SUPER500)、バリ島で2週連続開催の上位大会インドネシアマスターズ(SUPER750)とインドネシアオープン(SUPER1000)のポイントまで加算して決まるワールドツアーに限定したランキング(※五輪や世界選手権のポイントを含む、通常の世界ランクとは異なる)で各種目、上位8人/ペアのみに付与される

ただし、コロナウイルス感染拡大の懸念を抱える今シーズンは、バリ島開催の3大会を「バブル」対応で実施するため、原則、インドネシアマスターズ開幕日の16日より前、遅くとも10日までにインドネシアへ入国し、継続して滞在できない選手は、ランキングに関係なくファイナル出場対象から除外される。平時なら自動的に出場資格を得られる五輪金メダリストも同様の扱いとなる

Kanta did it

常山同様、「SUPER500タイトルホルダー」越えを目指した日本女子シングルス3番手の高橋沙也加は、同2番手の山口茜に跳ね返され、準優勝に終わった

2018年に続く2度目のフレンチオープン優勝を飾った山口は、今回のヨーロッパ遠征、4大会で20試合に出場し、19勝1敗。自身が決勝後に語った通り、前回の優勝時とは違い、連戦の中、「どれだけもつか」が試された。心身両面で強さを維持する必要があったというが、結果を残せたこの経験を踏まえ、より成長できたと総括した

前週のデンマークオープン優勝により、一気に18つ順位を上げ、ワールドツアーランキング5位につけていた山口。今回の優勝でさらに1万1,000ポイントを上乗せし、2位に浮上する

Akane, flying high again @archives

混合ダブルスでは、渡辺勇大・東野有紗が世界16位のマシアス・クリスチャンセン/アレキサンドラ・ボイエを倒し、中国勢不在の今大会を全試合ストレート勝ちで制、た

東野は試合後、2人にとって初めての2週連続優勝でうれしく、互いに感謝し合っていると話した

ペアとしては今回のヨーロッパ遠征12戦全勝。個人戦の2週連続優勝に加えて、今シーズンのワールドツアー上位大会3連続制覇と確かな結果を積み重ね、ワールドツアーファイナルの出場資格を決めるワールドツアーランキングは、2位以下を引き離し1位を堅持している

Arisa /Yuta, unbeatable during this European tour @archives 

現役トップとベテランによる新旧対決となった男子ダブルス決勝。現世界ランク1位のマルクス・フェルナルディ・ギデオン(30)/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(25)を、7年前の世界チャンピオン、コ・ソンヒョン(34)/シン・ベクチョル(32)がストレートで破った

リオデジャネイロ五輪の後、韓国代表を離れ、当時の協会規定に疑問を呈し、2018年、裁判所の決定を得てプロとして競技を続ける権利を取り戻したベテラン2人にとって、「SUPER750」相当以上の上位大会で優勝するのは、15年インドネシアオープン(※当時のスーパーシリーズプレミア)以来、約6年5カ月ぶり

今大会では、第2シードのヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン、第4シードのアーロン・チア/ソー・ウーイイクにも競り勝っており、いまだに、トップペアの集まる上位大会でも「戦える」だけでなく、「勝てる」ことを証明した

なお日本では現在、日本バドミントン協会の独自規定により、国際的には普通に行われているこうしたプロ活動は実質的に認められていない。加えて、日本国内の仲裁機構に客観的な判断をあおぐこともできない

女子ダブルスは、準決勝でいずれも日本ペアを破った韓国1番手と2番手による決勝となったが、世界ランク3位のシン・スンチャン/イ・ソヒが、5位キム・ソヨン/コ・ヒヨンを退け、準優勝に終わった前週のデンマークオープンの結果を上回り、ヨーロッパ遠征を締めくくった

決勝の結果

【男子シングルス】チョウ・ティエンチェン(台湾)<21-15,8-21,17-21>常山幹太

【女子シングルス】山口茜<21-18,21-12>高橋沙也加

【男子ダブルス】マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア)<17-21,20-22>コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国)

【女子ダブルス】シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国)<21-17,21-12>キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国)

【混合ダブルス】渡辺勇大・東野有紗<21-8,21-17>マシアス・クリスチャンセン/アレキサンドラ・ボイエ(デンマーク)

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