世界バドミントン連盟(BWF)が、7日のマレーシアオープン(SUPER750)延期に続いて、12日に最終戦シンガポールオープン(SUPER500)の中止を正式に発表したことで、足掛け2年続いた五輪レースは、戦わずして半ば強制的に閉幕した
結果的に、レース最後のポイント対象大会となったヨーロッパ選手権とパンアメリカ選手権のポイントを反映した五輪出場枠を争うランキング(=通常の世界ランキングとは異なる)は、4日に更新された。 翌週11日は、マレーシアオープン延期を受け変わらず。シンガポールオープン中止でこの後、 BWFによる何らかの調整措置等が講じられなければ、これがそのまま、出場枠取得者を確定する6月15日付のランキングとなる
現時点で日本は、◆男子シングルス:桃田賢斗と常山幹太◆女子シングルス:奥原希望と山口茜◆男子ダブルス:遠藤大由・渡辺勇大と園田啓悟・嘉村健士◆女子ダブルス: 福島由紀・廣田彩花と永原和可那・松本麻佑◆混合ダブルス:渡辺勇大・東野有紗――の合わせて9つの出場枠を確保している
なお、1つの国・地域が獲得できる最多の出場枠は、シングルス2種目が2枠ずつ(※条件は、16位内に2人以上が入っていること)、ダブルス3種目が2枠ずつ(※条件は、8位内に2ペア以上が入っていること)の計10枠。今回は、日本と中国がそろって9枠で最多。これにインドネシアと韓国が7枠で続いている
以下は、現在の五輪レースランキングに基づき、暫定的に出場枠を得ている男子シングルス40人、女子シングルス39人と、ダブルス各16ペア(一部、大陸枠を含む)
【男子シングルス ~5月11日付】
1) 桃田賢斗 (Japan-1) 105968
2) チョウ・ティエンチェン (Taiwan-1) 84328
3) アナース・アントンセン (Denmark-1) 81312
4) ビクター・アクセルセン (Denmark-2) 76298
5) アンソニー・シニスカ・ギンティン (Indonesia-1) 75332
6) チェン・ロン (China-1) 73890
7) ジョナタン・クリスティ (Indonesia-2) 72940
8) ウン・カロン (Hong Kong) 63302
9) リー・ヅージア (Malaysia) 58959
10) ワン・ツーウェイ (Taiwan-2) 54403
11) シー・ユーチ (China-2) 53161
12) 常山幹太 (Japan-2) 53075
13) バーミディパティ・サイ・プラニース (India) 52627
14) カンタポン・ワンチャロン (Thailand) 49601
15) (Denmark-3) 49500ラスムス・ゲムケ
16) (Indonesia-3) 48970シェサル・ヒレン・ルスタビト
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31) ホ・クワンヒ (Korea) 37807
34) ブリス・レベルデス (France) 35244
35) マーク・カーリヨウ (Netherlands) 34919
36) ロー・キーンユー (Singapore) 34024
43) ブライアン・ヤン (Canada) 30848
44) パブロ・アビアン (Spain) 30480
45) ミーシャ・ジルバーマン (Israel) 30354
50) イーゴル・コエーリョ (Brazil) 29109
53) トビー・ペンティ (England) 28378
54) フェリックス・ビュルステッド (Sweden) 27974
58) ケビン・コルドン (Guatemala) 25692
60) ニャット・グエン (Ireland) 25187
63) リノ・ムニョス (Mexico) 24159
64) カレ・コリヨネン (Finland) 24002
67) セルゲイ・シラント (Russia) 23384
68) カイ・シェーファー (Germany) 23330
69) アデ・レスキー・ドゥイカヒョ (Azerbaijan) 23276
71) グエン・ティエンミン (Vietnam) 23045
78) ジョージス・ジュリアン・ポール (Mauritius) 21089
79) ラウル・ムスト (Estonia) 20393
82) ルカ・ラバー (Austria) 19888
84) アーテム・ポシュタロフ (Ukraine) 19475
89) ティモシー・ラム (USA) 18549
91) ゲールガリ・クラウス (Hungary) 18320
94) エムレ・ラレ (Turkey) 17894
103) アビナブ・マノタ (New Zealand) 16347