Yuta/Arisa grabs title,ticket for Finals for second year in a row

香港オープン(SUPER500)決勝、渡辺勇大・東野有紗は、今シーズン負け越していた中国3番手をストレートで破り2連覇達成。この結果を踏まえ、昨シーズンに続きワールドツアーファイナル・広州大会への出場資格も確保した

Yuta / Arisa is the second Mixed pair to win Hong Kong Open title for two consecutive years after ZHANG Nan / ZHAO Yunlei

試合会場である「香港コロシアム」の周辺で、警察によるデモ隊排除の動きがあり物々しい雰囲気が漂う中、混合ダブルスで日本初となる数々の記録を刻んできた渡辺と東野が、「全く意識していない」と前日語っていた連覇を成し遂げた

決勝で顔を合わせたのは、中国3番手ホー・ジティン/ドゥ・ユエ。世界トップに長く居座る同1、2番手に比べると実力、実績ともにまだ見劣りするが、世界3位の渡辺・東野が今シーズン、3月のアジア男女混合団体戦決勝、4月のアジア選手権準々決勝で敗れ、1勝2敗と負け越している相手

ホー・ジティンはドライブが強い、ドゥ・ユエはレシーブが堅いなど、その強さを認めた上で、「相手(の得意)に合わせず外していけるか」(渡辺)、「前衛で球を沈めていけるか」(東野)を決勝に向けたカギとして挙げていた

試合は中国ペア優勢で進み、渡辺・東野は前半を6点ビハインド(5-11)で折り返し、後半も5点差(12-17)をつけられる。しかしここから長いラリーを制するなどして6連続得点で逆転し、リードを保つ。20-20でいったん追いつかれたものの、次の2点をしっかりつかんで先制する

第2ゲームも序盤は先行を許すが、徐々にリズムに乗り前半は11-7。後半開始直後に1点差(12-11)まで詰められたが、この日もコンビネーションがうまく機能した日本ペアは、さらに突き放して21-16で勝利。この種目、ツァン・ナン/ツァオ・ユンレイ(中国)以来2ペア目の2年連続優勝を達成すると同時に、今シーズン、ワールドツアー4度目の決勝で、1月のマレーシアマスターズ(SUPER500)に次ぐ2勝目を挙げた

さらに、今大会の結果を踏まえ、渡辺・東野は、来月開催されるワールドツアーファイナルの混合ダブルス出場枠8つのうち、日本唯一となる枠を確保した。また、遠藤大由と組む男子ダブルスでもベスト4に入り、今大会の前に決まっていた園田啓悟・嘉村健士に次ぐ日本2枠目を確保できたことで、ファイナル出場をかけたポイントレース最後の大会、次週のコリアマスターズ(SUPER300)は、エントリーはしているものの、出場を見送るとみられる

CHEN YuFei’s sixth World tour title of the season

女子シングルスは、日本のトップ2人、奥原希望と山口茜をこの大会で連破したラッチャノク・インタノン(タイ)が、今シーズン6度目の決勝。1月マレーシアマスターズ、3月インドオープンに次ぐ3つ目の「SUPER500」のタイトルを狙った

しかし、チェン・ユーフェイ(中国)に阻まれ果たせず、五輪レース開始以降は、8月タイオープン、9月韓国オープンに次いで3度目の準優勝に終わった

一方、勝ったチェン・ユーフェイは、◆全英オープン(SUPER1000)◆スイスオープン(SUPER300)◆オーストラリアンオープン(SUPER300)◆タイオープン(SUPER500)◆中国・福州オープン(SUPER750)――に次いで、6勝目。今シーズンこれまでに出場した全15大会(個人戦)の成績を見ると、優勝6回、ベスト4が8回、ベスト8が1回と、安定して好成績を収め続けていて、19日更新の世界ランキングでは、奥原を抜いて2位に浮上する

男子シングルスには、予選繰り上がりから、シー・ユーチ(中国)、ビクター・アクセルセン(デンマーク)、スリカンス・キダンビ(インド)らを破って決勝まで駆け上がった地元香港のリー・チュクイウが登場。観客の大声援を受け、第8シードのアンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)に挑んだ

LEE CheukYiu became a local hero

第1ゲームをアンソニー、第2ゲームをチュクイウが取り、ファイナルゲームもチュクイウが前半11-5とリードする。しかし後半、アンソニーが徐々に追い上げ逆転(19-18)、そのままマッチポイント(20-19)をつかむ。追い詰められたチュクイウだが、自国開催の大会で負けたくない思いからか集中を切らさず、ここを凌いでマッチポイント(21-20)を握り返す。そして最後は、ネット際の攻防からプッシュを決めたアンソニーのショットが、主審にネットを越えていたと判断され、1時間17分の熱戦に終止符が打たれた

チュクイウにとって、これが上位大会での初タイトル。香港バドミトン界にとっては、地元開催の大会で2016年ウン・カロンに次ぐ2人目の男子シングルス優勝者となった

男女ダブルスでは、今大会、それぞれ日本の2ペアを降して勝ち上がった韓国勢が2冠を狙った。男子は、1回戦で第4シード園田啓悟・嘉村健士、準決勝で第6シード遠藤大由・渡辺勇大を破ったチェ・ソルギュ/ソ・スンジェが、第2シードのインドネシア、ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサンに逆転勝ちし、タイトル獲得に成功した。チェ・ソルギュ/ソ・スンジェは今シーズン、ベトナムオープン(SUPER100)に続いて2勝目

一方、女子は、準々決勝で第4シード高橋礼華・松友美佐紀、準決勝で第1シード永原和可那・松本麻佑を破り、最終日のコートに立ったチャン・イエナ/キム・ヘリンだったが、第3シードの中国チェン・チンチェン/ジア・イーファンに止められ、準優勝に終わった、チェン・チンチェン/ジア・イーファンは2大会ぶり2度目の優勝で、次週、19日付更新の世界ランキングで、日本ペアが交代で長く維持してきた世界1位の座を奪う

 

Extraordinary situations, just outside Hong Kong Coliseum on the last day

大会最終日、香港コロシアムの外がにわかにざわついてきたのは第3試合、女子ダブルス決勝の途中ごろから。選手や関係者が出入りする通用口の周辺に、武装した香港警察の一団が集まりはじめた。

その後、コロシアムにほど近い香港理工大学につながる歩行者通路ならびに道路を封鎖している若者中心のデモ隊の排除に向かうため、隊列を組み会場敷地内に踏み入った。この間、選手や大会関係者、観客らの安全に配慮し、コロシアムの出入口は暫時、閉鎖された。なお、警察の部隊は、会場建物内には入ってきていない

 

決勝の結果

【男子シングルス】アンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア、第8シード)<21-16,10-21,20-22>リー・チュクイウ(香港※予選繰り上がり)

【女子シングルス】チェン・ユーフェイ(中国、第3シード)<21-18,13-21,21-13>ラッチャノク・インタノン(タイ、第5シード)

【男子ダブルス】ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、第2シード)<21-13,12-21,13-21>チェ・ソルギュ/ソ・スンジェ(韓国)

【女子ダブルス】チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第3シード)<21-11,13-21,21-15>チャン・イエナ/キム・ヘリン(韓国)

【混合ダブルス】渡辺勇大・東野有紗(第4シード)<22-20,21-16>ホー・ジティン/ドゥ・ユエ(中国)

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