Nozomi, Kento and two pairs of Japan make final

中国・福州オープン(SUPER750)準決勝、ともに世界ランク1位につける男女シングルスのエース2人のほか、男女ダブルス1ペアづつが勝ち上がり、日本勢は4種目制覇に挑む

Nozomi advanced to the final after TzuYing retired in the middle of the rubber game ~photo courtesy of SportsPix360

最初に登場した奥原希望は、今シーズン3度目となるタイ・ツーイン(台湾)との一戦に臨んだ。シンガポールオープン(SUPER500)、デンマークオープン(SUPER750)では、ともに決勝でぶつかりストレート負け。今回は準決勝での顔合わせとなったが、1ゲームずつ取り合い迎えたファイナルゲーム、奥原が11-6とリードして前半を終えたところで、タイ・ツーインが棄権。約1年ぶりに奥原が勝ちを収めた

奥原はこれで、今シーズン5度目のワールドツアー決勝進出。世界選手権を加えると6度目となる

準決勝もうひと試合を戦ったのは、どちらも奥原が直近の対戦で敗れているチェン・ユーフェイ(中国)とミッシェル・リ(カナダ)。結果として、ユーフェイがゲームカウント2対1で勝利し、決勝は6月オーストラリアンオープン(SUPER300)決勝の再戦となる

一方、敗れたタイ・ツーインは試合後、前月のフレンチオープン(SUPER750)で痛めた左ひざの状態が良くないことを明かし、休養と回復のため、エントリーしている次週の香港オープン(SUPER500)への出場を取りやめる意向を示した

女子ダブルスでは、第1、2シードに入る日本ペアが、韓国と中国の1番手とそれぞれ対戦した。第2シードの福島由紀・廣田彩花は、過去7勝7敗の中国チェン・チンチェン/ジア・イーファンとの接戦を、ファイナルゲーム22-20で競り勝った

第1シードの永原和可那・松本麻佑は過去2勝5敗、2連覇を狙う韓国シン・スンチャン/イ・ソヒからオープニングゲームを一方的な展開で奪うが、第2ゲームに入ると形勢逆転。次々に得点を重ねられ、続くファイナルゲームも反撃の糸口を見いだせないまま敗れ、決勝進出を逃した

男子2種目では、桃田賢斗園田啓悟・嘉村健士がともに、これまで負けたことがない相手をストレートで倒し、順当に決勝へ進んだ。桃田は、ラスムス・ゲムケ(デンマーク)に12-18とリードされながら、逆転で第1ゲームを取ったのが大きかった

Keigo / Takeshi defeated ALL England runner-up pair without losing a game ~photo courtesy of SportsPix360

今大会を含め調子が上向いてきている園田・嘉村は、準優勝した3月の全英オープン(SUPER1000)に続き、「SUPER750」以上の大会で準決勝まで勝ち上がったアーロン・チア/ソー・ウーイイク(マレーシア)につけ入るすきを与えなかった

混合ダブルスの渡辺勇大・東野有紗は、通算対戦成績1勝8敗と大きく負け越している中国2番手のワン・イーリュ/ホワン・ドンピンに挑んだ。しかし、前回対戦した8月のタイオープン(SUPER500)決勝に続いてストレート負け。決勝には届かなかった。ただ、フレンチオープンに次いで「SUPER750」2大会連続のベスト4入りを遂げた

準決勝の結果

【男子シングルス】

桃田賢斗(第1シード)<21-19,21-8>ラスムス・ゲムケ(デンマーク)

チョウ・ティエンチェン(台湾、第2シード)<21-10,21-12>アナース・アントンセン(デンマーク、第4シード)

【女子シングルス】

タイ・ツーイン(台湾、第1シード)<21-19,12-21,6-11棄権>奥原希望(第4シード)

チェン・ユーフェイ(中国、第3シード)<20-22,21-8,21-17>ミッシェル・リ(カナダ)

【男子ダブルス】

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)<21-16,22-20>シラグ・シェッティ/サトウィクサイラジ・ランキレディ(インド)

園田啓悟・嘉村健士(第4シード)<21-13,21-14>アーロン・チア/ソー・ウーイイク(マレーシア)

【女子ダブルス】

永原和可那・松本麻佑(第1シード)<21-12,12-21,13-21>シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、第5シード)

福島由紀・廣田彩花(第2シード)<15-21,21-15,22-20>チェン・チンチェン/ジア・イーファン(中国、第3シード)

【混合ダブルス】

ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)<21-16,21-10>ゴー・スーンフアト/シェボン・ジェミー・ライ(マレーシア)

ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)<21-12,21-16>渡辺勇大・東野有紗(第4シード)

決勝の対戦カード

【男子シングルス】桃田賢斗(第1シード)対チョウ・ティエンチェン(台湾、第2シード)

【女子シングルス】チェン・ユーフェイ(中国、第3シード)対奥原希望(第4シード)

【男子ダブルス】マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)対園田啓悟・嘉村健士(第4シード)

【女子ダブルス】福島由紀・廣田彩花(第2シード)対シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、第5シード)

【混合ダブルス】ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)対ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)

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