ミズノは今月初め、タイ・バンコクで試打会を兼ねたイベントを実施。ブランドアンバサダーを務めるヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサンも参加し、現地の子供たちらと交流した
4日に閉幕したタイオープン(SUPER500)から1日置いて6日、この日、世界ランク2位に浮上したインドネシアのベテラン2人と、東南アジアにおけるバドミントン事業を手掛けるミズノ関係者は、バンコクの喧騒を離れ車で約1時間、郊外へ足を延ばした

Yuji HOTTA (Mizuno Japan), Apichai Teeraratsakul (the owner/head coach of T.Thailand BC), AHSAN, SETIAWAN and Pisut Bunang (VP of Mizuno Thailand)
イベント会場は、ミズノが2017年6月1日に契約を交わして以来、継続してスポンサーを務める現地のバドミントンクラブ「T.タイランドBC」所有のアリーナ。域内を統括するミズノシンガポールのほか、ミズノ本社からも、バドミントン事業推進担当マネジャーの堀田又治氏が単身現地入りし、集まった参加者を前に直接、商品説明を行った
続いて、セティアワン/アーサンが、チャワリット、チュアン、タクシンと3つの政権で副首相に就いた政界の実力者で、世界バドミントン連盟(BWF)会長(2001~05年)も務めた同クラブの顧問コーン・タバランシ氏を交え、エキシビションマッチを実施。コートサイドから真剣なまなざしを送る子どもたちの前で、力強いスマッシュやトリックショットを織り交ぜた多彩なプレーを披露した。その後、セルフィー撮影会などを経て、ミズノ新製品(ラケット、シューズ)を使った、参加者による試打会へと移行した
ミズノは今回、「Made in Japan」が売りの、セティアワンとアーサン、それに奥原希望が使用するのと同じ上位モデルのラケット、さらに日本で売られている最新のシューズ数種類をサイズ別に用意し、タイ国内では一足先に試す機会を提供した。実際の販売は今後、国内の主要スポーツ店で順次始まる予定だ
T.タイランドBCには現在、ラッチャノク・インタノンやポーンパウィー・チョチュウォンのような、世界トップで戦う選手は所属していない。しかし、ジュニアの選手を多く抱え、ミズノはこの先の成長を見込んで支援している
2004年6月、元選手だったティーララツァクン3兄弟が、学校施設を借りて選手数10人からスタートした小さなクラブだが、徐々に実績と評判を高めていき、現在は自前のアリーナを保有する国内有数の規模に拡大。クラブで練習する選手の数はジュニアからプロまで含め、200人超に達しているという
バンコク中心部からは離れた郊外に位置するが、公共交通機関MRT(パープルライン)の駅から比較的近い。敷地内にはジム、レストラン、カフェ、洗車場、コンビニなどがテナントとして入居し、宿泊所も備えていることから、今後、さらに国内外から人が集まりそうなバドミントン施設のひとつである
BadPaL 訪問時、既に日本からも合宿の申し込みが入っていた
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