ジャパンオープン(SUPER750)2回戦、日本選手は自国開催の大会で5種目すべて、ベスト8に達した。前週インドネシアでは、男子シングルスと混合ダブルスで届かなかった

男子シングルスでは、インドネシアオープンで予想外の敗北を喫し、2回戦を突破できなかった桃田賢斗が、同大会でベスト4に入ったカンタポン・ワンチャロン(タイ)をストレートで破り、準々決勝に進んだ
一方、初戦でチェン・ロン(中国)から初白星を挙げた常山幹太は、B.サイ・プラニース(インド)に敗れ、上位進出を狙える好機を逸した
女子シングルスは、前週に続いて奥原希望と山口茜が順当に勝ち上がったが、大堀彩は2週連続でプサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド)の前に屈した
日本ダブルス陣は、インドネシアオープン1回戦途中棄権の混合ダブルス渡辺勇大・東野有紗を含むシード6ペアが勝ち、ベスト8に入った。これに、ノーシードながら女子ダブルスB代表の志田千陽・松山奈未が加わった。志田・松山は準々決勝で第1シードの永原和可那・松本麻佑に挑む
日本選手以外では、エース不在ながら、男子シングルスでデンマーク勢、女子シングルスでタイ勢が躍進している
このうち、タイのブサナン・ウンバンルンパンは試合後、BadPaL に対し、「1回背、2回戦(負け)では十分ではない」と指摘。今大会、初戦で敗れたラッチャノク・インタノン(世界7位)、ポーンパウィー・チョチュウォン(同18位)を追いかける立場(=23位)として、国・地域ごとに最大2枠の東京五輪出場権獲得に向け、「出る大会1つ1つが非常に大事」と強調し、準々決勝以降も1戦1戦集中して臨むとした
日本選手2回戦の結果
【男子シングルス】
桃田賢斗(第1シード)<21-12,21-13>(タイ)カンタポン・ワンチャロンス
<13-21,16-21>B.サイ・プラニース(インド)常山幹太
【女子シングルス】
奥原希望(第3シード)<21-11,21-12>(デンマーク)ミア・ブリクフェルト
山口茜(第4シード)<21-15,21-14>(中国)チェン・シャオシン
プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第5シード)<11-21,21-10,21-13>大堀彩
【男子ダブルス】
園田啓悟・嘉村健士(第2シード)<21-16,21-18>(台湾)リー・ヤン/ワン・チリン
遠藤大由・渡辺勇大(第5シード)<21-16,21-17>(マレーシア)ヌル・イズディン/ゴー・ツェフェイ
マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)<21-8,21-19>小林優吾・保木卓朗
【女子ダブルス】
永原和可那・松本麻佑(第1シード)<21-18,21-19>(マレーシア)リー・メンイーン/チョウ・メイクアン
福島由紀・廣田彩花(第2シード)<21-15,21-2>(フランス)レア・パレルモ/デルフィーヌ・ドルリュー
高橋礼華・松友美佐紀(第3シード)<21-17,21-13>(韓国)チャン・イエナ/キム・ヘリン
(タイ)<21-16,12-21,13-21>志田千陽・松山奈未ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン
【混合ダブルス】
渡辺勇大・東野有紗(第3シード)<23-21,21-17>(デンマーク)マシアス・クリスチャンセン/アレキサンドラ・ボイエ
準々決勝の対戦カード
【男子シングルス】
桃田賢斗(第1シード)対アンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア、第7シード)
トミー・スギアルト(インドネシア)対B.サイ・プラニース(インド)
ラスムス・ゲムケ(デンマーク)対ヤン・ヨルゲンセン(デンマーク)
ジョナタン・クリスティ(インドネシア、第6シード)対アナース・アントンセン(デンマーク)
【女子シングルス】
タイ・ツーイン(台湾、第1シード)対ミッシェル・リ(カナダ)
奥原希望(第3シード)対ニチャオン・ジンダポン(タイ)
山口茜(第4シード)対プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、第5シード)
チェン・ユーフェイ(中国、第2シード)対ブサナン・ウンバンルンパン(タイ)
【男子ダブルス】
マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、第1シード)対ソー・ウーイイク/アーロン・チア(マレーシア)
リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフェイ(中国、第3シード)対遠藤大由・渡辺勇大(第5シード)
ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア、第4シード)対コ・ソンヒョン/シン・ベクチョル(韓国)
園田啓悟・嘉村健士(第2シード)対シラグ・シェッティ/サトウィクサイラジ・ランキレディ(インド)
【女子ダブルス】
永原和可那・松本麻佑(第1シード)対志田千陽・松山奈未
高橋礼華・松友美佐紀(第3シード)対リ・インフェイ/ドゥ・ユエ(中国、第8シード)
グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ(インドネシア、第5シード)対キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国)
福島由紀・廣田彩花(第2シード)対ツェン・ユー/リ・ウェンメイ(中国)
【混合ダブルス】
ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)対ハフィズ・ファイザル/グロリア・エマヌエル・ウィジャジャ(インドネシア、第6シード)
デチャポン・プアバラヌクロー/サプシリー・テラッタナチャイ(タイ、第4シード)対プラビーン・ジョーダン/メラティ・ダエバ・オクタビアンティ(インドネシア、第7シード)
渡辺勇大・東野有紗(第3シード)対チャン・ペンスーン/ゴー・リュウイン(マレーシア、第5シード)
ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、第2シード)対マーク・ラムスフス/イザベル・ヘルトリッヒ(ドイツ)