
日本が毎年、U19(19歳未満)代表を派遣するオランダジュニアインターナショナルが2月27日~3月3日に開催され、郡司莉子が銀メダルを獲得した
日本バドミントン協会は今回、総勢7人を送り込み、5種目すべてにエントリーした。そのうち、ベスト8に残れたのは女子シングルスの郡司のほかに、男子ダブルスの川本拓真・河村翼のみ

3人は揃って準々決勝を突破しベスト4入りしたが、準決勝で川本・河村が第1シードの中国ペアにストレート負け。勝ち残りは郡司ただ1人となった
ノーシードながら中国選手2人を含む6人を倒して勝ち上がった16歳の郡司は、決勝で同じ2002年生まれの第9シード、中国ハン・チェンシと対戦。第1ゲームを13点で失った後の第2ゲーム、リズムをつかんで先行する。しかし18-15から追いつかれ、いったんは21-20とゲームポイントをつかむもゲームを奪うには至らず、優勝には届かなかった
日本はこの大会、ジュニア強化の一環として派遣を本格化した2015年以来、一度も表彰台を逃したことがない。ただ、アジアの強豪国・地域からの参戦が増えたこともあり、ここ3年は優勝から遠ざかっている
とりわけ今年は、中国が優勝3種目、準優勝3種目で、昨年(優勝3種目、準優勝3種目)に続いて、総合力の高さを証明した
U19日本代表のオランダジュニア戦績(2015~19年)
◆2015年:女子シングルス優勝(川上紗恵奈)・3位タイ(松山奈未)。男子ダブルス優勝(渡辺勇大・三橋健也)。女子ダブルス優勝(志田千陽・松山奈未)。男子シングルス3位タイ(小倉由嵩)。混合ダブルス3位タイ(渡辺勇大・志田千陽)
◆16年:女子シングルス優勝(仁平菜月)。男子ダブルス優勝(小野寺雅之・岡村洋輝)・準優勝(山澤直貴・山下恭平)。女子ダブルス優勝(松山奈未・保原彩夏)。混合ダブルス優勝(岡村洋輝・松山奈未)・準優勝(山澤直貴・保原彩夏)
◆17年:混合ダブルス準優勝(久保田友之祐・岩永鈴)。女子シングルス3位タイ(水井ひらり)
◆18年:混合ダブルス準優勝(緑川大輝・齋藤夏)。男子ダブルス3位タイ(中山裕貴・緑川大輝)
◆19年:女子シングルス準優勝(郡司莉子)、男子ダブルス3位タイ(川本拓真・河村翼)
今大会に出場した日本のU19代表は、この後、続けてドイツジュニアインターナショナルに参戦する
準決勝の結果
【男子シングルス】
(カナダ、第4シード)<11-21,21-13,15-21>リュウ・リアン(中国)ブライアン・ヤン
クリスチャン・アディナタ(インドネシア、第3シード)<18-21,21-13,21-19>(韓国、第16シード)パク・ヒョンスン
【女子シングルス】
(韓国)<13-21,14-21>郡司莉子(日本)キム・ガラム
(インドネシア、第6シード)<9-21,21-8,11-21>ハン・チェンシ(中国、第9シード)ステファニー・ウィジャヤ
【男子ダブルス】
ディー・ヅ―ジエン/ワン・チャン(中国、第1シード)<21-14,21-17>(日本)川本拓真・河村翼
(インドネシア、第2シード)<21-10,20-22,15-21>ファン・イエンジュー/ダイ・エンイ(中国、第3シード)レオ・ロリー・カルナンド/ダニエル・マーシン
【女子ダブルス】
プトリ・シャイカー/ニタ・ヴィオリナ・マルワ(インドネシア、第1シード)<21-19.21-14>(中国、第3シード)リ・イージン/グオ・リージ
(インドネシア、第5シード)<21-19,19-21,20-22>ツォウ・シンルー/ルオ・シーミン(中国)インダ・カヒャ・サリ・ジャミル/ディンダ・ドゥイ・カーヤニン
【混合ダブルス】
ファン・イエンジュー/リン・ファンリン(中国、第5シード)<21-12,21-5>(タイ)シラウィト・ソトン/ポーンニチャ・スワトノドム
ダニエル・マーシン/ニタ・ヴィオリナ・マルワ(インドネシア、第7シード)<21-11,21-11>(韓国)ロ・ミンウ/キム・ガラム
決勝の結果
【男子シングルス】(インドネシア、第3シード)<14-21,21-13,17-21>リュウ・リアン(中国)クリスチャン・アディナタ
【女子シングルス】ハン・チェンシ(中国、第9シード)<21-13,23-21>(日本)郡司莉子

【男子ダブルス】ディー・ヅ―ジエン/ワン・チャン(中国、第1シード)<21-13,21-17>(中国、第3シード)ファン・イエンジュー/ダイ・エンイ

【女子ダブルス】プトリ・シャイカー/ニタ・ヴィオリナ・マルワ(インドネシア、第1シード)<21-19.21-18>(中国)ツォウ・シンルー/ルオ・シーミン
【混合ダブルス】(中国、第5シード)<16-21,16-21>ダニエル・マーシン/ニタ・ヴィオリナ・マルワ(インドネシア、第7シード)ファン・イエンジュー/リン・ファンリン