Three Japanese clear MS first round at last SUPER750 of season

The 5th and the last SUPER750 tournament in 2018 season after Malaysia, Japan, Denmark and France

今シーズン5つ目にして最後の「SUPER750」、中国・福州オープンが開幕。6、7両日で1回戦を終え、同じ格付けのデンマークオープン、フレンチオープンに続き、日本から3人が男子シングルス初戦を突破した

1回戦注目のカードは、ともにレフティの新旧世界王者対決、桃田賢斗対リン・ダン。ただ現時点の力は桃田が上で、第1ゲームを先取した後、第2ゲームは後半点差を広げられるが、12-17から逆転。ファイナルゲームに持ち込ませることなく、ストレート勝ちを収めた。両者は、次週の香港オープン(SUPER500)でも初戦で顔を合わせる

日本2番手の西本拳太は、対戦が予定されていた前世界1位、ビクター・アクセルセン(デンマーク)が右足首故障のため棄権したことで、繰り上がりで出場資格を得た中国5番手、ルー・グアンズと対戦。今シーズン、オーストラリアンオープン(SUPER300)とカナダオープン(SUPER100)で優勝しており侮れない相手だったが、きっちり退けた

初戦で意地を見せたのが4番手の坂井一将。過去2戦2敗のスッパンユ・アビヒンサノン(タイ)に3度目の挑戦。1ゲームずつ取り合い迎えたファイナルゲーム、19-13と圧倒的優位に立ちながら20-20で追いつかれてしまう。その後、何度もチャンスをつかむが勝ち切れないまま28-28。それでも気持ちを切らさず、9つ目のマッチポイントで決め、デンマークのハンス・クリスチャン・ビッティングスに敗れた常山幹太を除き、桃田、西本とともに2回戦に進んだ

今大会と同じ「SUPER750」はシーズン通じて計5大会あるが、前回フレンチオープンで桃田、西本、坂井の3人、前々回デンマークオープンで桃田、西本、常山の3人が、1回戦に勝利している

なお、男子シングルスでは、リン・ダンに続いて、ホスト国期待のチェン・ロンもカンタポン・ワンチェロン(タイ)相手に初戦敗退の瀬戸際まで追い詰められた。しかし、ファイナルゲーム、相手マッチポイント2つを凌いで、何とか勝ち残った

女子シングルスは、日本1~3番手の山口茜奥原希望高橋沙也加は勝ち上がった。しかし、4~6番手の大堀彩、佐藤冴香、川上紗恵奈はいずれも中国選手に敗れ、初戦で姿を消した

このうち佐藤は、2017年以降4連敗中の中国のエース、チェン・ユーフェイを追い詰め20-19、22-21と2度、マッチポイントを握ったが、決め切れず、最後は振り切られた

女子ダブルスは、2回戦から登場の第1シード福島由紀・廣田彩花、第2シード高橋礼華・松友美佐紀を除く3ペアが揃って勝利した

永原和可那・松本麻佑は、9月のジャパンオープンを含め2戦2敗と勝ったことのなかった中国2番手リ・インフェイ/ドゥ・ユエから初勝利。米元小春・田中志穂はファイナルゲーム、アシュウィニ・ポンナッパ/ネラクリヒ・シキ・レディ(インド)に、17-8から9連続得点を許し並ばれる危うさものぞかせたが、切り抜けた。福万尚子・與猶くるみは、アメリカペアを一蹴した

女子とは対照的に男子ダブルス陣は苦戦。園田啓悟・嘉村健士遠藤大由・渡辺勇大は順当勝ちしたが、金子祐樹・井上拓斗と小林優吾・保木卓朗はともに中国ペアにストレート負けした

男子ダブルスでは、◆第5シードのチェン・フンリン/ワン・チリン(台湾)◆第7シードのマッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング(デンマーク)◆第8シードのムハンマド・リアン・アルディアント/ファジャル・アルフィアン(インドネシア)――といった上位陣も1回戦負けとなった

男子ダブルスでは今回振るわなかった小林と保木だが、それぞれ米元、永原と組む混合ダブルスで奮起。世界ランク上位の相手を破って、エースペア渡辺勇大・東野有紗とともに2回戦進出を果たした

日本選手1回戦の結果

【男子シングルス】

桃田賢斗(第1シード)<21-15,23-21>リン・ダン(中国)

西本拳太<21-14,21-16>ルー・グアンズ(中国※リザーブ繰り上がり=ビクター・アクセルセン棄権のため)

常山幹太<10-21,11-21>ハンス・クリスチャン・ビッティングス(デンマーク)

スッパンユ・アビヒンサノン(タイ)<18-21,21-14,28-30>坂井一将

【女子シングルス】

山口茜(第2シード)<21-18,18-21,21-19>ミア・ブリクフェルト(デンマーク)

奥原希望(第7シード)<21-19,21-9>レイチェル・ホンデリッチ(カナダ)

高橋沙也加<21-13,21-9>イサベル・ツォン(アメリカ※リザーブ繰り上がり=タイ・ツーイン棄権のため)

大堀彩<6-21,17-21>ハン・ユエ(中国)

チェン・ユーフェイ(中国、第4シード)<13-21,21-10,24-22>佐藤冴香

チェン・シャオシン(中国)<21-13,21-14>川上紗恵奈

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第4シード)<21-18,21-9>マニーポン・ジョンジット/ボディン・イサラ(タイ)

金子祐樹・井上拓斗<13-21,17-21>レン・シャンユ/オウ・シュエンイ(中国)

遠藤大由・渡辺勇大<21-6,21-5>フィリップ・チュウ/ライアン・チュウ(アメリカ)

ツォウ・ハオドン/ハン・チェンカイ(中国)<21-18,21-13>小林優吾・保木卓朗

【女子ダブルス】

永原和可那・松本麻佑(第5シード)<21-18,21-19>リ・インフェイ/ドゥ・ユエ(中国)

米元小春・田中志穂(第6シード)<21-19,15-21,21-17>アシュウィニ・ポンナッパ/ネラクリヒ・シキ・レディ(インド)

福万尚子・與猶くるみ<21-7,21-4>シドニー・リー/アリエル・リー(アメリカ)

※福島由紀・廣田彩花(第1シード)、高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)は2回戦から

【混合ダブルス】

渡辺勇大・東野有紗(第8シード)<21-19,21-13>リー・ヤン/スー・ヤチン(台湾)

ワン・チリン/リー・チアシン(台湾)<20-22,16-21>小林優吾・米元小春

ツァン・ナン/リ・インフェイ(中国、第6シード)<23-21,16-21,21-13>金子祐樹・松友美佐紀(※リザーブ繰り上がり)

ヨアキム・フィッシャー・ニールセン/アレキサンドラ・ボイエ(デンマーク)<21-23,20-22>保木卓朗・永原和可那(※リザーブ繰り上がり)

日本選手2回戦の対戦カード

【男子シングルス】

桃田賢斗(第1シード)対ハンス・クリスチャン・ビッティングス(デンマーク)

西本拳太対アナース・アントンセン(デンマーク)

シー・ユーチ(中国、第2シード)対坂井一将

【女子シングルス】

山口茜(第2シード)対ツァン・ベイウェン(アメリカ)

奥原希望(第7シード)対ソン・ジヒョン(韓国)

高橋沙也加対ガオ・ファンジエ(中国)

【男子ダブルス】

園田啓悟・嘉村健士(第4シード)対ヘンドラ・セティアワン/モハンマド・アーサン(インドネシア)

遠藤大由・渡辺勇大対リャオ・ミンチュン/スー・チンヘン(台湾)

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(第1シード)対チャン・イエナ/チョン・ギョンウン(韓国)

高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)対フェン・シュエイン/ドン・ウェンジン(中国)

永原和可那・松本麻佑(第5シード)対サプシリー・テラッタナチャイ/プティッタ・スパジラクン(タイ)

米元小春・田中志穂(第6シード)対キム・ヘリン/ペク・ハナ(韓国)

シン・スンチャン/イ・ソヒ(韓国、第7シード)対福万尚子・與猶くるみ

【混合ダブルス】

渡辺勇大・東野有紗(第8シード)対保木卓朗・永原和可那(※リザーブ繰り上がり)

ホー・ジティン/ドゥ・ユエ(中国)対小林優吾・米元小春

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