Ayaka/Misaki completes Premier collection by defeating World champ

Runner-up Mayu/Wakana and champion Ayaka/Misaki ~photo courtesy of Jane Piyatat

中国オープン決勝、ともに日本の現五輪金メダリストと現世界チャンピオンの対決となった女子ダブルスを制したのは高橋礼華・松友美佐紀組。今シーズン、ワールドツアー3勝目を挙げるとともに、昨シーズンまで最上位のスーパーシリーズ(SS)プレミアに分類されていた大会5つのタイトルをすべて揃えた

日本ペア同士の対戦は、準々決勝で世界ランク1位、ジャパンオープン優勝の福島由紀・廣田彩花組を破るなど、世界チャンピオンとして力と勢いを持続する永原和可那・松本麻佑組が優位とみられた。ところが、いざふたを開けてみるとリオデジャネイロ五輪金メダリストの高橋・松友組が圧倒。第1、第2ゲームともに序盤よりリードを保ってストレート勝ちし、インドネシアマスターズ(SUPER500)、マレーシアオープン(SUPER750)に次ぐ、今シーズン3つ目のタイトル(SUPER1000)を手に入れた

また、高橋・松友組は五輪イヤーの2016年、全英オープン、インドネシアオープン、デンマークオープンで優勝。今年に入り、マレーシアオープンと中国オープンのタイトルを加え、昨年まで最上位のSSプレミアに分類されていた5大会すべてを、日本で初めて制覇した

もうひとり、日本から決勝に進んだ男子シングルスの桃田賢斗は、ジャパンオープンに次ぐ2週連続優勝を狙った。しかし、アジア大会(個人戦)で敗れたアンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)を、第1ゲーム19-14、第2ゲーム16-12とリードしながら、攻めの姿勢を崩さず向かってきたギンティンの勢いを押し返すだけの決め手を欠き、逆転され連敗を喫した

勝ったギンティンにとっては、◆リン・ダン(2006、07、09、11、13年)◆チェン・ロン(14、15年)◆ビクター・アクセルセン(17年)◆桃田(18年)――と、1つの大会で歴代世界チャンピオン4人を破っての価値あるタイトル獲得となった

女子シングルスは、8月に世界タイトルを取り戻し「カムバック」を遂げたカロリナ・マリン(スペイン)が開催国期待のチェン・ユーフェイに、初めて対戦したジャパンオープンに続いてストレート勝ち。世界選手権から出場3大会連続優勝を遂げた(※世界選手権後のスペインマスターズは、体調不良のため出場とりやめ)

混合ダブルスでは、ディフェンディングチャンピオンで第1シードのツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン組が2連覇を達成し、中国に唯一のタイトルをもたらした。同時に、8月以降、◆世界選手権◆アジア大会◆ジャパンオープン◆中国オープン――と4大会連続優勝を決め、世界1位の地位を強固なものにしている

上位陣が次々と姿を消していった男子ダブルスは、今年のヨーロッパ選手権を制したデンマークのアナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン組が、中国の伏兵ツォウ・ハオドン/ハン・チェンカイ組をフルゲームの末に振り切り、初めて「SUPER1000」レベルの大会で優勝した

決勝の結果

【男子シングルス】桃田賢斗(第3シード)<21-23,19-21>アンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)

【女子シングルス】チェン・ユーフェイ(中国、第5シード)<18-21,13-21>カロリナ・マリン(スペイン、第6シード)

【男子ダブルス】アナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン(デンマーク、第8シード)<21-13,17-21,21-14>ツォウ・ハオドン/ハン・チェンカイ(中国)

【女子ダブルス】高橋礼華・松友美佐紀(第2シード)<21-16,21-12>永原和可那・松本麻佑(第8シード)

【混合ダブルス】ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、第1シード)<21-16,21-9>ツァン・ナン/リ・インフェイ(中国、第5シード)

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