ALL Japan ends with predictable results in Women’s, a bit of surprise in Men’s

全日本総合選手権は3日閉幕し、今年の日本チャンピオンが決まった。女子2種目では、世界ランクひとケタの山口茜選手と福島由紀・廣田彩花組が勝ち抜けた。男子は、シングルスが今年日本代表から外れていた武下利一選手、ダブルスは故障のため暫時、戦線離脱を余儀なくされた渡辺勇大選手が遠藤大由選手と組むペアが、それぞれ上位を倒し初優勝を飾った

2017年各種目の優勝者は次の通り。【男子シングルス】武下利一(初)【女子シングルス】山口茜(2014年以来2度目)【男子ダブルス】遠藤大由・渡辺勇大(初※遠藤選手は3年ぶり4度目)【女子ダブルス】福島由紀・廣田彩花(初)【混合ダブルス】渡辺勇大・東野有紗(初)――

Akane YAMAGUCHI @archives

このうち女子シングルスの山口選手は、その実力と実績から優勝候補筆頭であったことは間違いない。ただ、今シーズン全体を通じ国際大会で安定して好成績を収めていたが故、スケジュールの関係上、勝つのが容易ではない状況に置かれていた

山口選手は10月、デンマークオープン(17~22日)、フレンチオープン(24~29日)と上位大会スーパーシリーズ(SS)で2週連続決勝進出(結果はともに準優勝)を果たした。いったん帰国し、11月、本拠地とする熊本開催のS/Jリーグ開幕戦(4日)に出場して勝利。その後、再び日本を離れ、中国オープン(14~19日)で優勝。続く香港オープン(21~26日)でも、「(全日本総合は)万全な状態でやりたい、万全でやらないと厳しい」との認識を示す一方、「目の前の試合を精一杯やりたい」と強調し、この種目、日本勢唯一のベスト8入りと結果を残して26日に帰国。29日から全日本総合に臨んだ

香港オープンを終えた直後、BadPaL が全日本総合に向けた抱負を聞いたところ、「これまで一度もプレーしたことがない駒沢の体育館でどのような調整が必要になるか」が自分にとって一つのカギになるとの考えを示した。その上で、連戦による疲労の蓄積を認め、「A代表にいるので、ベスト4には入りたい」と謙虚に述べていた。しかし大会が始まってみると、世界ランク日本最上位の2位につける山口選手は、最大のライバルである日本2番手(世界7位)奥原希望選手不在(1回戦途中棄権)の中、準決勝で4番手(世界15位)佐藤冴香選手、決勝で3番手(世界14位)大堀彩選手を連破し、17歳で初優勝した2014年以来3年ぶり2度目の日本タイトルをつかんでみせた

Sayaka HIROTA / Yuki FUKUSHIMA @archives

高いレベルで実力が拮抗し国内の競争が激化している女子ダブルスは、タイトル獲得に強い意欲を見せていた世界ランク日本2番手の福島・廣田組が有言実行、初優勝した

山口選手と同じく、直前に行われた香港オープンをベスト8で終えた福島選手に全日本総合に向けた思いを尋ねると、「準決勝で(優勝した)福万尚子・與猶くるみ組に敗れた2014年が(全日本の)タイトル獲得の最大のチャンスだった」と振り返り、「その好機を逃した悔しさが、(今の活躍につながる)原動力かも」と語った。今年の意気込みを問うと、「プレッシャーはあると思う」と認めながらも、「A代表に入らないことは考えられない」ときっぱり。壁として立ちふさがる大会2連覇中の高橋礼華・松友美佐紀組に対しても、結果はどうなるか分からないとしながらも、「今年は倒しにいける」と言う。「以前はそう思おうとしているだけだった。しかし今は、1年間上位大会SSを回らせてもらって、勝った試合だけではなく、負けた試合を含めた経験が自信になっている」と説明していた

そして迎えた全日本総合本番、1回戦でベテラン藤井瑞希・垣岩令佳組、2回戦で次代を担う志田千陽・松山奈美組と、難しい同門対決2つをきっちり制した。次の準々決勝では、上位陣から日本代表の座を奪う機会をうかがう成長株の1つ、櫻本絢子・髙畑祐紀子組の挑戦を1ゲーム奪われながらも退けると、準決勝と決勝は、国際大会でしのぎを削り合うライバルペア、米元小春・田中志穂組、高橋・松友組にいずれもストレート勝ち。一発勝負の大会で、誰もが納得する形で日本一の座に着いた

 

Riichi TAKESHITA @archives

対照的に、男子2種目の勝者は「サプライズ」となった。シングルスは、5月に競技復帰が認められて以来、国際大会で結果を残し優勝が有力視されていた桃田賢斗選手を準々決勝、ストレートで降した武下選手。A代表だった2016年から一転、B代表にも残れなかった今年、世界ランクを95位まで落とした28歳は、準決勝で世界ランク日本1番手の坂井一将選手、決勝でディフェンディングチャンピオンの西本拳太選手を倒し、終わってみれば大会を通じて1ゲームも落とさず初めて日本チャンピオンとなり、A代表の座も自力で取り戻した

Yuta WATANABE / Hiroyuki ENDO @archives

ダブルスは、腰痛により8月の世界選手権以降、暫時、戦線離脱を余儀なくされていた渡辺選手が、過去、全日本3連覇(2012~14年)の実績を持つ遠藤選手と組むペアで、現在の日本のトップ2、園田啓悟・嘉村健士組と小林優吾・保木卓朗組を倒して優勝。期待されながら十分な活躍ができなかった今シーズンのうっぷんを晴らすかのごとく、タイトルをかっさらった。今大会で破った上位2ペアのほか、同門の金子祐樹・井上拓斗組が最近活躍していることもあり、優勝以外ではA代表から降格となる可能性もあったが、しっかり踏みとどまり、来シーズンへつなげた

Yuta WATANABE / Arisa HIGASHINO @archives

一方、A代表の数野健太・栗原文音組がエントリーしなかったことで本命不在となった混合ダブルスは、渡辺勇大/東野有紗組が初優勝。渡辺選手の故障により十分な練習ができない期間が続いたが、5月のスディルマン杯で世界1位のツェン・シウェイ/チェン・チンチェン組(中国)を破ったもうひとつのA代表ペアが、面目を保った。なお、来シーズンの混合ダブルス日本代表3ペアは、今大会の結果も踏まえ、18~21日に初めて実施される選考会を経て正式決定される

~Finals~

【Men’s Singles】Kenta NISHIMOTO (A)<15-21,18-21Riichi TAKESHITA

【Women’s Singles】Akane YAMAGUCHI (A)<22-24,21-16,21-19>Aya OHORI (B)

【Men’s Doubles】Yugo KOBAYASHI/Takuro HOKI (A)<21-19,19-21,5-21Hiroyuki ENDO/Yuta WATANABE (A)

【Women’s Doubles】Ayaka TAKAHASHI/Misaki MATSUTOMO (A)<14-21,18-21Yuki FUKUSHIMA/Sayaka HIROTA (A)

【Mixed Doubles】Yuta WATANABE/Arisa HIGASHINO (A)<21-23,21-11,21-8>Yugo KOBAYASHI/Chiharu SHIDA

 

~SemiFinals~

【Men’s Singles】

Kenta NISHIMOTO (A)<21-14,21-16>Kanta TSUNEYAMA (B)

Kazumasa SAKAI (A)<23-25,11-21Riichi TAKESHITA

【Women’s Singles】

Aya OHORI (B)<21-18,21-9>Ayumi MINE

Akane YAMAGUCHI (A)<21-18,21-15>Sayaka SATO (A)

【Men’s Doubles】

Keigo SONODA/Takeshi KAMURA (A)<13-21,16-21Hiroyuki ENDO/Yuta WATANABE (A)

Yugo KOBAYASHI/Takuro HOKI (A)<21-7,21-15>Yuki KANEKO/Takuto INOUE (B)

【Women’s Doubles】

Ayaka TAKAHASHI/Misaki MATSUTOMO (A)<16-21,21-10,21-18>Wakana NAGAHARA/Mayu MATSUMOTO (B)

Yuki FUKUSHIMA/Sayaka HIROTA (A)<21-16,21-16>Koharu YONEMOTO/Shiho TANAKA (A)

【Mixed Doubles】

Yuta WATANABE/Arisa HIGASHINO (A)<21-15,21-14>Yuki YONEMOTO/Haruka YONEMOTO

Yuki KANEKO/Ayane KURIHARA<10-21,12-21Yugo KOBAYASHI/Chiharu SHIDA

 

~QuarterFinals~

【Men’s Singles】

Kenta NISHIMOTO (A)<21-16,21-17>Yusuke ONODERA (B)

Takuma UEDA (A)<21-12,12-21,15-21Kanta TSUNEYAMA (B)

Kento MOMOTA<20-22,15-21Riichi TAKESHITA

Kazumasa SAKAI (A)<21-6,21-10>Yu IGARASHI (A)

【Women’s Singles】

Ayumi MINE21-12,21-16>Yuki SUZUKI

Minatsu MITANI (A)<6-21,21-14,17-21Aya OHORI (B)

Sayaka SATO (A)<19-21,21-18,21-15>Saena KAWAKAMI (B)

Akane YAMAGUCHI (A)<18-21,21-17,21-17>Natsuki NIDAIRA (B)

【Men’s Doubles】

Keigo SONODA/Takeshi KAMURA (A)<21-13,21-11>Hiroki OKAMURA/Masayuki ONODERA (B)

Hiroyuki ENDO/Yuta WATANABE (A)<21-14,21-10>Akira KOGA/Taichi SAITO

Yugo KOBAYASHI/Takuro HOKI (A)<21-16,21-14>Tadayuki URAI/Akira MIURA

Yuki KANEKO/Takuto INOUE (B)<21-13,21-13>Tatsuya WATANABE/Kohei GONDO (B)

【Women’s Doubles】

Ayaka TAKAHASHI/Misaki MATSUTOMO (A)<21-8,21-16>Naru SHINOYA/Chisato HOSHI (B)

Wakana NAGAHARA/Mayu MATSUMOTO (B)<21-19,21-17>Naoko FUKUMAN/Kurumi YONAO (B)

Yuki FUKUSHIMA/Sayaka HIROTA (A)<21-12,15-21,21-10>Junko Sakuramoto/Yukiko Takahata

Koharu YONEMOTO/Shiho TANAKA (A)<walk over>Misato ARATAMA/Akane WATANABE (B)

【Mixed Doubles】

Yuta WATANABE/Arisa HIGASHINO (A)<21-15,21-16>Takuto INOUE/Naru SHINOYA

Yuki YONEMOTO/Haruka YONEMOTO21-18,21-18>Daisuke SUZUKI/Yuho IMAI

Tomoya TAKASHINA/Rie ETO<21-17,17-21,15-21Yugo KOBAYASHI/Chiharu SHIDA

Yuki KANEKO/Ayane KURIHARA21-12,21-13>Tadayuki URAI/Megumi YOKOYAMA

 

Advertisements

No comments yet... Be the first to leave a reply!

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this: