Ayaka/Misaki misses Finals after losing 1st round at Hong Kong SS

First ever Japanese SS Finals champs Ayaka-Misaki lost ‘Dubai race’ this year ended No.3 @archives

スーパーシリーズ(SS)最終戦、香港オープンは22日までに各種目の1回戦を終えた。年間チャンピオンを決める来月のSSファイナルの出場権を争っている日本女子ダブルス3ペアのうち、SSファイナル・ドバイ大会がスタートした2014年から3年連続出場を果たし、最初の年にいきなり日本勢初優勝を遂げた高橋礼華・松友美佐紀組が敗れ、ドバイ最後の年、出場権を逃した

◆インドオープン優勝の米元小春・田中志穂組◆オーストラリアンオープンとジャパンオープン優勝の高橋・松友組◆マレーシアオープン優勝の福島由紀・廣田彩花組――の3ペアは、今シーズン第11戦、前週の中国オープンまで終えた時点で、順にSSランキング1~3位に並ぶ。各種目、SSランク上位8人/ペアが招待されるSSファイナルは、1つの国・地域から出場できる選手の数が、種目ごとに最大2人/ペアに制限される。そのため、香港オープンの結果を踏まえ、3ペアのうち2ペアが出場権を手にすることになっていた

最初に試合をした米元・田中組は、世界ランク30位タイのペアにストレート勝ちし、順当に2回戦へ進んだ。次に登場した福島・廣田組は、僅差とはいえ日本3番手のため、先に負けたらそこで終わってしまうプレッシャーを感じたか、世界28位のデンマークペアにことのほか手こずり、第1ゲームを奪われる。第2ゲームは取り返したものの、ファイナルゲームも劣勢変わらず、14-19と窮地に立たされる。しかしここから負けたくない意地を見せ、勝利が近づき逆に固くなった相手をよそに次々得点し、20-19と追い抜く。再度逆転されマッチポイント(20-21)を握り返されるが、これも凌いで23-21と薄氷の勝利。土壇場で踏みとどまった

最後にコートに立ったのが、今大会第2シードに入った高橋・松友組。初戦の相手は世界ランク89位と低位ながら、実体は世界2位で全英オープン覇者のチェン・イエナ選手と、同7位でリオデジャネイロ五輪銅メダルのチョン・ギョンウン選手を組み合わせたともに27歳、韓国の実力者ペア。2年前の男女混合団体戦スディルマン杯で一度だけペアとして対戦し勝っているが、この日は第1、第2ゲームともに後半突き放され、ストレート負けを喫した

結果として高橋・松友組は1回戦で今大会を終え、この後の試合結果に関わらず、今シーズンの最終SSランクは3位となることが確定した。ただ、米元・田中組と福島・廣田組が2回戦に進んだため、日本3番手となり、1つの国・地域で種目ごとに最大2つに限定される出場枠を、自力でつかむことは叶わなかった。仮に、上位2ペアのどちらかが負傷などにより出場を辞退した場合は、繰り上げで出番が回ってくる

一方、勝ち残った2ペアのうち、4,000点のアドバンテージを持って今大会を迎えた米元・田中組は、続く2回戦にも勝ってベスト8に入ればSSランク1位、日本1番手でのSSファイナル出場が確定する。ただ、敗れてベスト16どまりとなった場合、優勝が条件となるが、福島・廣田組に米元・田中組を抜いてSS1位に立つ可能性が生まれる

女子ダブルスではほかに永原和可那・松本麻佑組が、韓国チェ・ユジョン/ペク・ハナ組を相手に、ファイナルゲーム18-20の劣勢をひっくり返して、初戦を突破している

女子ダブルスの3ペアと同じく、香港オープンの結果次第でSSファイナル出場の可否が決まる男子ダブルスの小林優吾・保木卓朗組と、混合ダブルスの数野健太・栗原文音組は、ともに初戦に勝利したが、ほかの国・地域のライバルも勝ち残っており、まだ「当確」は出ていない

シングルス陣は、女子が、フランス、中国に次いでSS2大会連続でリオ五輪金メダルのカロリナ・マリン選手(スペイン)の前に屈した三谷美菜津選手を除く4人、山口茜佐藤冴香大堀彩高橋沙也加が2回戦に進んだ

男子は、予選繰り上がりの坂井一将選手が、本戦1回戦の相手、ビクター・アクセルセン選手(デンマーク)の右つま先炎症による棄権のため、労せず2回戦へ駒を進めた。本戦から出場の常山幹太選手は、地元香港で連覇を狙うディフェンディングチャンピオン、ウン・カロン選手に力及ばず、敗戦敗退となった

昨年、日本勢で初めて香港オープン優勝を果たし、今年はディフェンディングチャンピオンとして戻ってきた男子ダブルスのエース、園田啓悟・嘉村健士組は、デンマーク3番手のアナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン組にストレートで負け。前月フレンチオープンのベスト16を下回り、今シーズン初の1回戦負けという結果に終わった。なお、園田嘉村組は、昨年い続き、SSファイナル出場権を確保している

日本選手以外では、ともに1回戦で敗れてしまったものの、ケガで長期にわたり戦線を離脱していたタイのポーンティップ・ブサナプラサーツク選手と、インドネシアのニトヤ・クリシンダ・マヘスワリ選手が、かつて主戦場としていたSSに戻ってきた

日本選手1回戦の結果

【男子シングルス】 ウン・カロン(香港、世界9位)<21-10,21-13>常山幹太(世界30位)、ビクター・アクセルセン(デンマーク、世界1位)<棄権>坂井一将(世界25位※予選繰り上がり)

【女子シングルス】 山口茜(世界4位)<21-10,14-21,21-17>キム・ヒョミン(韓国、世界36位)、佐藤冴香(世界13位)<21-10,21-9>チョウ・キンリン(香港、世界416位※予選勝ち上がり)、大堀彩(世界14位)<21-13,21-19>エフゲーニャ・コセツカヤ(ロシア、世界35位)、カロリナ・マリン(スペイン、世界5位)<21-14,21-9>三谷美菜津(世界26位)、チュン・ガンイ(香港、世界19位)<11-21,21-11,14-21高橋沙也加(世界22位)

【男子ダブルス】 園田啓悟・嘉村健士(世界3位)<23-25,16-21アナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン(デンマーク、世界11位)、金子祐樹・井上拓斗(世界13位)<21-17,22-20 >マーク・ラムスフス/マルビン・エデル・シーデル(ドイツ、世界36位※予選繰り上がり)、小林優吾・保木卓朗(世界19位)<21-19,21-16>マシアス・クリスチャンセン/デビッド・ダウガード(デンマーク、世界21位)

【女子ダブルス】 高橋礼華・松友美佐紀(世界1位)<16-21,14-21チャン・イエナ/チョン・ギョンウン(韓国、世界89位)、福島由紀・廣田彩花(世界5位)<15-21,21-14,23-21>サラ・チューセン/マイケン・フォーゴール(デンマーク、世界26位)、米元小春・田中志穂(世界6位)<21-14,21-17>チャヤニト・チャラドチャラム/パタイマス・ムエンウォン(タイ、世界30位)、永原和可那・松本麻佑(世界14位)<21-15,9-21,22-20>チェ・ユジョン/ペク・ハナ(韓国、世界ランクなし)

【混合ダブルス】 数野健太・栗原文音(世界16位)<17-21,22-20,21-13>ツェン・ミンハオ/フ・リンファン(台湾、世界29位)、ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン(中国、世界7位)<21-16,24-22>小林優吾・松友美佐紀(世界44位)、保木卓朗・廣田彩花(世界60位)<21-13,21-10>サワン・セラシンゲ/セトヤナ・マパサ(オーストラリア、世界33位※予選繰り上がり)

日本選手2回戦の対戦カード

【男子シングルス】

プラノイ・ハシーナ・スニルクマール(インド、世界10位)対坂井一将(世界25位※予選繰り上がり)

【女子シングルス】

山口茜(世界4位)対佐藤冴香(世界13位)

プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ(インド、世界2位)対大堀彩(世界14位)

タイ・ツーイン(台湾、世界1位)対高橋沙也加(世界22位)

【男子ダブルス】

ツァン・ナン/リュウ・チェン(中国、世界4位)対金子祐樹・井上拓斗(世界13位)

マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ(インドネシア、世界1位)対小林優吾・保木卓朗(世界19位)

【女子ダブルス】

福島由紀・廣田彩花(世界5位)対シン・スンチャン/イ・ユリム(韓国、世界ランクなし)

米元小春・田中志穂(世界6位)対ウーン・ケーウェイ/フー・ビビアン・カームン(マレーシア、世界16位)

永原和可那・松本麻佑(世界14位)対イ・ソヒ/キム・ヘリン(韓国、世界328位)

【混合ダブルス】

数野健太・栗原文音(世界16位)対保木卓朗・廣田彩花(世界60位)

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