今シーズンも大詰め。年間チャンピオンを決めるスーパーシリーズ(SS)ファイナルの出場権をかけた戦いは香港に舞台を移し、SSランキングで暫定1~3位につける日本の女子3ペアによる生き残りをかけた最後の戦いが始まる
1年で世界12都市を回る上位の国際大会サーキット、SSで得たランキングポイントのみを集計し、各種目上位8人/ペアのみが出場できるSSファイナル。前週開催された第11戦、中国オープンSSプレミアを終えた時点で、日本勢は、女子シングルスの2人(山口茜=SSランク1位確定、奥原希望=世界選手権優勝による特別出場枠)、男子ダブルスの1ペア(園田啓悟・嘉村健士)が既に出場権を確保している



女子ダブルスも日本ペアの出場は決まっている。ただ、SSファイナルでは、1つの国・地域に付与される出場枠は各種目2枠までとの規定があり、この種目、SSランク8位までに日本から4つのペアが入っているが、出場できるのは2ペアのみ。暫定7位につける福万尚子・與猶くるみ組はB代表のため、日本独自のSS出場規定により香港オープンにエントリーできず、この時点で脱落。残る米元小春・田中志穂組、高橋礼華・松友美佐紀組、福島由紀・廣田彩花組のうち、香港オープンで長く勝ち続けた2ペアが生き残る
ただ、米元・田中組は中国オープンで唯一ベスト4まで進んだことで、ベスト8に終わったほかの2ペアより4,000点のアドバンテージを得た。そのため、香港オープンで準決勝まで勝ち進めば、自動的にSSランク1位のまま出場権を得る
女子ダブルス以外の種目では、男子ダブルスの小林優吾・保木卓朗組、混合ダブルスの数野健太・栗原文音組が当落線上にいて、香港オープンの結果でSSファイナル出場の可否が決まる。また混合ダブルスでは、中国オープンでベスト8に入った小林優吾・松友美佐紀組にも、チャンスが生まれた
◆第11戦終了時点の暫定SSランキング(速報値)
~太字はこの時点で出場圏内にいる日本選手。※はワイルドカード(特別出場枠)での出場対象となり得る世界選手権優勝者
【女子ダブルス】
1) 米元小春・田中志穂 (Japan-1) 66640 pts
2) 高橋礼華・松友美佐紀 (Japan-2) 62710 pts
3) 福島由紀・廣田彩花 (Japan-3) 62150 pts
※4) チェン・チンチェン/ジア・イーファン (China-1) 55130 pts
5) チャン・イエナ/イ・ソヒ (Korea-1) 54570 pts
6) クリスティナ・ペダーセン/カミラ・リタ・ユール (Denmark-1) 53140 pts
7) 福万尚子・與猶くるみ (Japan-4) 47910 pts
8) チョン・ギョンウン/シン・スンチャン (Korea-2) 37220 pts
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9) スー・ヤチン/ウ・ティジン (Taiwan) 34080 pts
10) ホワン・ヤチオン/ユー・シャオハン (China-2) 31970 pts
11) アシュウィニ・ポンナッパ/ネラクリヒ・シキ・レディ (India) 30540 pts
12) グレイシア・ポリー/アプリヤニ・ラハユ (Indonesia) 27480 pts
13) サラ・チューセン/マイケン・フォーゴール (Denmark-2) 27220 pts
14) ガブリエラ・ストエバ/ステファニ・ストエバ (Bulgaria) 25600 pts
15) ラウィンダ・プラジョンジャイ/ジョンコンパン・キッティハラクン (Thailand) 24880 pts
【女子シングルス】
1) 山口茜 (Japan-1) 78670 pts
2) タイ・ツーイン (Taiwan) 70220 pts
3) ソン・ジヒョン (Korea) 62480 pts
4) ラッチャノク・インタノン (Thailand) 61300 pts
5) プサルラ・ヴェンカタ・シンドゥ (India-1) 60240 pts
6) カロリナ・マリン (Spain) 59040 pts
※7) 奥原希望 (Japan-2) 48020 pts
8) ホー・ビンジャオ (China-1) 47850 pts
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9) 佐藤冴香 (Japan-3) 43930 pts
10) チェン・ユーフェイ (China-2) 43490 pts
11) サイナ・ネワル (India-2) 40680 pts
【男子ダブルス】
1) マルクス・フェルナルディ・ギデオン/ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ (Indonesia-1) 77630 pts
2) マシアス・ボー/カールステン・モゲンセン (Denmark-1) 65280 pts
3) 園田啓悟・嘉村健士 (Japan-1) 61410 pts
※4) ツァン・ナン/リュウ・チェン (China-1) 60470 pts
5) リュウ・ユーチェン/リ・ジュンフェイ (China-2) 60190 pts
6) リー・ジェフエイ/リー・ヤン (Taiwan-1) 50090 pts
7) マッズ・コンラド・ペターセン/マッズ・ピーラー・コルディング(Denmark-2) 45710 pts
8) 小林優吾・保木卓朗 (Japan-2) 42550 pts
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9) ヘンドラ・セティアワン/タン・ブンヒョン (Indonesia/Malaysia) 41040 pts
10) ウラジミール・イワノフ/イワン・ソゾノフ (Russia) 38800 pts
11) アナース・スカールプ・ラスムセン/キム・アストルプ・ソレンセン (Denmark-3) 37440 pts
12) リッキー・カランダ・スワルディ/アンガ・プラタマ (Indonesia-2) 36720 pts
13) ヤン・ポハン/ルー・チンヤオ (Taiwan-2) 36340 pts
【混合ダブルス】
1) ツェン・シウェイ/チェン・チンチェン (China-1) 58820 pts
2) ルー・カイ/ホワン・ヤチオン (China-2) 57470 pts
※3) タントウィ・アーマド/リリアナ・ナッチル (Indonesia-1) 52140 pts
4) ワン・イーリュ/ホワン・ドンピン (China-3) 45810 pts
5) プラビーン・ジョーダン/デビー・スサント (Indonesia-2) 44360 pts
6) タン・チュンマン/ツェ・インシュー (HongKong-1) 42580 pts
7) クリス・アドコック/ガブリエル・アドコック (England) 42330 pts
8) タン・キアンメン/ライ・ペイジン (Malaysia-1) 39230 pts
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9) 数野健太・栗原文音 (Japan-1) 32020 pts
10) リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー (HongKong-2) 28770 pts
11) ワン・チリン/リー・チアシン (Taiwan-1) 28760 pts
12) リー・ヤン/スー・ヤチン (Taiwan-2) 28400 pts
13) 小林優吾・松友美佐紀 (Japan-2) 27050 pts
14) ツァン・ナン/リ・インフェイジュンフイ (China-4) 26710 pts
15) デチャポン・プアパラヌクロー/サプシリー・テラナッチャイ (Thailand) 26430 pts
16) ソ・スンジェ/キム・ハナ (Korea) 25780 pts
17) ゴー・スーンフアト/シェボン・ジェミー・ライ (Malaysia-2) 25540 pts
【男子シングルス】
1) キダンビ・スリカンス (India-1) 59500 pts
2) ソン・ワンホ (Korea) 57940 pts
3) チョウ・ティエンチェン (Taiwan) 51890 pts
※4) ビクター・アクセルセン (Denmark-1) 49050 pts
5) シー・ユーチ (China-1) 47960 pts
6) ウン・カロン (HongKong-1) 47800 pts
7) リー・チョンウェイ (Malaysia) 45060 pts
8) ウォン・ウィンキ (HongKong-2) 42280 pts
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9) チェン・ロン (China-2) 41480 pts
10) プラノイ・ハシーナ・スニルクマール (India-2) 40510 pts
11) ジョナタン・クリスティ (Indonesia-1) 39890 pts
12) アンソニー・シンスカ・ギンティン (Indonesia-2) 39780 pts
13) ハンス・クリスチャン・ビッティングス (Denmark-2) 39500 pts
14) アナース・アントンセン (Denmark-3) 39160 pts