Kento only Japanese makes semis, others lose to youth

Japan still relies on this man

マカオオープンGPゴールド準々決勝、日本勢で準決勝に進んだのは、同国対決を制した桃田賢斗選手。それ以外は、ベスト4に届かず敗退した

男子シングルスの世界ランキングで現在、日本3番手につける常山幹太選手と同6番手の桃田選手が国際舞台で顔を合わせるのは、これが2度目。1度目は、桃田選手の国際トーナメント復帰第1戦となった7月カナダオープンGPの決勝。この時は、フルゲームの末に常山選手が勝っていた<https://badpal.net/2017/07/17/kanta-a-step-closer-to-next-stage-along-with-saena-and-wakanamayu/

しかし桃田選手はその後、◆USインターナショナルシリーズ(8月)◆ベルギーインターナショナルチャレンジ(9月)◆チェコインターナショナルチャレンジ(9月)◆ダッチオープンGP(10月)――と、下位大会ながら、出場した4大会すべてで優勝。違法賭博への関与で日本バドミントン協会に2016年4月~17年5月まで1年余りの出場停止処分を受け、懸念されてきた試合勘や闘争心を、実戦を重ねるごとに取り戻しつつある

復帰後初のGPゴールド参戦となった今大会では、1、2回戦でゲームを落とすなど、これまでにない不安定さも見受けられたが、日本人対決となった3回戦の対山澤直貴戦、そしてこの日の準々決勝、前回敗れている常山選手との再戦は、きっちりストレート勝ちを収めてみせた

次に待ち構えるのは、前月のデンマークオープンで、リオデジャネイロ五輪金メダリストのチェン・ロン選手(中国)、前世界ランク1位のソン・ワンホ選手(韓国)らを連破しSSプレミアで準優勝を遂げ、いまなお世界トップの実力を維持する37歳イ・ヒョンイル選手(韓国)。5月に競技復帰を果たしてから、これまでに出場してきた下位大会では対戦する機会のほとんどない真の強豪相手に、元世界2位の「いま」が試される

 

桃田選手以外の日本勢はこの日、すべて敗れ、姿を消した。このうち男子ダブルスの松居圭一郎・竹内義憲組は第1シード、格上のリー・ジェフエイ/リー・ヤン組(台湾)が相手で、やむを得ない部分がある。一方、世界ランク20位内にいる大堀彩選手、金子祐樹・井上拓斗組、永原和可那・松本麻佑組は実績、経験ともに下の若手が相手だっただけに、物足りない結果に終わった

女子シングルス第1シード、世界15位の大堀選手は、優勝したチャイナマスターズGPゴールドで勝っていた中国の20歳ツァン・イーマン選手と再戦。第1ゲームは僅差で失うが、第2ゲームをしっかり取り返し、ファイナルゲームも終盤19-16とリードする。しかし、ここから5連続失点でよもやの逆転負けを喫した。世界60位で中国5番手に位置するツァン・イーマン選手はこれまで国際大会で顕著な結果を残していない。ただ昨年、やはり第1シードだったサイナ・ネワル選手(インド)を破ってベスト4に入り、マカオオープンを「得意」としている

また、男子ダブルス第3シード、世界14位の金子・井上組は、世界ジュニア選手権準決勝で久保田友之祐・金子真大組に敗れ、銅メダルに終わったキム・ウォンホ選手(18)が2つ年上のソ・スンジェ選手と組むペア。女子ダブルス世界17位の永原・松本組は、世界ジュニア金メダルのイ・ユリム/ペク・ハナ組(ともに17)と、いずれも若い韓国ペアの前に屈した

 

日本勢以外ではこの日、混合ダブルスで、世界ランク1位と2位のペアを組み替えたツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン組(中国)が、前月のデンマークオープンSSプレミアで優勝と躍進した世界9位タン・チュンマン/ツェ・インシュー組(香港)をストレートで破り、強さを見せた

準々決勝の結果

【男子シングルス】

常山幹太(世界34位)<9-21,15-21桃田賢斗(世界74位)

イ・ヒョンイル(韓国、世界25位)<21-23,21-10,21-11>チョン・ウェイフェン(マレーシア、世界42位)

ズルファルディ・ズルキフリ(マレーシア、世界52位)<15-21,21-18,21-6>シー・クエイチュン(台湾、世界135位)

ウォン・ウィンキ(香港、世界13位)<21-12,17-21,16-21イーサン・マウラナ・ムストファ(インドネシア、世界70位)

【女子シングルス】

大堀彩(世界15位)<21-23,21-16,19-21ツァン・イーマン(中国、世界60位)

パイ・ユーポ(台湾、世界42位)<21-19,21-19>ハン・ユエ(中国、105位)

ツァイ・ヤンヤン(中国、世界91位)<21-18,21-18>イ・ミンジ(韓国、世界166位※予選勝ち上がり)

チュン・ガンイ(香港、世界19位)<21-17,21-18>チェン・スユ(台湾、世界49位)

【男子ダブルス】

リー・ジェフエイ/リー・ヤン(台湾、世界7位)<21-13,21-16>松居圭一郎・竹内義憲(世界117位)

金子祐樹・井上拓斗(世界14位)<20-22,14-21ソ・スンジェ/キム・ウォンホ(韓国、世界79位)

リャオ・ミンチュン/スー・チェンヘン(台湾、世界23位)<17-21,19-21アデ・ユスフ・サントソ/ワヒュ・ナヤカ・アルヤ・パンカルヤニラ(インドネシア、世界61位)

タン・チュンマン/オール・チンチュン(香港、世界29位)<21-15,21-18>パキン・クナアヌヴィット/スパック・ジョムコー(タイ、世界86位)

【女子ダブルス】

ホワン・ヤチオン/ユー・シャオハン(中国、世界39位)<21-19,21-12>タン・ジンフア/チェン・ルー(中国、世界ランクなし)

リー・メンイーン/チョウ・メイクアン(マレーシア、世界24位)<14-21,14-21デラ・デスティアラ・ハリス/ティアラ・ロサリア・ヌライダ(インドネシア、世界ランクなし)

永原和可那・松本麻佑(世界17位)<21-19,15-21,14-21イ・ユリム/ペク・ハナ(韓国、世界117位)

マハデウィ・イスティラニ・ニ・ケトゥット/アンギア・シッタ・アワンダ(インドネシア、世界13位)<16-21,21-16,17-21キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国、世界257位)

【混合ダブルス】

リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界13位)<21-14,21-8>ハン・チェンカイ/タン・ジンフア(中国、世界ランクなし)

ソ・スンジェ/キム・ハナ(韓国、世界21位)<21-15,21-16>タム・チュンヘイ/ウン・ツーヤウ(香港、世界56位)

ヒー・テリー・ヨンカイ/タン・ウェイハン(シンガポール、世界18位)<18-21,10-21チャン・ペンスーン/チア・イーシー(マレーシア、世界31位)

タン・チュンマン/ツェ・インシュー(香港、世界9位)<18-21,18-21ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、世界ランクなし)

 

準決勝の対戦カード

【男子シングルス】

イ・ヒョンイル(韓国、世界25位)対桃田賢斗(世界74位)

ズルファルディ・ズルキフリ(マレーシア、世界52位)対イーサン・マウラナ・ムストファ(インドネシア、世界70位)

【女子シングルス】

パイ・ユーポ(台湾、世界42位)対ツァン・イーマン(中国、世界60位)

チュン・ガンイ(香港、世界19位)対ツァイ・ヤンヤン(中国、世界91位)

【男子ダブルス】

リー・ジェフエイ/リー・ヤン(台湾、世界7位)対ソ・スンジェ/キム・ウォンホ(韓国、世界79位)

タン・チュンマン/オール・チンチュン(香港、世界29位)対アデ・ユスフ・サントソ/ワヒュ・ナヤカ・アルヤ・パンカルヤニラ(インドネシア、世界61位)

【女子ダブルス】

ホワン・ヤチオン/ユー・シャオハン(中国、世界39位)対デラ・デスティアラ・ハリス/ティアラ・ロサリア・ヌライダ(インドネシア、世界ランクなし)

イ・ユリム/ペク・ハナ(韓国、世界117位)対キム・ソヨン/コン・ヒヨン(韓国、世界257位)

【混合ダブルス】

リー・チュンヘイ/チャウ・ホイワー(香港、世界13位)対ソ・スンジェ/キム・ハナ(韓国、世界21位)

チャン・ペンスーン/チア・イーシー(マレーシア、世界31位)対ツェン・シウェイ/ホワン・ヤチオン(中国、世界ランクなし)

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